吸血鬼の館

『行くよ！！』「はぁ～い。」

ギィ　バタン ゴドン

〔助けて…〕「え！誰！」〔やめてください！！吸血鬼様！！〕

〔お願い！逃げて！！！！〕バダン！！！！！『きゃ！！』

【ようこそおいでくださいました。】

女の子が吸血鬼につかまれて口をふさがれてる…

助けなきゃ…! 怖い。足が動かない…

【私の館は広くてさびしいのでお客様はとても大歓迎でございます。】

海斗…　チラッ 「あ…あ！あああああ…」海斗…！

『こんにちは。吸血鬼さん。女の子を離してくださる？』

【ふむ。それは却下するね。】「どうしてですかぁ…！？」

【食料がなくなっちゃうしね。】『じゃあ吸血鬼パックはいかが？』

【それはすぐになくなっちゃうだろう？】

『そうだけど….』「じゃ、じゃあニンニク投げよう」ボソッ

『そうね』 『じゃあ！ニンニクどうぞっと！！！』

吸血鬼に向かってニンニクをなげた。【ぐああああああ！！！】

【クソガキィ！！！！！！】吸血鬼が女の子を離した。

「はやく逃げよう！！！」『そうね！！』〔ありがとう！助けてくれて！〕

バサッッ！！

【まて！クソガキ！！】『やば！ニンニク捨てて来たよ！！』

【お前らも私の食料にしてやる！！！】

「お姉ちゃんが！」『きゃーーーー！！つかまっちゃった！やだやだやだよ！』

〔ああああ…!や、やめて！！〕【ほう。お前が私の食料になる。と言いたいのかい？】

〔ええ。そうよ。その子を離して！〕【いいだろう。じゃ！お前も食料になれ！！！】

〔その子を離してよ！！〕「お姉ちゃん！！！」『海斗！！！』

【じゃあ仲良くあの世で話せるといいなあｗ！】

ガチャッ

〈出口はこちらです！〉「おねえちゃん！」『海斗！行きな！！』「ごめん。ありがと！」ダッ！！

「ふー!今日も吸血鬼様にお食事を与えられた！」「あ、おにいちゃんだ」「よーし！」