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昼休みになると、教室は一気に騒がしくなる。

たまに 耳がキーンとなる程。



「祈、購買行こうぜ」



後ろから 声が飛んでくる。


振り向くと、

瑞希あいつが後ろに立ち上がっている。



「パン まだあるかな。」


「知らない。」



俺がそう言うと、あいつは笑う。

元々よく笑う奴ではあるが、なんだか気味悪い。



「相変わらずだなー、祈ちゃんは笑」


「何が…ちゃん付けすんな 気持ち悪い。」



特に意味の無い会話。

短い会話を交わして、静かに向かう。


そこに着くと、

既に他のクラスの 連中も並んでいる。


この時間の購買は、なんだか少し戦争みたいだ。



「あ、そういえばさ」


「今日 あの子来てたっけ?」


「誰」


「ほら 例の。」



少し 歩くスピードを落として、

一瞬だけ考えてみる。


教室の隅、窓際の1番後ろの席。



「ああ」


「多分な。」



それだけ言って、俺は肩をすくめた。


昼飯を買って 教室に戻ると、

窓際の席に人影が見えた。


綺麗に背筋を伸ばして。


窓の外を見ているのか、こっちを見ているのか

よく分からない。


だけど どこからか、

視線を感じるような気がしている。



「やっぱ 来てるじゃん。」



瑞希が 小さく言う。


俺は頷くだけして、

それ以上は何も言わなかった。





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