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赤side
赤 なんかっ、くらくらするっ、
俺は1人暮らしをして初めて体調を崩した。
恐らく昨日クーラーをつけっぱなしで布団もかけず寝てたからだ。
ほんとばかだ…、
とりあえず誰かにきてもらおう
そう思って俺は親友の黄くんにLINEを送った。
赤 「黄ちゃん」
赤 「家きてほしい」
彼からすぐに既読がつき、返信もきた。
黄 「どうした?熱出た?」
俺は返信すらまともに出来ないほど体のだるさに襲われていた。
黄 「とりあえず今から行くね」
そんなメッセージも見れず俺は倒れてしまった。
目が覚めるとベッドにいた。
黄くんが移動させてくれたのだろう。
少しまだ体調は悪いが歩けないほどではなかったのでリビングまで行った。
リビングには作業をしている彼がいた。
黄 あ、赤起きた?よかった
なんて言いながら彼は抱き着いてきた。
あったかい..。
赤 黄ちゃん、ありがとね
黄 ううん、大丈夫
黄 体きついでしょ?家事とか全部してあげるから赤はゆっくりしてて?
赤 ありがと、でももう俺よくなったよ!フラッ
黄 よっ、と..
黄 無理しちゃだめ。たまには甘えて?
赤 えぇでも悪いし..
黄 いいの、赤は寝てて
黄くんは優しいなぁなんて思いながら俺は頷いた。
こんなに優しい親友をもったなんて俺はなんて幸せ者なんだ..
俺はお言葉に甘えて床に寝転がった
床と言ってもカーペットを敷いているので痛くない。
黄 こら、床で寝ちゃだめ
なのにそう彼は注意してきた
俺は歩くのめんどくさい。そう伝えた
ほんとは体がだるすぎて、あまり動きたくないからなのだ。
そのことを彼は知っていたのか、俺を抱っこしてベッドまで連れて行ってくれた。
赤 ねぇ、ほんとにいいのに
黄 きついから動きたくなかったんでしょ
黄 僕そのくらい分かるからね
黄 嘘ついてもバレバレだよ笑
やっぱり彼は分かっていた
すごいなぁ、笑
黄 ん、寝ててね、おやすみ
赤 うん、おやすみ
そう告げ、俺は目を閉じ、一眠りをした。
目が覚めるとそこには温かいお茶とお粥が机にあった。
恐らく、黄くんが置いてくれたのだろう。
黄 赤、起きた?
赤 ぁ、うん、今起きた
赤 それより、これありがとね
黄 ううん、大したことしてないよ笑
黄 1人で食べれそう?
赤 黄くんたべさせて
そう意地悪で言ってみた
そしたら彼は顔をほんのり赤く染めて俺の口の中にお粥をいれてくれた。
お粥も無事完食し、おかげで体調ももう優れた。
ほんとうに黄くんには感謝しかない
“いつか絶対恩返しをしよう。”
俺はそう心に決めた―。
没。