まず#1「記憶と自分」
最初のセリフ、「俺は記憶が無い」は、もう既にコネシマさんがいる世界が夢、もしくは幻や空想であることを指します。その後、「夢を見ていたような気がする」と言っていたのは、現実世界を夢として見たから。あれは"五分前に"彼が無意識のうちに創り出した空想の世界。本人の感情や情景はもちろん本物。だが、他の彼らの行動は、現実であり、現実でなく…つまり、半分ほど現実のようなもの。だから、冷たく接する人がいて、暖かく接する人もいた。例えるならば、「うるせぇよシッマ(笑」というセリフは、現実でも言われたことがあります。
次に、#2「漆黒に堕ちる」
「うるさい」と連呼されるシーンは、夢の中の夢…現実と夢の狭間のようなところです。現実で、「うるさい」とよく言われていたのもあって、夢でたくさん言われて泣きます。そしてそこは夢と現実の狭間。夢にも現実にも影響が出ます。夢の中では起きていた時に泣いていた…なら現実は?というところですが、現実でのコネシマさんは自殺未遂で植物状態です。しかし、やはり涙を流す。そして、この話で触れておきたいのが、空想という真実を決定的にできる場面。泣いてるコネシマさんを前にして、「…(ぎゅ」と、ショッピくんがコネシマさんにハグをしたところです。現実では起こり得ない…というより、あまり怒らない。そして、あれが夢の世界であるなら、次の話でショッピくんの視点が何故あったのか。それはまた次の話のところで言いましょう。
次、#3「純白が輝く」
あそこにショッピくんの視点があったのは、彼が本物で、本物じゃないから。詳しく言えば、中身だけは、彼であった。ショッピくんはコネシマさんを助けるために空想の世界に入り込む。向こうの世界にも自分は居るので、精神だけ取り替える形で、向こうのショッピくんになりすます。そして現実でも何度か同じことがあったため、そのときと同じ対処法を取る。しかしそこでコネシマさんに異常が起こる。コネシマさんは、目の前に砂嵐がかかり、耳にはノイズが走った。そして目覚めたのは漆黒の中。そこで出会った誰かと、心理ゲームで楽しんでいたが、最後に真実に気づく。
#4「永遠に_。」
ものすごく短い回でしたね。「幻覚でも見たんじゃない?」と言い、「…そーかも」と言ったのがバッドエンドの理由です。純白は漆黒を支配する彼が見せた【明日】。明日に欲望がない、ということはこの空間に留まっても何も問題がない…前に進む気がないということ。では、最後のコネシマさんを呼ぶ声は誰なのか。お察しの通り(?)ショッピくんです。ずっと夢に居たが、予想外の展開が起き、現実に戻されて、またコネシマさんに声をかけるだけの日々。最後の気持ちだけは、届きそうで届かず、永遠に闇に包まれました。
最後、epilogue
世界五分前仮説、というのは実在する思考実験の類いのものです。世界も過去も、五分前に作られたものかもしれない、という思考実験です。詳細は僕には理解しがたかったので、ぜひ調べて見てください。彼が愛された記憶、彼が愛されなかった記憶、そう、彼の愛のメモリーは、彼が思い出すことはなく、もう彼の中には真実も事実も残っていません。
はい、もう自分でも書いてて訳分からんです。((
初めて内容が濃い(?)の書いたかも…
ひいさん!!どうでしたでしょう!!