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2 - 番外編【ウパラテの愉快な1日】

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2024年12月06日

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番外編【ウパラテの愉快な1日】

ウパさんやラテさんが水炎村に来る前のお話──────


──────ラテさん視点──────

ザクッ、ザクッと、土を踏みしめながら道を進めば、そんな軽快な音共に、私の感情は好奇心で満たされていく。この土を踏みしめる感覚すらも楽しいと思ってしまうほどに。

こんなにも旅を楽しみに思えるのは仲間がいるからだろう。ちらりと隣を見ればうぱさんが鼻歌交じりに小石を蹴りながら私とほぼ同速で歩いてくれる。歩幅を合わせてくれている、ということには気づいたが、それに対しての感謝は喉を通ってはくれなかった。


「次はどこに行きますか?」


私がそう言いながら、地図を広げる。これは、めめさんから貰ったものである。この前、めめ村は一時、解散となったのだ。理由としては、私達があまりにも有名になってしまい、何をしても、有名というレッテルを貼られ、自由を失われたからだ。そのため、治まるまでは各自、自由行動となった。集まるのは、めめさんの一声。それに応じて、私たちはまた集まる。なんて、詩的なことを言って解散した私達だった。数十年後や、数百年後の再開の前に、思いっきり自由を謳歌しよう!そう思い、思うがままに足を走らせている。


「そうですね。ご馳走とか買いません?久しぶりにお買い物とかもしたいですね〜。」


改めて横を見れば、海の浅瀬のような鮮やかな水色は、腰ほどにまでかけて伸びており、くせ毛が目立っている。ウパの象徴とでも言うようなウーパールーパーの角は髪の中にしまい、その上から髪留めをつけて、目立ちにくくしている。どこからどう見ても可愛らしい女の子だが、男である。髪は面倒くさいから、という理由だけで伸ばし続け、一向に切ろうとしない。しかし、水を扱えるため、常に髪や、体は清潔であり、匂いもしない。実に羨ましい能力だ。そんなことを愚痴れば、ウパは負けじと声をはって、私の粗を責め立てる。


「ラテは炎でご飯とか調理できるだろ!?いい加減、俺の分の魚も焼いてくれよ!!」


と、大声で批判してくるものだから私も負けじと声を張りつつ、嫌味を加える。


「ウパが『新鮮な魚うまぁ!』って言ってたから、生で出してあげてるんじゃん!私は焼いた方が好き、ウパは生が好き。ウィンウィンでしょ?」


と、いえばさすがのウパも押し黙り、私の前に少しかげ出してから、腰を直角にして、曲げ


「私の分も焼いてください。」


とまでやってくれたので、仕方ないな〜、といえば、ウパは心底嬉しそうに目を輝かせ、私に飛びつく。


「ありがとう!ラテ!」

「ちょっ冷たァッ!?離せってッ!!」

「離さなーい!」

「おい!?」


こんな馬鹿なことをしつつ、目標にしていた国へと到達する。そこそこ栄えた国であり、主に獣人が住んでいる、との事。それを聞いたウパは髪留めを外し、ピンク色の触覚を露わにする。私も、それとほぼ同タイミングで髪に紛れていた耳をぴょこっと出せば、本来、とまでは行かないが、楽な姿になる。


「よし!行くぞ!ラテ!!」

「そんな気合い入れなくても…。」


と、私の短く切られたショートヘアを触りながら、ウパをなだめる。獣人とは、なかなかに自由な種族で、異国人の私達も快く歓迎してくれた。と、言っても、めめ村であることはバレていないため、幸か不幸か、私たちは自身のお金で宿代を払った。めめ村の時は、基本的めめさんが払ってくれていたのではらい方を忘れかけていたが、何とか思い出し、持ちこたえることが出来た。


「はぁ〜〜〜…」


ボスんっと音と共に、私たちはベッドへダイブする。それを、少し固めのベッドが受け止める。ほのかにする太陽の匂いで、眠気を誘われるが、その前に毛繕いをすることにする。


「ウパ〜毛繕いして〜」

「へーい」


ウパにブラッシング用のブラシを渡せば、少しだるそうに返事しつつも、やってくれるらしく、その行為に甘える。なんだかんだ優しいウパに感謝を述べつつ、ブラッシングタイムを堪能する。この時間はどんな時間にも変え難い程の至福の時間で、これがなければ始まらない、と言っても過言ではなかった。また、ウパの水も程々の水分で、それがさらに絶妙な癒しを生み出している。


「〜♪」


思わず気分が高揚してしまうと同時に、眠気に誘われる。その野生本能の思うがままに私は深い眠りへとつく…。ウパの…ブラッシング…忘れて…た……。

























ここで切ります!番外編出てる時点でお察しだと思いますが、本編は間に合いそうになかったので、代用として書きました。本編はなかなかに不穏になってきたので、減らしたSAN値をここで回復しておいて下さい。地味にめめ村が解散した理由についても述べておきましたので、どーぞご参考程度に!ちなみに、こんなに仲の良いウパラテですが、お互いに好きなどの恋愛感情はなく、あくまで友達として、親友として好きって感じです。この子達(物語)では恋愛要素は無くすつもりでいるので…。ご了承ください。

それでは!おつはる!

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