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ユナ語尾にゃん&関係者再募集中
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『今回のような場合だと、訴えてもむずかしいでしょうか?』
私は意識を失くすまで酔っぱらったせいで、あの男に嵌められたのだ。
本来なられっきとした犯罪だ。
だけど、自分が異性を挑発するような服装だったことは、誘うような行為として
みなされるかも。
意識がなくなるほど初対面の異性の前でお酒を飲んでいたこと、これも
誘うような行為とみなされる可能性が高い。
彼らから投げ銭を多く貰っていたことでお金のために彼らに積極的なもてなしを
していたと受け止められるかもしれない──
など、改めて自分のしたことを振り返ると、不利な点が多過ぎた。
だが、目の前の警官と職員は何らそのようなことについて、何も言ってこない。
そして、自分も結局何も訊くことができず
『今日のところはこれで終わりにしましょう』と言われ、署を出た。
ただただ、ズシンと身体も心も重かった。
外に出ると、透き通った空から降り注ぐ──
晩秋を忘れたような思いの外きつい日差しに、ぐらりとめまいがした。
例年だと、この季節もう少し気温が低い気がするのだが。
気持ちや体調の問題なのか、迎える秋の気配が実際遅いのか──
どうでも良いことが頭を駆け巡る。
そして──
私は考えることをやめ、自宅を目指した。
◇ ◇ ◇ ◇
翌日は日曜で、何も考えないようにして過ごした。
何かしていないと、すぐにあの日のことを思い出してしまいそうになる。
だから、ケーキを焼いてみたり部屋の掃除をしたりと忙しく動き回り、
疲れると昼寝をした。
でもわかっていた。
たぶん、自分が警察にあの男を訴えると相談しているけれど、どう考えても
それが現実的ではないということを。
悪知恵の働くとんでもない男に引っ掛かってしまった。
反撃しようとすればするほど、更に牙をむかれ傷付けられそうだ。
差し違えるほどの覚悟がないのであれば、泣き寝入りするしかない。
ここは退くしか術がない。
そのように結論は出したものの、私は最後の最後、ダメもとで
法律事務所に相談のメールを出した。
被害者のほうにも多少なりとも落ち度があった場合、どうなるのか──その辺を
知りたかったのである。
コメント
1件
えっと…めっちゃ重くて苦しいエピソードだったけど、里穂ちゃんの心情がすごくリアルで胸が締め付けられたよ…。自分を責めすぎてて読んでて辛かったけど、「ダメもとで法律事務所に相談メール」って最後の一歩を踏み出せたのは本当にえらい。無理に明るく振る舞ってる裏側の心の重さが伝わってきて、次の展開が気になりすぎる😢💔