中二の冬。
私は、同性愛者だった。けどこんなこと誰にもいえなかった。嫌われるのがとても怖かったから。だけど1人の女の子に恋をした。とても愛らしく、可愛らしい、華奢な女の子。その子とは仲が良く、その女の子は私の事、 ただの仲のいい友達 という関係しか思っていないだろうなと思っていた。いつも4人でいるグループだったから私はその関係を壊したくなかった。告白したとて、キモがられたらどうしよう、一生仲良くしてくれなかったらどうしようとかネガティブな方にいって、辛くなっていく。まぁ恋愛感情として好きになるなんて一生ないだろうな。
「ねえさくらって同性と付き合える?」
その時息が詰まった。
その子はいわゆる姫女子で私は腐女子であり同性愛者。腐女子のことは彼女は知っていた。けど同性愛者は知らない。
(どうしよう。言おうかな。好きって。でもこれで関係が切れたらどうするんだ。)考えた時にはもう私は口に出していた。
「どちらでもかな。」
と。いちばん嫌な答え方だろうな。そう思った瞬間 彼女はこう言った。
「えーそうなんだ。わたし見るのは好きだけど自分は嫌かなー笑。」
呼吸が苦しくなる。こんな時に聞きたくなかった。でも私は仮面を被ってしまう。
「そっかー笑笑」
あぁ最悪だ。そりゃそうか。同性なんて普通に考えて嫌だよな。そう考えてるうちに目から涙が出てきそうになる。
「さくら?どした?」
彼女は泣いてることにきづいてなかった。それに私は。
「なんにもないよ笑ちょっと御手洗行ってくるー!」
あ、また逃げた。最悪だ。私は泣いてしまった。泣きたくなかった。嫌になる。あーあ笑
私の恋終わったな。
またね。
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