あの日からしばらくが経った
いつここから逃げようとしても
怪しまれないように
馴染んでいるフリをした
彼は私のことを見つめると
にやにやしながらこちらを見続ける
毎日のように犯された身体
そのせいで敏感にもなった
腰もいたい、腫れる瞼
もうこんな所では過ごせない
早く逃げなきゃ
でも 彼が家を開ける日なんて早々ない
あるのが珍しいぐらいだ
それほど逃がしたくないのだろう
私は彼に嘘をつき
『あの、家に取りに行きたい物があって』
と言った
もちろん怪しまれたが
「俺も着いてく!」
とだけいわれた
少しでも外に出る機会をつくりたかった
玄関で待たれるという
予想をし、リビングの窓から
逃げ、少し遠いところに行く
まさか窓から逃げるなんて
思いもしないだろう
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彼女が手に入った
あの日から一切悪夢をみる
そんなことはなくなった
彼女は俺のことを救った
救世主
そう言っても良かった
リビングでのんびりとテレビを見ていたら
いきなり彼女が喋りだした
内容は家に物を取りに行きたい
さすがに一人で行かせると
逃げる可能性が増える
もちろん自分も行くと言った
きっと彼女は逃げる計画を作っているのだ
逃がすなんてする訳ない
この前出かけると言って拝見した
彼女の家
探偵のように予想などをつけるのは得意だ
拝見した時には
リビングに人が逃げられそうな窓
2階にも同じような窓
こんな窓の作りなどから
リビングの窓から逃げる
2階の窓から飛び降りる
きっとこの二択だ
飛び降りるだと危うく命を落とす可能性が
ある なんとなくの予想をつけ
リビングの窓から逃げると予想した
もちろん彼女に対するついて行く
そうしたら物を取りに行くなんて嘘
これは逃げるための計画
そんなことはお見通しだ
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ようやく逃げる予定の日が来た
どれほど待っただろう
「さ、行くよ!」
今日の彼はいつもより少しだけくらい
嫌なことでもあったのだろう
家につくと 久しぶりの我が家
ついしばらく眺めてしまった
あ そうだ 今日は逃げるために来たんだ
なんのために来たんだ と
自分に言い聞かせるように足を踏み出した
すると彼は私が思いもしなかった行動を
した それは
「俺も着いてくー」
と言った
『え!』
なんて びっくりして言ってしまう
「なに?別に問題ないでしょ!」
張り切った声で言う
それは出かける前の彼とは別人のようだ
もちろん物を取りに行くというのは嘘
この家には何も無かった
だから誘拐されるあの日買い物に行った
どうしよう 要らないものでも取ろうと
思ったが本当に何も無く
手に取るものなんて虚無しかなかった
「はやくしなよ、何してんの?」
と彼が私の前に現れ 聞く
「まさか、物を取りに帰るなんて嘘
そんなわけないよね」
少し声を低くして言われた
思わず足が逃げてしまう
彼は一般の男性に比べ
身長は低い
私も女性と比べると
背は低く
彼は私よりも足がはやい
もちろん彼から逃げれるはずもなく
気づけば気を失っていた
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やはりそうだ
ものを取りに帰るなんて言うのは嘘
昔は名探偵に憧れ謎を解くのは得意だ
ってことを彼女に言ったのに
彼女は逃げようとした
俺は足もはやい
すぐに彼女に追いついた
フードを掴んで首を絞める
そうしたらしばらくして意識を失った
彼女の家には何も無い
自分の家に連れて帰り
彼女の手足をきつく縛る
秘部に小刻みに動くローターを入れる
入れただけなのに彼女は寝ているのにも
関わらず 可愛らしい声をもらした
『い”ッふ”♡』
刺激は足りないだろう
弱さ1なんてイキたくてもイケない強さ
このまま観察したいな
なんて思いながら彼女を何度も見つめる
『えっ”あぎょ”さ♡なん”でッ♡♡』
彼女は起きた
「あぁ、起きた?おはよう、いい夢は見れた?」
『や”ッ♡♡こ”れと”めッ♡♡』
「逃げようとした人が何言ってんの?」
『はッ♡に”げよ”うと”し”てなッ♡』
「はぁ、俺嘘つかれるの嫌なんですけど」
『あ”ぃッ♡』
「そっかぁ、敬語使ったら○○ちゃん嫌だもんねぇ?」
『な”んでッ”わか”ッて”んの”にッ♡♡』
「○○ちゃんが逃げようとしたからー
お仕置(耳元」
『ひ”ッ♡♡』
「まぁ、ばいばい
また”明後日”に会おうね」
『は”ッ♡”あさ ”っ て♡』
「うん 明後日 ばいばい 笑」
ガチャ この音が辺りを包んで 私は孤独になった
『う”ぅッ♡』
泣きたい 逃げたい
でも 手足も縛られた状況では
何も出来ない
『ひ”ぅッ♡ ぅ”あッ♡』
明後日… あと何日耐えればいいのだろう
… 私はただ 困っている人を 助けただけなのに
そう心の中で思ってしまう
これ以上考えれば次あの人が来た時に
思わず口をすべらしそうだ
、、、 私はもう何も考えない
、、、 考えたくない
、、、 私には”彼しか”いない
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「はーあ そろそろ
”洗脳” できたかな」
この前の本で見た通りだと
弱さを1にして 頭を弱くする
わざとらしく敬語を使う
自分しかいないというのをその人に思わせる
こうすれば 洗脳 ができるらしい
○○ちゃんは ただでさえ敬語を使われるのが嫌だから 効果は いいのかな
放置さえしてれば 自分しかいないと 思われる
こんなこと ”兄貴” に教わったなー 笑
一体どんなことしたのか
「… いつかは 俺だけの ものに なってくれるのかなー 笑」
興奮が 抑えきれない
でも それほど
”愛してあげてる”
ってことだよね
「俺だけの ○○ちゃん 愛してるよ♡」
隣から聞こえる彼女の喘ぎ声を
聞きながら
俺は寝た
はいもうへた(?)
なんなん??皆さんに何日も待たせといてこれ??は???
もう泣きたいですね😭
てことで!!次回隈取さん編であいましょーう!!!
コメント
9件
ずっと待ってましたー!!!ほんと、最高です(>ࠔ<)
続きが見たかったから幸せっす☆39!!
わーお( ö )♡♡