誰もいないところで

1 + 4 × 5

ご本人様とは一切関係ありません

1 → 4 ⇄ 5

---

4 side

5 ‖ ちょ ｯ 、ないこ … 待ってや ここ会社 ｯ

4 ‖ うん 、そうだね 。

5 ‖ い 、や ｯ 。おかしいやろ 、せめて家でやろ … な ？

4 ‖ う ~ ん 、ごめんそれは無理かな 。

5 ‖ は 、ぁ ？ ぃやいや こんなんメンバーとかに見られたら終わるやん ｯ …

4 ‖ 大丈夫だって ~ 、今日は誰も来ないはずだから 。

事務所のある一室 。

普段 、メンバーと座っているそのソファに 相棒である まろ を上から見下ろす

ソファに仰向け状態で寝転がっているまろは 、困惑そのものの表情をしていて 。

そんな表情すら 、欲情してしまう 。

5 ‖ ちょ 、ほんま … 事務所では辞めぇや … 。家の方がいいんやけど 、

4 ‖ なら家だったらいいわけ ？

5 ‖ …… そう言っとんよ 。

4 ‖ なら 、尚更無理 。こんな状態で抑えろなんて無理な話だよ 。

ついさっきまでは 、『 昨日もやったから 、絶対やらん 』『 事務所でも家でも 、場所なんか関係ないわ 。何があってもやらんからな 。』 なんて言っていたくせに 。

ほんと 、素直じゃないんだから 。

4 ‖ だって 、楽しそうだと思わない ？ 事務所で 行為なんて 。ドキドキするでしょ ？

5 ‖ ｯ … / ま 、じ ｯ で … !! ‪💢

4 ‖ …… 声 、抑えててね 。まろ

---

4 side

5 ‖ ん ゛ｯ ぁ 、ぃ ゛~ … ♡

5 ‖ も ｯ 、いやや ゛ｯ ぁ ~ …… えぅ ゛ｯ ?!

4 ‖ … はぁ 、♡

俺の下で ずっと喘いでるまろ 。

普段は 、リスナーさんからも イケボだって言われてる人が 俺の下でこんな声出してるって知ったら どう思うだろうね ？

4 ‖ ね ｯ 、中 出すよ … ？ / ♡

5 ‖ んぅ ゛ｯ ぇあ 、♡ !! ぃあ ゛~~ ｯ …

4 ‖ はぁ ｯ 、かわいいね ？

5 ‖ う 、っさいわ … /

ｶﾞﾁｬﾝｯ ＿

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀｯ

4 ‖ …… ぁ ？

『 あ 、りうらくんやん 。おつかれ ~ 。 』

『 おつかれ ~ 、会議終わったとこ ？ 』

『 あ 、そうなんよね ~ 。そういえば 、向こうの部屋に ないこくんといふくんおるよ 』

『 ぁ 、そうなんだ ありがとう ~ 。ちょうど聞きたいことあったからさ ~ 。』

5 ‖ ちょ ｯ ?! りうらおるやん ?!

4 ‖ ………… ぁ 、そういえば りうら来るって言ってたわ … !!

5 ‖ ちょ 、ほんま お前 … !! やばいって 、こっち来るで ?!

4 ‖ と 、取り敢えず まろ服着て … !! こんなとこ見られたら 、やばいって …

5 ‖ ほんまお前 、巫山戯んなよ ｯ …

4 ‖ ごめんじゃ ~ ん … すっかり忘れてたんだし 、

5 ‖ ちょ 、汗かいて 服着るんムズいんやけど ｯ …

4 ‖ ぇ 、あぃえぇぇ … !! やばいじゃん 、もうりうら来ちゃうって …

まさかのまさかで 、りうらが事務所に来た 。

いや 、まぁ うん 。これは完全に予定を忘れてた俺のせいなんだけどね 。

それよりも 、やばい 。まろもまだ完全に服を着れてない 。俺も 、下は着てるものの上はまだ裸状態だ 。

まずい 、メンバーのこんな姿 見られたら完全に終わる 。

『 あ 、スタッフさ ~ ん 』

『 すみませ ~ ん 、ちょっと聞きたいことがあって ~ 』

『 え ？ あぁ 、香水 ？ そうなんですよ !! 今日 、新しい香水付けて来てて ~ 』

『 は ~ い 、ありがとうございます !! ぁ 、ないくんって部屋います ？ 』

『 あ 、そうなんですね 。わかりました 、お疲れ様で ~ す 』

スタッフさんと必要以上に喋るりうら 。

話の内容は 、ただの雑談で 。だけど 、今の俺たちからしたら とても助かる 。

まるで 、りうらが 時間稼ぎしてくれてるみたいな感覚 。

5 ‖ はぁ 、やっと服着れた … 。

4 ‖ お 、俺も着れ ＿＿＿＿

ｶﾞﾁｬｯ

1 ‖ おつかれ ~ 。ぁ 、やっぱり ないくんここに居た ~ 。

4 ‖ お 、おお … 。おつかれ 、りうら 。どうしたの ？

ちょうど服を着れたところで タイミング良くりうらが入ってくる 。

1 ‖ 聞きたいことあってさ ~ 。この会議のことなんだけど ~

4 ‖ ぁ ~ 、これ ？ これはね ~ ＿＿＿

次からは 、ちゃんと誰もいない時にやろ 。

たまには こっそりするのも いいかも 。

---

1 side

事務所の部屋に入ると 、安心したような2人の顔 。

平然を装っているけれど 、バレてないとでも思っているのかな 。

なんとなく 、気づいてたよ 。

まろとないくんが 恋人同士だって 。

本当はあの時 、『 なにやってんのー?! 』って押しかけても良かったんだけど … ね 。

それで 、今のいれいすが終わるのは嫌だ 。

俺が 、我慢すればいいだけ 。

次からは 、俺のいない所でやってよ 。

ちゃんと俺 、傷ついてるよ 。

ℯ𝓃𝒹