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rk × ie .
アンタからの好意は、
俺からしたら恐怖でしか無い。
同居人は俺を金がかかる道具だと思っている。嗚呼、同居人とは、俺が両親と呼びたく無いからそう言ってるだけ。彼奴等は誕生日さえ覚えて居無いそう。唯飯を用意し無いのは違う気もするけど。
「朝食代」
此の一言を相手に伝えれば鈴の成る財布を取り出し一枚の紙幣を手荒に此方へ投げる。別に構わ無いが少しは人間として扱って欲しいものだ。
「なんで〝お母さん〟が貴方にお金を出さないといけないの?〝お母さん〟に迷惑をかけないように働こうとは思わないの?」
頭が痛い。ストレスから来る物だろう。
「義務教育が終わるまでは働けないっていう法律があるから、中学を出たら就職する。それで満足?」
「なに其の態度、〝親〟に向かってそんな口利いて良いと思ってる訳?」
此奴は自分を〝親〟だと思い込んで居るらしい。ろくに愛情を注いで来なかった癖に今更何を。確かに授業参観や病院には連れて行って貰っては居る、唯其れは人間として最低限のマナーだろ。如何やら、根本的な部分から違っているらしい。
「ごめんなさい」
ほら、満足だろ?笑えよ。気を良くしてさっさと仕事に出ろ。
「毎回 〃 ごめんなさいって、思っても居無い事口にされても腹が立つだけ。良いから学校に行ったら?一応学費はあのロリコンが払ってるんだし。」
……彼奴の名前を出すな。
「はい。」
俺は返事を残し荷物を纏めた。こんな所に居ても脳が犯されるだけだからだ。
外へ通じる扉を開ける。今日は異様に陽の光が身体を痛め付ける。俺は、陽の元に出て良い人間では無い。十分理解してる。社会不適合者とは、俺の様な人間を指すんだろ?
一話 、 終 。
cp 要素は暫く無いですね 、 ではまた次回 。
100 いいね から 。
〆