コメント
5件
ことの発端は、潔が、 カイザーを庇い、交通事故に遭ったこと。 植物状態になった潔は、夢の中で、カイザーとの生活をリスタートします。 なぜなら、起きた時に、カイザーの心が自分から離れることが怖かったから。 だから、カイザーのことを忘れた都合のいい世界で、生きていこうとしています。 しかし、ある日、カイザー(夢)から、言われて、 現実世界で目を覚まします。 そして、そこにいたのは、何も変わっていない、カイザーでした。
はい神 はい好きです カイ潔尊いよぉっ😭え何食べたらこんな神作思いつくんですか??天才じゃん🫵🫵🫵
ユイカ様 コンテスト
、み て く れ て あ り が と 。
目が覚めた。
この世界には、俺がいる。
でも、君はいなかった。
「今日で、123日目、。」
カレンダーに、バツをつけた。
いつからかなぁ。
なんでか、急に、つけ始めた。
ずらりと並ぶバツの数に、へきえきする。
「この世界は、俺にとって辛すぎる。」
君というものを忘れた俺には、
君がいないという事実だけが、心に残り続けてる。
「ぁ ~、授業だりぃ、」
「ん ~?ヨイチくんは、勉強できなのいのかな ~?」
カイザーくそうぜぇっ、
、、事実だから、なんも言えねぇのイラつく。
っ、ダリィ。
いつにも増して、疲れた。
ザザザッ
??「どうした?」
「、、いい加減、忘れさせろよ。」
「もう、疲れたんだよ。」
君の 名前を 俺は 忘れた。
昔、よく遊んでたヤツがいた。
俺は、あいつがいつの日か好きになってた。
なのに、俺は、あいつを。、
暗い病院。
植物状態になった君を想像して。
死にそうだ。
俺も。 お前も。
「おい、苦しいのか?」
誰のせいで。
お前は、俺を恨んでるだろ。
交通事故に遭いそうになった
俺を庇って、
お前は、病院に運ばれた。
心配だったけど、
勇気がなくて
それ以来見舞いにも行かない。
俺が最低なことは、 俺が一番知ってるんだ。
もう、お前の名前を忘れるくらいに、
俺は、この世界の居心地の悪さに、
慣れていた。
カイザー「おい、くそヨイチ。」
なんだよ。
「お前、もう行けよ。」
どこに?
俺に戻る場所なんてないし。
「あるだろ。あいつのとこに行けよ。」
俺は、この世界でいいんだよ。
「臆病野郎。 お前が一番わかってるだろ。」
、行くのは怖いんだ。
「、、あいつの気持ち。一番に分かれよ。」
「恋人だろ。」
ぁぁ、、
カイザー。 また、俺に嘘つかせるのか?
、、知ってるよ。本当は。
あいつの、名前。
でも、俺に。
今更呼べというのか?
どうせあいつも、忘れてる。
「忘れてない。あいつはそんなやつじゃない。」
、、お前も、消えるぞ?
俺が、行ったら。
「いいよ。、。お前が、笑っていられるなら。」
、、仕方ないなぁ。
、泣くなよ。
俺も、泣けてくるだろ、、っ
、あぁ、もう行くよ。
さよなら。
俺も。お前も、この世界も。
「、、ぅ。」
天井は、白かった。
「っ、、!? 起きたのかっ、!?」
「、笑」
「、?何、笑ってんだよ、、泣
心配させやがって、、!」
カイザー、ありがと。
夢の中でも、励ましてくれて。
「夢の中のお前、優しかったぞ。笑」
「はぁ??」
腑抜けた顔したカイザーを、
俺は楽しげに眺めた。
いつか、俺は、交通事故にあった。
カイザーを、かばって。
あれから、何年経ったかな。
カイザーを、愛してた。
寝てても。夢の中でも。
あの、心地悪さに憧れて、
俺は、ずうっと、眠ってた。
君が、俺のこと、忘れてるんじゃないかっ、、って。
でも、忘れてなかった。
よかった。、
ほんと、こっちこそ、ずっと心配してたんだからな。
、、もう離れんなよ。
「ばーか、、愛してる。」
「ぁ、?、、俺も、クソ愛してる。」
きっと、あれは、夢じゃない。