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第6話 - 紅茶と昨夜の話(リア主出没あるよ)

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2025年02月27日

#オリキャラ！

#別世界線

封印の月

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封印の月

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俺は1週間近く部屋にいたらしい。カレンダーが剥がされている。時間っていうのは早いな。

部屋を出ると、甘い香りが漂ってきた。多分……紅茶、かな？

まぁまぁ紅茶は好きだし、リビング行くかな。誰が淹れてるのかは知らないが。

リビングの扉を開ける。そこには月桜が紅茶を淹れていた。

よっしゃ。紅茶は月桜かガーレのどちらかが淹れた方がうまいのよ。封魔と母さんもうまいけど。

「紅茶くれ」

「元より封悪にあげるつもり、はい」

「………ありがと」

お互い言葉は少ないものの、なにかと通じている。

てか、俺が来る事分かってたのかコイツは……怖いな、エスパーかよ。

月桜って結構勘が鋭い。病院生活の時とか、後5分後に封魔来るって言ったんだ。

マジで5分ピッタリで封魔が来たんだよ。んで次、母さんが2分後って言ったんだ。

そしたら2分ピッタリで母さんが来たんだよ…………封魔も俺もドン引きしたよ………。

ま、ともかく冷める前にいただくか。ん、やっぱうまい。

しばらく飲んでなかったからか、この味が懐かしい………気のせいかもな。

それとも…………これが、最後だから…………かな。

さて久々の紅茶もらったことだし……………あ、何もする事ねぇわ。どうしよ(･_･;

おいおい、メタいがこのままじゃネタ切れって事で書く事ねぇぞ……どうすんだよマジで(ｰｰ;)

まぁ流石に読者を困らせるような事はしないだろうし。取り敢えず思いつくまで部屋で寝てよ。

(あ、マジでネタ切れっス……すいません………byリア主)

(思いついたお☆byリア主)

そういえば、なんか封魔達が昨夜に話してるのを見たんだよな。

内容までは聞こえてこなかったけど、何話してたんだろうな…？ま、“今”の俺には関係ない。

聞いても聞かなくても、消える事は変わりない。でも、ちょっと気になるかも…………。

ーーーーーーーーーーーーーー昨夜〜月桜視点〜ーーーーーーー

寝ようとしたら無月に呼ばれた。断ろうとしたけど、封悪の話らしいから行く事にした。

リビングに行くと、封魔とガーレ、レーレイが既に揃っていた。どうやら私が最後みたい。

「んで、封悪の話なんでしょ？話の内容は？」

私は椅子に座って眠気を抑えながら無月に聞いた。意外にも、少し考えてから言った。

「んー………いやね、また封悪が何かやりかねない気がして……」

成程ね。この中で最年長の無月は妙に勘がいい。

実をいえば、封悪が飛び降りる前、無月は家にいたんだけど

「封悪が大変な気がする……」

って言って部屋にいた私とガーレを連れて封悪が飛び降りた屋上近くに来たんだよね。

んで見事に当たったんだよ。無月がいなければ封悪は助かってなかったかもしれない。本当感謝。

そんな事考えてると、

「しかし……何かやりかねないって仰りますが…具体的な対策法って出来ない気が……」

「そうだよ母さん。だって僕らが目を逸らした隙に姿消してるんだよ？どうにもならないよ」

レーレイと封魔がそう言った。確かにそうだ。

いつ何するか分からない封悪にどう対策しろと言うんだよ……。

なんか言おうとかなって思った時、無月が言った。

「対策じゃなくて、こっちが備えてればいい。自由にさせておいて監視する。一番いいでしょ？」

それを聞いて少し驚いた。“対策”じゃなくて、“バレないように監視”するのか。

なら、GPSだのなんだのすればいい。すっかり忘れてた。ちょっと慌てすぎたかな？

「それなら、本人がいない時にPCとかの検索履歴………見てみない？」

私がそう言うと、無月は頷いた。封魔とガーレ、レーレイも頷いた。

みんながいいなら、いない時にちょっと見てみるかな。手をつけた事がバレないようにしないと。

じゃないと、私含めみんなどうなることか………ダメだ考えただけで怖いわ。考えないでおこう。

話が終わると、ガーレとレーレイは部屋に戻っていった。封魔も部屋に戻った。

私も部屋に戻ろう。そう思って立った時、部屋に戻る無月にこう、言われた。

「もし私と封魔でも、何も出来なかったら………その時は、任せたよ」

その時、私は頷く事しか出来なかった。何も、聞けなかった。

無月の事だ。明日、聞こうとしても話を逸らすだろう。何もなかったかの様に。

これ以上深掘りするのはやめよう。そう、何回も言い聞かせたがやっぱり気になる。

封魔と無月でも出来ない………なら私でも出来ないはずなのに……。

「どうして…………私に……………？」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー封悪目線ーーーー

何話してたんだ？本当に…………めっちゃ気になる。

盗聴器、封魔達の部屋に仕掛けてみるかな。家中に仕掛けてみよう。録音しとこ。

なんか、俺にとって嫌な予感がする。

PCにロックかけておくか………何が起きるか分からんし。後は………色々やるか。

「絶対に、消えてみせる……………邪魔するなら…………」

「…………………道連れだ」

その時、俺の目から……“光”が消えた様な気がした。

封悪の消滅まで、後　5週間