kidside
今日は文化祭。
僕は特に役目はなくて、1人で空いている部屋を探す。
だいたいなにかに使われちゃう。僕のだいすきな屋上も使われちゃった。
kid「こんな退屈な行事なんて無くなっちゃえばいいのに。」
あ、ここ空いてる
〜〜🎶
またギターを弾く。場所が違うだけで全然聞こえ方も違うな。
…..。
アニキは何やってるんだろ…..
会いたい。
その言葉だけが頭を洗脳させる。
気がついたら僕はその教室から出ていた。
アニキはどこだろ。
どうせ人気者なんだろ。アニキだもんね。
なんか
kid「なんか寂しくなってきちゃったな…」
視界が少し揺れる。
泣いてんだ僕。ほんとすぐ泣くよね。
悪い癖。
逃げなきゃ。また、またなんか言われちゃう。
「まじですぐ泣くとかめんどくせえ」
いやだ
「男なのになんでそんなに弱いの〜笑」
なんでって
「泣けば許されると思うな!!」
もう、やめてよ。
ドン
kid「す、すいません…」
ぶつかっちゃった。
fw「おいhr!!大丈夫か?!」
そこに居たのがアニキだなんて思わなかったよ。
こんな姿見せたくない。
アニキまで
kid「アニキまでkidを手放しますか…?」
唐突に出て来た言葉。
変な人って思われちゃったかな。
fw「は、?!手放すわけないやろてかどうしたん」
fw「とりあえず空いてる教室いこか。」
なんでアニキがこんなにもテンパっているのかも分からなかった。
fw「ほら深呼吸して?」
kid「スゥーーーハーーーッ」
fw「えらいえらい」
そう言って頭を撫でられる。
fw「急に泣いちゃってどうしたん?なんかあった?」
言ったらどうなっちゃうかな。
言ってもいいかな。顔なんて見てられない。
怖い。
kid「ほんとにアニキはどこにも行きませんか?」
fw「行かない、だから話してみて?な?」
kid「…kid、寂しくなっちゃったんです。アニキが居ないことに。」
アニキからの返答はなかった。
嫌われちゃったかな。
kid「ごめん、なさい、kid戻りますね、」
fw「まって!!ほんとにそれだけか?」
え?何言ってんだこの人は。
kid「は、はい。」
fw「そんだけ?!そんなんで嫌われるとかないやろ!!むしろ可愛いで?」
また頭を撫でられる。優しい。
fw「kidが昔何があったかは深くまで聞かないけど、俺はhrが思う以上にhrのこと大好きやで。だからそんなんで嫌うとか絶対ない!」
え、ええと
kid「そ、それは告白?ですか…?」
fw「んー、どうだろなあwどっちだとおもう??」
そんなん、そんなんもう
kid「告白の方が嬉しいので告白で…」
fw「せいかーい!両思いだったの嬉しいわ。」
fw「これからよろしくね。」
kid「は、はい…///」
照れちゃうよこんなん。
fw「あー!hr顔真っ赤や!!梅干しみたいや!」
kid「梅干しはまた違くないですか?!」
こんな何気ない会話も全部特別に思える。
最初からもう手遅れだったのかもね。
僕今世界で1番幸せだ。
コメント
3件
マジ感動した🥲
よ"か"っ"た"ね"ぇ"ぇ"ぇ" 泣