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「…あ、ネビルじゃないか。おはよう。」
「あはぁ、どうも?今日は機嫌が良いですね~」
「は?あぁ、もういい…さっきから頭が痛むんだ。コーヒーを取ってきてくれるか?」
「逆効果だと思うんですけどね?まぁ、僕も飲みたいのでいいですよ~」
コーヒーを淹れるのも、慣れたものだ。
初めのうちは、ちょっと失敗してよく怒られていたことを考えると…成長していますよね?
「はい、どうぞ~」
「ん、助かった、けど…はぁ、またあの馬鹿野郎、O-01-67に抑圧作業って…全く、とんでもなく頭が悪いんだな。これだからあの気狂いは…。」
「あは、どうせ脳みその使い方を知らないんですよ~。しょうがないですよね。」
「…そうかもな、じゃあ、ちょっと行ってくるよ。どうせ普通判定を出せばいいだけの話だろ。」
「…えぇ、そうですね。」
また管理人のお遊びが始まったと思うと、少し微妙な、なんとなく嫌な気持ちになる。
確かに生き返るし、何の問題もない…と言えばそうなのだけれど。
ちなみに、僕は虫が苦手だ。特に、足がたくさん付いてるような奴が。
メイソン先輩は見事普通判定を出してきたようだ。
O-01-67から贈り物を貰っている。メイソン先輩は作業が上手だけど、運が悪いかも!
…まぁ、どうせ悪判定を出そうが良判定を出そうが、結局普通判定が出るまで作業させられていたんだろうし、一回で済んだならむしろ運がよかったと言えるかもしれないけど。
「ただいま…はは、これからどうなると思う?」
「ふふっ。どこの作業に行かされるか、ですか?」
「うん、そう。私はO-02-101かなぁ、だって一番近いからさ。」
「じゃあ、僕はF-01-69で。どっちでしょうね?えへへ。」
指示が来た。
おっと、どちらでもなかったらしい。O-04-100だったようだ。
「おぉ、そう来たか。まぁ、ちょっとは面白かったかな…行ってくるよ。」
「ふふっ、さようなら。」
ふと、最後に気になったことを聞いてみることにした。
というより、口から勝手に出た。可哀想、聞くつもりもなかったのに。
「……これ、何回目ですか?」
「……16回目かな?」
メイソン先輩が弾けた。
いや、腹を突き破って何かが出てきた、そういった方が良いのだろうか?
とにかく、吐き気がする。僕は足の付いてる虫が特に嫌いだからね!
特に指示もないので、普段通りEGOを取り出した。こんな武器を持ったところで、僕に何が出来るんだろう?
妹も守れなかったクセにね、はは。