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今回は武道くん安定の不幸に見舞われるって感じです〜〜はぅい〜〜〜⤴︎⤴︎😆


まぁ、タイトルにある通り『たけみっち体調不良』です!!


早速行きましょ〜!𝐆𝐨✨





何度タイムリープを繰り返しただろう___


もう分からない。

何度も失敗を繰り返したんだ、

何度も何度も…。

同じ失敗はしなかった。だけど、ゲームみたいにクリアしたらレベルが上がってさらに難しくなるみたいな…。

どれだけ頑張っても、守ってるつもりでも何も出来てなくて。無駄な過去を繰り返してきた。




あぁ……次俺は誰をコロすの…?


________________________________

武道))ハッ!!…ハァッハァッ…ハァッ、ハァッ…(あぁッ…俺はまた誰かを……)


今回はまた闇堕ちしたマイキーくんが高い屋上の廃墟ビルから自分で身を投げ命を絶ったのだ。

そして身を投げた彼をを追うように、手を伸ばして自分も自分の身を投げ彼を空中で抱き締めた。


その時彼の顔は少し幸せそうだった。

嬉しかったのだろう。一人ではないという事を、その瞬間に分かったような顔をしていた。


それじゃぁ遅いと言うのに……。




目が覚めて少しの時間が経った。自分のベッドに置いている置時計は午後2時半を指していた。

すると自分の体調が普通では無いことに気付く。

体が熱いのだ。

過去から戻ってきたからか、目が覚めてからというものずっと心拍数が上がっている状態が続いていた。

おまけに頭痛がする。


武道))……だるい…(最悪だ…熱出た……)


熱が出たことに少し絶望する武道に、枕元に置いてあった差しっぱなしの充電器、携帯が鳴った。

電話に出る前に年と日付を見る。

2006年7月4日


武道))…もしもし……

千冬))たけみっち?お前まだ家なのか?

武道))…ち……ゅッ…ゲホッケホッ…!!(くそ、喉もやられてる……)

千冬))たけみっち??どうした…?何かあったのか?

武道))…いや……うん、おれ戻ってきたんだ、

千冬))…もしかして……大人のたけみっちか??

武道))うん…。今日集会?

千冬))ぁ、あぁ…

武道))わかった、今から出る。少し遅れるかもってマイキー君に伝えてくれ。

千冬))…わかった…気をつけてこいよ。

武道))うん…ありがと。



あぁ___だるい______

ガンガンくる頭痛と重く、フラフラする体で特服に着替える。

左腕を通して一休み。

右腕を通して一休み。


ズボンもベッドに座って片足ずつ足を通す。


着替え終わってやっとの思いで1階のリビングに降りる。

食卓にメモが置かれていた。その内容というのは親が出張で4日ほど家を空けるそうだ。

そのメモと共に1万円札が置かれていた。4日だけだと言うのにやや大きい金額だと思ったがこれでやりくりしろとの意味だろう。

というか今はそれほど余裕が無いので、とりあえず体温計と風邪薬を探す。

案外すぐ見つかったので先に体温計を脇に挟む。


ピピピピッピピピピッ__


武道))……はぁ…38.2……


これはもう誰かに移すと悪いし行くのを辞めようかとも思う。

とりあえず千冬に電話をかけた。


千冬))もしもしたけみっち?どうしたよ?

武道))あ〜……ごめん、熱出た…うつすの悪いし今日行くのやめとく、

千冬))確かにお前さっきかけた時もだるそうだったもんな〜、おけ。マイキー君たちに伝えとくわ。

武道))うん、ごめんな

千冬))大丈夫だって。とりあえず集会終わったらそっち行くかんな。

武道))お前なぁ、熱があるから行かねぇって言ってんのにさ〜

千冬))い〜から。スポドリとか持ってくからとりあえず寝とけ。

武道))……ありがと。

千冬))良いってことよ。んじゃぁまた終わったらかける。

武道))分かった。



いつかの未来に千冬は俺を庇ってタヒんだ時があった。

本当、今思い出すだけで気分が悪い……。


今回の件も千冬は俺と共に行動してくれていたな……。

どれだけ梵天のアジトに乗り込むと俺が聞かないので、


松野千冬、三ツ谷隆、羽宮一虎、柴大寿、九井一、乾青宗


このメンバーで乗り込んで、やっぱどんどんタヒんでいって……。

そりゃそうだ。相手は銃などの武器を持ってんだ。喧嘩の実力もそれなりにある。それに対して俺たちは素手、もしくは鉄パイプなのだから。

勝てないのは目に見えていたし、皆もそれを分かっていた。


俺はそんな事を望んではいないのに。生きてくれればそれだけで……


ついてきてくれるのは嬉しかった。

だけどそれ以上に、タヒを目の当たりにするのはもう散々だ。


だけど、それでも皆は俺についてきた。


最後まで生き残ったのは俺と千冬だった。

マイキー君が自身の身を投げ、俺も自身の身を投げた時落下していく時見えたんだ。

覗き込む千冬の顔が。


どれだけ辛かっただろうか。

どれだけ自分を悔やんだだろうか。

どれだけ……。


申し訳なくて仕方がなかった。胸が熱くて苦しくて痛かったんだ。


だから今回は絶対……絶対に___________







あと何回繰り返せばいいんだ?



________________________________


📱))ヴーッヴーッヴーッ


武道))……


電話がかかってきたことに気付き携帯を手に取って手慣れた手つきで電話の相手もみずにボタンを押す。


千冬))終わったから色々買っていくわ。たけみっち今どんな感じ?熱は何度?

武道))………


大人の時の千冬に比べたら少し幼い声。

安心感があった。涙が出そうだ……。


千冬))え゛……もしかして喋れねぇくらい気持ち悪ぃ???

武道))…ぁ、ごめん大丈夫……キツイけど…何とか……

千冬))今何度あんの?

武道))ん〜測ってみる、

千冬))おぅ。


置時計の隣に置いてあった体温計を脇に挟む。

少しして合図がなる。


武道))ん、38.6

千冬))うッわ、思ってたより高ぇじゃん…

武道))さっきより頭いてぇししんどいぃいぃぃ……

千冬))薬は??

武道))飲んだけど効いてねぇ…

千冬))まじか、飲んでまだ1時間くらいか、

武道))そんくらい、

千冬))とりあえず色々買ってく。鍵開いてる?

武道))開いてないと思う……いつものところ隠してる。

千冬))おけ。とりあえず待ってろ、

武道))ん゛ぅ゛……。


電話を終えたあと、色んな感情が込み上げてきた。

いや、千冬の『待ってろ』という言葉でじつはもう結構来てた。

何度やっても俺は大切な人達を毎回毎回コロしてしまう……


頑張らなきゃ行けないのに、

休んでる暇なんて俺には無いのに、

なんで……なんでいつも上手くいかないんだ…。

本当に疲れた、でも今辞めてしまったら…………辞める理由なんて無い。

あっちゃダメなんだ。俺がやらないと。俺がしっかりしないと、俺が、俺が…



涙が溢れ出て止まらない。

おまけに頭痛は激しくなるし、だるいし最悪だ本当……。


神様は俺に何をさせたいんだよ、本当笑えてくる…。




少しして武道は物音で目が覚める。


武道))……ち…ゆ…?

千冬))起きたか。悪いな、うるさくした。

武道))……大丈夫。

万次郎))たけみっち大丈夫?


驚きを隠せなかった。

てっきり千冬だけが来るもんだと思っていた。

少し視線をずらすとそこには、佐野万次郎、三ツ谷隆

2人まで……。せっかく集会休んだのに移してしまったらどうするんだ。

というか、

3人の顔を見るのが少しつらくも感じる。

これは熱のせいじゃないのは一目だ。

皆のタヒに際が脳内でフラッシュバックする。

ふざけるな。

は生きてるんだ。

俺の目の前にいるんだ。

まだ大丈夫なんだ……。


まだ_____。



隆))喉乾いてねぇか?スポドリいる?

武道))ありがとうございます、貰います。

隆))おう。熱、38.6あるんだって?この家冷えピタもねぇな…、

千冬))買って来といて良かったですね!

武道))……勝手に人の家の冷蔵庫見ないでくださいよ…

隆))わりぃわりぃ

万次郎))たけみっち、飯は?

武道))あぁ……すみません、お腹すいてないので…。(目、合わせられない……)

万次郎))……そ、。


もうあんな顔……あんな姿…


隆))けど、少しは食わねぇと。台所借りるぞ。お粥作ってくる。

武道))……ありがとうございます、

千冬))ほらたけみっちデコ開けろ。冷えピタ貼っから。

武道))ん、ありがと。

ピタッとな。

武道))冷た……

千冬))そりゃぁな。

万次郎))……お前なんかいつもと違う…千冬もそう思わねぇ?

武道))ギクッ)……へ、

千冬))そっ、そそんなこと!!熱あるからっすよ……!!!!

武道))そっそそそそうです!ゲホッゲホッ!

千冬))た、たけみっち!飲みもん、ほら飲め、!

武道))あぃ゛がと゛、


そうだ、皆……千冬以外知らないんだ。

何度か行き来していた時話したことはあるけどやっぱ覚えてるわけもない。


万次郎))じゃぁ、なんでさっきから目ぇ合わせてくんねぇの…?

武道))ッ…、

千冬))……(そっか…マイキー君、また…タヒんだのか……。)

武道))そ、んな事ないっすよ……

万次郎))ちゃんと見ろよ。何、俺に隠し事でもしてんの?

武道))……(あ……マイキー君だ………)


武道は無理やり万次郎と目を合わせ、目の前の少しムスッとした万次郎を万次郎だと確信する。

当たり前なのだけれど、やっぱ来るもんがある。


少し涙目なのは熱のせいにしておこう。そうでも思わないと……目に溜まった涙が零れ落ちそうだ……。


あぁ……無理だ …


武道))…は、はは、すみませ…グズッ……

千冬))……ギュッ)…大丈夫だたけみっち。

万次郎))………なんで…何泣いてんの…?俺、何かした?謝るから泣かないでよたけみっち……

武道))違います、マイキー君は何も悪くない。絶対に……悪くないんです…

万次郎))……

千冬))……


中身がアレなもんで正直人前で泣くのは恥ずかしい。

だけど少しの間だけ許して欲しい。

安心したんだ。優しい顔をして優しい目で俺を見てくれるマイキー君の顔を見て、本当に心の底から安心したんだ。

同時に、

同じくらいの申し訳なさと、悔しさが混じってぐちゃぐちゃ。

どうコントロールしたらいいか分からないから、少しだけこの空間にすがらせて欲しい……。


俺頑張るから、

絶対幸せにするから、もう……コロさないから、

ごめんね皆……ごめんねマイキー君…ごめん、千冬、ごめんなさい…ごめんなさい


目が熱くなって、余計涙が溢れ出てくる。




苦しいよ______


武道))グズッ…、う゛ぅ…グス…ぅあぁ゛……

万次郎))ギュッ)……よく分かんねぇけど、詳しくは聞かねぇけど…、お前今本気で頑張ってんだな……。

武道))グズッ、でも……でも何もッぅ、上手くいかなくて…グズッ…うぅ…ごめんなさいッ

万次郎))なんで?なんで謝んの……?

武道))フルフルッ)……んう゛ぅ…グズッ、ヒグッ…ああぁ……ッ


ほんと、悔しいなぁ。


悔しくて悔しくて……もうどうしようもない気持ちで押しつぶされそうだ、

どうしよう、涙も止まらないし、頭痛いし……だるいのに…なんでこんなに感情が乱れるんだ…。

しかもこんな時に限って……。

見られたくない人に見られてるし、千冬は優しいし、マイキー君なんか未来での酷い隈は今無いし、いや、あっても嫌なんだけど……もうなんであんな未来にしてしまうんだろ……。


全部全部…俺のせいだ。



万次郎))…、熱もあるし、多分気持ちが混乱して乱れてるんだな。いいよ。お前いつも泣き虫だけど、今は泣くのが正解なんだろう。

千冬))……大丈夫。俺たち居るから。

武道))(でもどうせタヒぬんだ……この後何かあるかもしれない。事故に遭うのかもしれない。どうせ、どうせ……)う゛ぅ゛、





少しして三ツ谷君がお粥を作って持ってきてくれた。

初め、わんわん泣いてる俺を見た三ツ谷君は(なんで泣いてんだ???)みたいな、少し混乱した顔を見せたがまぁ何かあったのだろう。そんなあっさりした解釈で手元のお粥を差し出す。

せめて二口は口にしろと少し圧をかけられた。

二口でいいのか。とは思ったもののいざお粥を口に運んだ時、とても美味しいという気持ちで少し顔が緩む。

泣き喚いていた顔は少し穏やかになったのだろう。

3人は少しホッコリした顔をした。

だが涙は止まらない。

泣きながら食べるご飯なんて初めてだった。熱がある時や病んでる時は食を口には運ばなかったからだ。

これは3人の食べろ圧によってのちょい無理やりの食事だ。

温かいお粥は心まで暖かくしてくれた。


3人は嬉しそうに優しい顔を俺に向けた。


半分も食べたんだ。もうこれ以上は無理と『お腹いっぱい、』と言葉を漏らすと三ツ谷君はお粥鍋を持って部屋を出る。

それから三ツ谷君が部屋に戻ってくることは無かった。と言うのも、

妹の迎え、夕飯の支度があるからだった。

そう。三ツ谷君も暇では無いというのにわざわざ来てくれて、さらにご飯も作ってくれたんだ。ありがとうの感謝は胸いっぱいにあったがたった一言で終わらせた。

『忙しいのに有難うございます』…と。


それから30分、1時間と時計の針は進んでいくが、千冬とマイキー君は部屋を出る気配は無い。

疑問に思って俺は2人に問う。


武道))あの〜、2人とも帰らないんすか、?

千冬))いやぁ、親出張で居ねぇんだろ?お前一人じゃぁ心配じゃん?

武道))俺もうそんな歳じゃ無いんだけど、(中身も)

万次郎))い〜じゃん。俺もう真一郎に言ってるし。

武道))……(うん、真一郎君もちゃんと生きてる、まだ大丈夫……)

千冬))ってことで泊まるから。

武道))…せっかく集会休んだのに、

千冬))お前の熱は俺には効かねぇよ。

万次郎))それ。

武道))とか言って移っても知らねぇっすよ。


との事だ。

寝床はやっぱ一緒に寝るのはと俺は固く断った所、リビングのソファーで2人は寝るそうだ。

つまり座り寝だ。。

健康に悪いと聞くのだがまぁ2人も帰る気はサラサラないそうなのでもう諦めました。。。


三ツ谷君が作ってくれたお粥を食べて薬を飲んだせいか、少し楽になった。


それなのに、

やっぱ薬の一時的な効果だったことには間違えなく、4時間弱ほどしたらまた熱が上がってきた。

マイキー君と千冬はかわりばんこで風呂に行っていた。

1人が風呂に入ってればもう1人は俺に付きっきりだった。


だんだん熱も上がり始めて今朝と変わらない状態になっていた。

呼吸がしづらい。

寒いし頭痛いし喉もいてぇし……。



千冬))たけみっち、熱計ってみろ。

武道))ゲホッ、コホッ…ん、


ピピピピッピピピピッ


千冬))……上がってきたな。(薬はあと2時間くらいしねぇと飲まれねぇし、)

万次郎))…病院連れていくか。。

千冬))でもこっからじゃ少し遠くないっすか?

万次郎))真一郎が送ってくれると思う。

武道))ァハハッ、大丈夫ッスよ…、

千冬))どこがたよ。

万次郎))…、明日になっても下がらないようなら連れていくからな。(真一郎が)

武道))ゲホッ…は〜い……


正直病院というワードが嫌いだ。理由は単純。

過去に病院に行かないという世界線はなかったほどだ。

そりゃぁ、不良だから病院が不可欠なのは知っているし実際経験してるから痛い程分かってるつもりだ。


嫌になる。

この時代では現在より医療は決して強くないから仕方ないのも知ってる。

だけどやっぱり不安しかない。もうみんな病院とは無縁になって欲しいものだ。

こんな事ほざいても何にもならない。

行動しなければ

俺がいい未来に出来ればもうあんな残酷な世界線を壊せるくらい頑張るしかないんだ。

それしか方法がないんだ。



疲れた────



不意に出た気持ちはどう隠そうか。

決して……絶対に思ってはならないこの思いは自分自身にも嘘をつかなければならない。








力尽きました。。。

続き出すかもしれないし出さないかもしれない!!!

私の気分次第^> <^⭐️















































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コメント

3

ユーザー
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めちゃめちゃストーリー好きです!! 続き作って欲しいです(ᐡɞ̴̶̷ ̫ ɞ̴̶̷ᐡ)

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