テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
lrfw - 1549字
注意書きやめました。めんどくさくて。
諸々禁止です🙂↕️
カーテンの隙間から差し込む柔らかな光に目を細めながらぼんやりと天井を見上げた。ふと、いつもならもうないはずの温もりを隣に感じて横を向くと、 そこには愛しの恋人が心地よさそうに眠っていた。
「……珍し」
思わず小さく笑う。 普段なら不破っちのほうが早起きで、俺が 目を覚ます頃にはコーヒーを淹れていたり、ソファでスマホを触っていたりする。 だからこうして寝顔をゆっくり眺める機会は意外と少ない。
長い睫毛。 少しだけ開いた唇。
いつもはへらへら笑って人をからかってばかりのくせに、寝ていると美術作品みたいだ。
綺麗…… いや むしろ…
「かわい」
無意識に零れた言葉に自分で少し驚く。 二十八歳の男を見て可愛いなんて。 けれど今は本当にそう見えた。 仕事の相談に乗ってくれたり、体調を気遣ってくれたり。 年上らしいところを見せてくれることも多い不破だからこそ、この無防備な姿が妙に新鮮だった。
そっと前髪をかき上げる。 さらりと髪が指を滑った。
起きない。 ならもう少し。
頬を撫でると、 柔らかな感触に胸の奥がじんわり温かくなって癖になる。
好きだなぁ。
そんな当たり前の感情が改めて湧いてきた。 少し身を寄せて額にキスを落とす。 続けて瞼に、そして 頬に。
「……んん?」
やば、 起きるか?
そう思った瞬間、不破っち がゆっくり目を開いた。 数秒、ぼんやりと俺を見つめると 状況を理解したらしい。
「……なにしてんの」
少し掠れた寝起きの声。これもまた新鮮だった。
「いや」
「いや、ちゃうやろ」
不破っちは珍しく耳を赤くしながら目を逸らした。
「俺、今起きたんやけど」
「うん」
「なんかめっちゃ触られとった気がする」
「気のせいじゃね?」
「嘘つけ」
ふは、と不破っちが笑って、なんだ本気で怒ったわけじゃないのかと何故か安心した。 嫌そうではない。 むしろ少し嬉しそうだ。
「ロレさぁ」
「ん?」
「俺のことめっちゃ好きやん」
「……今さら?」
「いやぁ、ここまでとは思わんかった」
くすくす笑いながら肩を震わせる不破っちを見ていたら、なんだか先ほどの己の行動が今になって恥ずかしくなってきた。
自分からやったくせに急に照れがきやがった。
「だって不破っち寝てたし」
「寝てたら何してもええん?」
「別に変なことしてねぇだろ」
「ほーん?」
にやにやとした顔。 完全にからかわれている。俺 が眉をひそめると不破っちは楽しそうに笑った。
「かわええなぁ」
「誰が」
「ロレが」
そう言って少しだけ距離を詰めてきた不破っちが俺の 肩に額を預けながら小さく呟いた。まるで誘うように。
「俺も好きやで」
不意打ちだった。 照れもなく言われた一言に心臓が跳ねる。
「……朝からずりぃって」
「お互い様やろ?」
そう言って笑う不破っちの頭を俺は乱暴に撫でた。 けれど離す気はなくて。 結局そのまま二人でもう少しだけ布団の中にいた。
今回のお話のお二人は、友情の延長線上にある恋人って感じでかきました。普段あまり可愛いだとか好きだとか言い合わない、甘えたり甘やかしたりしない、いつもかくお二人より少し大人なお二人です。
そして今初めてibfwを書いてます。
結構しっかりめのセンシティブを書いてます。
センシティブを書くのは恐らく一年半ぶりとかで、普通のお話書くときより遥かに難しくて…🥲
ibfw自体はlrfwと並ぶくらい好きなので自給自足できたらいいのですが…
お楽しみに👋🏻
コメント
2件
空間甘々で最高でした😭👏✨
レアさん、第1話読了です。おはようのシーンから一気に日常の温かさが溢れてて、「可愛い」って言葉のやり取りが本当に愛おしかったです。寝顔をじっくり眺めるロレくんの気持ちと、照れながらも素直に「好き」を返す不破くんのバランスが絶妙でした。しかも「友情の延長線上にある恋人」って設定、めっちゃしっくりきました。ibfwも楽しみに待ってますね!