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美月ゆめかだよ〜🌸 第7話読了!もうね、シゲの号泣シーンから淳太が「歯の妖怪」ってボケるところ、完璧すぎて笑ったあとにじーんときた😭💕「一緒に歌いたかった」って本音が出たところでこっちも涙腺崩壊…。最後の「折れるわ!アホ!」ってツンデレ淳太にキュン死しかけたわ〜♡ 2人の絆がめっちゃ伝わってくるエピソードだった!! 続き楽しみにしてるね⋆♡
「…おい。こっちは怪我人やねん、無理さすなや…」
フェス会場の近くの浜辺で座り込んでいた重岡を見つけ、中間は声をかけた。
「おい、もう行くで…」
膝を抱えて顔を埋めている重岡の肩に手を置き、顔を向かせる。
「行くでって…」
「…」
泣き顔どころか号泣フェイスを見られたくなかった重岡は肩をふるって中間の手を払いのけた。
「ブッスやな…、ビックリしたわ…誰やねんお前…。――すみません、人違いでした。ついシゲやと思て…。歯の妖怪とは知らずに…」
平然とボケる中間に重岡は益々膝に顔を埋める。
「シゲー、シゲー?どこ行ったー?」
人を探すようにと奥へ向かって叫ぶ中間。波の音が静かに響く。
「うっさいわ、このボケ!!!」
グスッと鼻を啜る音に中間は「やれやれ…」と苦笑して、小さく言う。暮れていく太陽が赤く頬を妬く。
「きっしょ…」
「嘲笑って“きっしょ”は苛めやぞ! 唇!!!」
嘲笑ったつもりはなかったので「つか…」と頭を掻きながら言った。
「お前のそんな様、シオシオしてんの見た事ないから…。なんか逆に鳥肌立つんよ。―――もうええて、気にすんなって。逆に俺が気ぃ病むわ…」
笑う中間に重岡は顔を埋めたまま、波の音で消えてしまうぐらいの声で小さく言った。
「ごめ…、ホンマに…ごめんなさい…」
その声が耳に届くと、中間は重岡の横にしゃがみ、「ええて」と苦笑する。
「今年、最後のフェスやったのに…」
言葉が波打ち、鼻水を啜る音がして中間は重岡の頭を撫でた。
「また来年あるやろ、――来年も来よな…。」
汗で濡れた髪。汗だくの背中。全力でライブをした時の重岡だ。
「今日…」
小さな言葉に中間は耳を貸す。
「ようやった…、十分やで…?」
ポンポンと肩を叩くと、顔を埋めたままの重岡から小さく言葉が漏れた。
「一緒に…―――歌いたかった…」
その言葉を聞いて、つられて涙が出そうになるのを星が輝きだした空を見上げて耐えた。
「そうやな。また来年一緒に歌おな。―――そんな気にせんでええ。」
その言葉にガバリと重岡が中間にしがみ付き、子どものように泣き始めた。
「…」
やれやれと最初肩を叩いていたが、そのうち…
「いたたたっ、お前!!力の加減っっ」
「うああああぁんっ!!!淳太ぁあぁあ!!!」
大げさな声と、言葉の中に笑い声が含んでいるのを聞きとると中間は「お前、もうええ!!!離せや!!!バカ力すぎんねんっ!!!」と振り払う。
「折れるわ!アホ!!」
そうやって怒って見せると涙で濡れた重岡の顔が笑っていたので、穏やかにため息をついて「ホラ、もう行くで…みんな待ってる…」とそう言って重岡に向かって手を差し伸ばした。
END