昔 兄達とは離れ離れになった
小学一年生の夏
母と公園に向かっていると
津波が来るほどの大地震が来た
その時は近くに俺の小学校があった。
俺は小学一年生で足もそこそこ早かった
だが母は35で体力もない
そして母は後ろを見た
するとすぐそこに
波が来ていた
『お母さん!逃げて!』
俺は大声で叫んだ
だが、母は逃げ遅れ、波に飲み込まれた
津波から数ヶ月後
俺は小学二年生になった頃に家に戻った
兄達とは11歳差で兄達は他県に行っていた。
家に帰ると
父に『お前なんて生まれて来なければ、母さん達は俺達と逃げれていたのに』
俺は”イラナイコ”だった。
父に捨てられた5日後
よく分からないお姉さんに
『私達のところ来る?』
『きっと、気に入ってくれるよ』
と、言ってくれた。
俺はついていった。
するとそこには
沢山の子供がいた
高校生くらいの子もいれば
赤ちゃんもいる
『ここは私達の家!』
『君もここで住む?』
俺は頷いた
そこから数年後
俺は中学生になった。
突然家に誰か入ってきた
『本当に、ここに冬弥がいるのかい?』
『うん。ボクと杏が拾ったの』
『冬弥……何処だよ……』
『なんでこんなところにいるんだ…』
紫に水色のメッシュの男性
オレンジに少し濁った黄色のメッシュの男性
黄色とオレンジのグラデーションの男性
その3人は見覚えがある
🌟『冬弥〜?』
☕️『杏姉さん!どうかしました?』
🎀『今日から、君はここを出て、お兄さん達と暮らしてもらうことになったんだ』
🎈『冬弥。久しぶり』
☕️『なんで…俺の名前を…』
🥞『実の兄だしな。』
⭐️『さぁ、家に帰ろう』
☕️『いや!俺は杏姉さん達のところで暮らす!』
🎀『ボクらも、今は類達のところで住んでるよ。』
🎮『冬弥…何処か行くの…?』
🌟『…寧々ちゃんも行こっか。』
俺は寧々と一緒に児童養護施設《おうち》から出ていった
コメント
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おお✨どんどん新作が出てくる✨楽しみ!