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父から逃げて1ヶ月半たった頃、両家話し合いの末、ようやく父が離婚に同意した。
父「養育費は払ってやるからまたいつか子供らに会わせろよな」
母「・・・これにサインして、私が出しておくから」
父「おい、聞いてんのか、ったくよー」
母は1人で役所に行き離婚届を提出した。
母は今でも7月9日が近づくと言う事がある
離婚の日は忘れもしないと・・・
その日は母が泣いてるのと同じぐらいの雨の量で、泣く(7月9日)日だから神様が一緒に泣いてくれているのだと思ったと聞いた。
離婚後すぐ母は引っ越した
祖母「なんでこんな直ぐに引っ越すんやー
もっとゆっくりしてからでもええやろーに」
母「お母さんに迷惑はかけへん、1人でもこの子達をしっかり育ててみせるから」
ウチの家系は1度決めたことは曲げない主義であったため母は祖母に何を言われても引っ越すのを止めず実家から1時間半以上かかる都市へ引っ越したのであった。
母「私があなた達を守るからね、誰よりも幸せな人生にするから」
母はこの時そう誓ったのであった。
これからたくさん辛いことが待ち構えており、里が胸に大きな傷を残すことになるのだがそれはまだ20年以上先のことである・・・