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チョコの犯人 第9話
知らなかった。こんな過去があるなんて。でも…世界からチョコが消えたら困る人は必ずいる。私やカカオ。それ以外にも。辛い過去があるから罪が軽くなるなんて思えない。
私はベリーに撃たれた。
「っ、痛っ」
「アメール、」
「ガーナ!大丈夫??」
「う”、うぅ、」
パンッパンッ。2発の銃声。エイミーが今度は撃たれた様だ。しかも2発とも。
「あ”ああああっ、!ばかいてええええ!」
「ちょ、!叫ぶなバカ!傷が開くだろうが!」
リックが包帯(らしきもの)を巻こうとしてる時に気づいた。彼、私達を殺そうとしてない…?みんな急所は外れてる。(ガーナは避けようとして転けたから急所に近いとこ当たったよ)
「ねぇ、ベリー、レイニーどうして殺さないの?」
二人にそう問い質した。二人は何も言わない。すると、エンドが飛んで戻ってきた。
「なぁ〜にしてるんだいっ?」
地味に上機嫌でウザいテンションで。
「エンド、」
「さっ☆早く帰ろ〜☆」
「は?」「え?」「なんだって?!」
「レイニー、ベリー、チョコを返してもらおうか?」
カカオが2人に詰寄る。二人は静かに頷いた。
「…どうしてチョコを盗ったの、?」
私が聞くと、ベリーが手を挙げた。
「私達は小さな組織的な動きをしてて、レイニーがボスで私とリューイが右手左手だったの。で、レイニーはチョコが大好きだからって部下がたくさんのチョコを持ってきたの。私も盗ってきたわ。レイニーに喜んで欲しいから。」
「「…え?」」「それだけなの?」「それだけか?」
私とエイミーは似た反応をしてしまう。
「…ごめんなさい、、殺すにしても、レイニーは殺さないで!」
「何言ってんだよ、ベリーが死ぬ未来なんていらない!ベリーが死ぬなら俺が死ぬ!」
「うげぇ〜…」「エイミー、分かるよ、餓鬼だもんねそう思うよね、”本物の愛”を知らないからね」
「なんかそれバカにしてねぇか?」
「アツアツなのはどうでもいいのさ。チョコを返してくれればそれでいい。後は…もう絶対するなよ?次は無いと思った方が身のためだ。」
珍しくカカオが めちゃくちゃ怒った回なのでした。
おまけ!
レイニー達のアジトが透明な理由は特別な構造をしてるからなんだって!
おまけ!2
レイニーとベリーはこの後結婚したよ!マニー一族がこの後名を轟かせたらしい…。
おまけ!3
美味しいチョコが世界に戻ってからもチョコ不足が続いたらしい…。(カカオがなくなってもいいように買いだめしたせいです。)
おまけ!4
アメールは能力を持っているよ!それは人間を改造する施設に入れられてしまったからなんだ…。
おまけ!5
この後アメールは多大なるお金を失ったらしい…。
おまけ!6
ガーナとエイミー、アメールは銃で撃ち抜かれたけど撃ち抜かれてないカカオは音を聞き分け死ぬ気で避けたよ!(リックはそもそも狙われてない)
おまけ!7
このおまけはエピソードの数の分だすよ!(つまり9個)
おまけ!8
レイニーは子供の頃から殺し屋だよ!(12歳から)
おまけ!9
マニー一族とアルカラム一族の協力があるとかないとか…?