この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
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向井side
カボチャ特有のほんのり甘くてコクのある香りが鼻腔を擽る。目の前のポタージュをスープカップによそい分けてパセリをほんの少し散らしたらもう可愛い。彩りってやっぱ大事やんなあ
「おっしゃ出来たで~!!!」
『え、待て待てなん…これすごくね?!全部作ったの?』
「せやで~俺出来る男やからなぁ」
『出来る男すぎるわ、流石俺のこーじ。愛してる』
「俺も愛してんで……」
『…俺もあi』
「無限ループやん」
今日はハロウィンてことで、恋人とハロウィンパーティ。ミイラみたいにした肉巻きおにぎりやら色合いそのままのカボチャのポタージュやらお化けを型どったチーズを上に乗っけたサラダやら、可愛い料理をその他諸々調子に乗って作った。ちゃんとお菓子も作ったし。紫とオレンジのマフィン作ったんよ、俺らのメンカラハロウィンすぎてほんまかわええ…
『写真撮りてえけどあったかいうちに食べてえ…』
「ほなちゃっちゃと撮って食べよーや!」
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『ぁ”~マジでうまかった、ご馳走さま!』
「ほーい、お粗末さまでした~」
『今度は一緒に作りたいな、また教えてくんね?』
「もちろんええよ!手取り足取り教えたるわ~」
さぁてそろそろお菓子タイムしてもええかな。ふっかさんがお腹いっぱいにならん程度によそっとったから多分いけると思うんやけど
「あ、デザートっちゅーかお菓子作ったから一緒に食べん?」
『え!そんないっぱい用意してくれてると思ってなかったんだけど、わら』
「あんま大したアレとちゃうけどな笑」
上にかけたチョコやらアイシングやらを固めるために冷やしていたマフィンを冷蔵庫から出すと向こうから「なんか目ついてね?可愛い~!」とかなんとか聞こえてきていた。言うてるふっかさんのがかわええて。そんな可愛い恋人の所へ可愛い俺らカラーのお菓子を持っていく
『ほい、どれでも好きなん取りや!』
「んー…じゃあこのオレンジの子。見て、こーじに似てる」
『俺食われるんかい笑』
「一番好きなの食べたいじゃん?」
あかん、こんな歳にもなって普通にきゅんとしてもーた。ほんまこの人俺のツボようわかっとるわぁ、とかなんとか考えながら紫のマフィンを手に取ると隣から声が上がった。彼は彼でさっき取ったマフィンを頬張ってるから呂律が回ってないと言うか、わやくそ
『それほれみはい』
「ん?これふっかさんみたいやって?」
『ん。』
「そりゃふっかさんイメージなんやもん、似るやろ笑」
『俺のこと大好きじゃん、わら』
「好きに決まってるやん、こんなかわええ彼女他にどこにおんねん」
『もーやめろよ急に、照れるから、わら』
照れ隠しのように笑いながらマフィンにかぶりつく彼も可愛らしかった。ちょっと口の端についちゃってるんもポイント高い。俺似のマフィンは既に原型を留めていなくてなんか複雑な気分になったけど、そいつもふっかさんに食われるんやったら本望やろ
『ん、そいやあれ言うの忘れてた』
「あれてどれや、なんかあるん?」
『いや、トリック・オア・トリート。お菓子くれなきゃ悪戯するぞーって』
「ほい」
『いやもう貰ったからいいわ、わら 明日の朝も食べて良い?』
「ええよええよ、明日の朝も一緒に食べよな」
『ん、ありがと』
ふとここで思い付いた。トリック・オア・トリートて俺からふっかさんに言うたらどうなるんやろ。今日まで仕事立て込んどってなんも買ってへんやろうし。…悪戯しても許してくれるんやろうか
「なぁふかさーん」
『ん?』
「トリック・オア・トリート」
『…やべ、』
「お菓子くれんと悪戯すんで?」
『…明日まで待っ』
「ハロウィンは今日だけやんか、待たれへんよそんなん~」
『まあそうだよねー…わら』
「ほな悪戯やなあ」
『…お手柔らかにね?』
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『ちょ、こーじお前っ、♡どっち、もは…ダメだろ、♡』
「えーでも悪戯する言うたんに止めんかったのはどこの誰やったっけ?」
手元の突起をピン、と弾いて彼に問いかけると気持ちいいのか腰が反る。開発のかいもあってすっかり色づいた胸飾をコリコリと弄りながら張り詰めた彼の前をぐちゅぐちゅ扱く。先端から絶えず溢れる先走りは水飴みたいにとろみがかっていた
『ねえこーじ待って、ん…っぅ、く、♡ぃ、イッちゃう、から、!』
「イけばええやんか、ほら我慢せんと早よ出しや♡」
既に我慢汁でぐちゃぐちゃになったそれの先端を指の腹で痛くない程度にぐり、と押せば俺の指と彼のものの間から白濁が漏れ出る。出して少し柔くなったそれをもう一度扱きだすと再び硬さを取り戻していく
『…こーじ、後ろ、』
「ん?何ぃ、後ろ?」
『…後ろも触って欲しい、』
「ふは、ふかさんはほんまかわええなぁ♡」
いつだったか忘れたけど前と後ろ同時に愛撫していたら頭馬鹿になるかと思ったじゃん、って怒られたから今日はそれはしない。前を弄っていた手を孔の方に滑らせ、あえて中には入れず縁をくるくるとなぞる。綺麗に縦に割れて少しぷっくりとした孔はそこをなぞるものを欲しがっているのかひくついていた
『ねぇこーじ、指いれてよ、』
「なん、さっき触って欲しいて言うたんに、今度はいれて欲しいん?わがままやなあ」
『ほんとに触るだけとか思わねえじゃん、俺は中にほしーの』
「ごめんて、そんな顔せんといてや」
心底物足りないと言った表情で此方を見詰めてくる彼の期待にやっとこさ応える気になった。縁をなぞっていた指を先だけ侵入させるとあっという間にくぷくぷと飲み込んでいく。いつもこうやって入ってるんだな、何て思ったり
「…俺のもこうやって受け入れてくれてんねや」
『ん……はぁ、?急に何、言って…んの、』
「入ってくの見て思ってん」
内壁を探るように擦っているとある一点を掠めたタイミングで彼の身体がほんの少しだけ跳ねる。気持ちいいって全身で言っとるようなこれがかわいくて好き。毎回この反応を楽しみにしてんねんな
『ふ、ぅ…ぅ”~~~♡ん、っは、そこ、気持ちぃ、』
「せやなぁ、ここ気持ちええな。これもええんとちゃう?」
とんとん、と一定のテンポ感で前立腺を叩くと入れている時とは似ても似つかない感覚に目を白黒させている。眉を顰めて少し腰を浮かせた彼は抗議するように俺の手に彼自身の手を重ねた
『…っ?!や、♡ちょ待っ、やぁ、だ…これやだ、♡』
「これやなん?良さそうなのに」
『これ絶対直ぐイくやつだし、、』
「イッたらええて言うてるやん」
『潮吹きたくねえの!』
ふぅん、潮吹きたくないんや。なら潮吹かんでもイけるように特訓してやらなあかんかな。さっきまでの2回の射精で多分彼の精液はだいぶ薄くなっていたから、前でイこうと思ったら間違いなく潮に変わるやろうし、やっぱ後ろ開発するしかないな
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奥まで自身を挿入してゆっくり彼の中を行き来する。一点に力は集中しないものの俺が動く度に長く続く痼への刺激に彼の身体は甘く震えていた。強くも弱くもない微妙な力加減のこの刺激に、彼はもう耐える気力なんて無いんだろう
『あっ、ん…は、ぁ…♡ぁ…も、イきたい、っこーじ、イかせて…♡』
「でもこれ以上イったら多分潮出んで?」
『それはやなんだ、って…』
「ほな後ろでイこか」
『は、?』
開発されきった彼の身体なら中からの刺激だけでイくのも多分さほど難しいことではない。抽挿を段々速めながら時折口付けたり、胸飾を軽く舌で転がしたり甘噛みしてみたり。そうこうしているうちにまた彼の手がシーツにシワを作ったから、限界が近いと予想して彼のものに手を伸ばす。そのまま律動は止めず、彼の身体が少し反応した瞬間手元にあるそれの根本をぎゅ、と握ると驚いたような声と共に中が思いっきり締まった
『ぇ、何、?!ぃ、あ…♡お、く…締まっ、』
「やっぱ中イキ出来るやん、ふかさん頑張ったなぁ」
『は……恥ずいからそういうこと言うなよ、』
それよりも恥ずかしいことなんていくつもしている筈なのに頬を赤らめる彼は相変わらず可愛かった。そんな彼を知っているのは俺だけだと思うと愛おしさが溢れ出てしまって、ぎゅーっと抱き締めて頭を撫で回したら怒られた
『ちょ、ぉ…前、まだ入ってんだよ馬鹿ぁ!!』
「ごめん好きが溢れてもーて、笑」
『いやまあ、それは嬉しいけど…ってか頭!禿げるから!』
「これもあかんの?!」
しょんぼりしていると優しく頭を撫で返された。嬉しいけど俺はあかんのにふっかさんはええんかいと思っちゃう。理不尽やなと思いつつも大人しく撫でられているとふっかさんから後悔を覚える一言が飛んできた
『あ、そういやお菓子一応買ってるからな』
「え!ほな悪戯したんあかんかったやん…」
『…いや手出してほしくてわざと言ってなかっただけだし』
「えっ……撫でてええ?ありがと」
『おま、お前禿げるから撫でんなって!!わら』
翌日ふっかさんは禿げて…は、いなかった
コメント
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さいっっっこう😍😍🧡💜