…
「…きなさい!起きなさい!」
なんだ、うるさいな
「琥我!起きなさい!」
その瞬間、一気に記憶が蘇った…
「…おはよう」
「なによ、なんか急に凛々しくなったじゃない」
自分の名前は白銀琥我、「元」異世界人だ。訳あって魔王を倒して若くして亡くなった…けど、現代の日本に転生してきた。
「ご飯用意してあるから、下降りてきなさいよー」
「分かった」
今現在この体は小学生の様だ…さて、久しぶりに学校に行こうか
「にしてもこの体…動きやすいな」
(階段を駆け下りる音)
「ご飯食べたら学校行きなさいよー」
「いただきます」
懐かしい…クリーミーな目玉焼きにザクッと食欲をそそる音を出す食パン、酸味を引き立てるケチャップ…異世界の頃は苦い草を食べて生活していた頃と違って充実した生活に戻ってこれた。何か目から熱いものが溢れてきそうだ
(涙が落ちる音)
「あ、あんたどうしたの?!」
「いや、なんでもない」
おいしすぎてつい泣いてしまった、本当に久しぶりのごちそうだ。
「それじゃあ、行ってくる」
「はいよー、気を付けて行ってくるのよー!」
あぁ、久しぶりの現代の空気だ…この体の記憶にある車とかいう馬車の上位互換が存在するらしい
「まったく、現代にはつくづく驚かされる」
「なーにブツブツ喋ってんの!」
「いった?!」
こいつは豪金龍華というやつらしい…にしても
「お前は手加減を知らねぇな!?」
「ふっふっふ!お前に手加減しても倒れるだろーw」
煽り性能レベルマックスかよ
「まぁいいや…学校に行くか」
新たな物語を始める!
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