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#魔法学園パロ
Sora🫧🐋
66
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memi(めみ)
ーーーーーーーー
おふいべ開催記念✨「短編集①」にある学パロを
期間限定で一つの枠に集めました。
今月末までは どなたでも閲覧可能です
ほんとそのままをコピペしてますので読み返しがてら
お時間潰しにどうぞ
ーーーーーーーー
※学園パロディ 最終回※
☃️🍌←メイン
🦍🍆🐷🐱🐏 全員出てくる
🐏さんだけ、一番最後にちょろっと…
学校だからモブも沢山いたりする。
好きなだけ書きたいことを詰め込んだら
長くなっちゃった…
お時間有るときぜひお読みください
※SNS含むシェア全て🆖
※作者の妄想作品
※ご本人様無関係です※
※ノット センシティブ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
軽音部 部室ーーー
「あれ、窓開けて練習するん?」
「あーなんかエアコン壊れたっぽいぞ」
「は?!マジ」
今の時期エアコン壊れるとか終わってるやろ
後でドズルさんにお願いしに行かななぁ
なんて思いながら全部の窓を開けていった
「んじゃあ、今日は学祭で歌う曲の練習するか〜」
「おー!」
〜♪♪〜
発声から音出し、一通りのチューニングを終えて
一曲目を歌いきってみる
いつもは窓を閉めとるから音が部屋中に溜まってたけど
今日はちゃう… 出す音全てが外に出ていって校舎全体に響いているようやった…
「なんか、いつもとちゃうね〜」
「そうだなw」
メンバーと話し合いながら細かい調整をして
次はこれにしようかと選んだ曲
「あ…この曲」
「この曲さ去年ぼんじゅうる先輩とおらふが歌ったやつだよな」
「そうやねぇ…懐かしい笑」
「まさかゲリラライブするとは思わなかったよなぁ〜」
「まぁ僕もビクビクしながらwあの時間まで過ごしとったしね」
「はははっwwwだろうな…んじゃぁやってみるか〜」
ワン、ツー、スリー…スティックのカンカンカンとなる音
その合図でイントロが流れる
思い出すなぁ〜、去年の学祭
僕がおんりーと出会った日…
ーーーーーーーーーーーー
初日の学際も終わってクラスの片付けをしていたら
MENが話しかけてきた
内容はさっきのおんりーの事で、あの後大丈夫だったか?って
めちゃくちゃ心配してた
「大丈夫、あの後落ち着いてめちゃくちゃ楽しかったって言ってたで」
「マジ?…ならよかったぁ……まさか、あそこまでなるとは思ってなくて」
「まぁ、本人もホラー耐性が弱いって言ってたから笑」
「そかそか」
「あ!そうや、おんりーあの後アンケート書いてくれてたで笑」
「お!マジか!!」
クラスの出し物は参加してくれたお客さんにアンケートに答えてもらって、 その投票数が一番多かったクラスが学際最終日に表彰されるシステムがある
ちなみに僕達にもその権限はあるんやけど
投票は自分たちのクラス以外とルールが決まっている笑
やから、おんりーの答えてくれたアンケートは僕達にとって
かなり貴重な一票やった。
「明日もおんりー来んの?」
「おん、約束した」
「へぇ〜、…あれ、でも明日っておらふくんステージあるよな」
「…そうなんよなぁ、昼からステージに上がるんやけど…僕がおらん間おんりーが一人になってしまうから心配でさぁ」
「うーん、なら俺がその間おんりーの側居ようか?」
「え!マジ?!」
「明日は俺何も予定ねぇし、”おらふくん”が良ければ…な笑」
MENはニヤァと笑って
俺の方を見てくる
ん?なんで僕が良ければなん???
そこはおんりーなんちゃうん??
「あれれれ〜〜、この俺が気づかないとでも?」
「な、なんなん?!MEN」
「ふふふッ……おらふくん、おんりーの事好きになったんじゃねぇの?」
「ッはっ、え、ぼ、ぼく、MENに話したっけ?!?」
僕が慌てて確認すると
MENは首を横に振って「ちげぇ、ちげぇ…これよ、こーれ」と言って
自分の鼻をヒクヒクさせながらニヤリとまた口角を上げた
「は、鼻ぁ??」
「そ、俺は獣人だぜぇ??人間の僅かな匂いの変化に気付かないとでも笑」
「え、は?に、におい?!?ぼ、僕から?!」
「そwwwまー、おらふくん香水付けってし、ホラー屋敷の時には気付かなかったけどよぉ〜今の時間は香水も匂いとんでて…し〜〜〜っかりと、匂い出てますぜ〜」
クンクンと自分の服やパーカーを脱いで確かめるけど
全然わからへんっ…
どっから匂いがするん?と聞くと
「そいつぁ、企業ヒミツだなwww」ってガハハとMENは高笑いをした
「で?どうよ、俺がおんりーの側にいても大丈夫なのかよ」
「……べ、別に大丈夫やで。MENは僕の友達やし…」
「ほーん…もし、俺が『おんりーの事好きになっちゃった!』とか言ったらどうする??」
「はぁっ!?!それはアカンっ!!!」
「っぷははははwwwじょーだん!冗談だってwwwんな、怖い匂い出すなって…安心しろ、俺が側にいて変な虫を追い払うからよwww」
「…………ぅ゛ぅ〜」
また匂いの話…
くそぉおお…MENには何にも隠し事できへんやんかぁぁあ!!!
でも、おんりー可愛いし…変や虫寄ってこられても困るし
MENなら大丈夫やろ…
「MEN…明日、おんりーのことお願いします」
「おう、任せとけぇ〜」
「ちょっと!おらふくん、MENくん!片付けてるんだから!!!口より手を動かして!!!!」
「やべw」
「ごめんやってー」
僕ら二人は手を止めていた分
その後はすごい速さで教室を片付けていった。
ーーーーーーー
学祭二日目
校門前に行くと昨日とまた雰囲気の違うおんりーがそこで待っとった
(そっか…昨日は姉さんと回る予定やったからラフな格好やったんか…)
今日のおんりー…めちゃくちゃ可愛いんですか???
いや、昨日のラフなスタイルも可愛かったけど…今日の少しかっちりめスタイルもおんりーの雰囲気と合っててめちゃくちゃ可愛いんですが???
後少しで話しかけれる距離なのに
おんりーを遠くから眺めてしまって足が進まへん
絵になるなぁとか、今日もアホ毛可愛いなぁとか、
あ、スマホ見てるぅ〜とか…
♪♪
(あwww)
スマホが鳴って見てみたら、おんりーから「着いたよ」ってスタンプ
(すまん、おんりー…ここから見てたわッ)
ニヤつく顔に気合を入れて僕は声を上げた
「おんりー!!お待たせっ」
声をかけたら、ニパァッ笑うおんりーの顔
…うーーーん、可愛いッ
ーーーー
「今日はどこから回るの?」
バッグのショルダー部分を握って
おんりーが僕の持ってる学園マップを覗き込んできた
「んー、今日は演劇部から!!!ぼんさんからチケット貰ってん」
「演劇部??……ぼんさんって昨日のサングラスの??」
「そそ!ぼんさん、あー見えてめっちゃ凄いんよ」
ぼんさんの入っとる演劇部はめちゃくちゃ凄い
何がすごいって…うーん、兎に角凄いんよ笑!!!
大道具に小道具…音響に衣装に兎に角全部凄い!!!
その舞台の上で演技をするぼんさん達の演技
初めて見たときは息をするのを忘れるくらい没入して
最後は涙が止まらんかったなぁ…
「そうなの?」
「もうね…ホンマにあのぼんさん??って言いたなるよw」
「へぇ〜〜そうなんだ」
演劇部は年に数回、大きなホールを借りて上演したり
春には新入部員を入れた新人公演とかもしてて
ここら辺じゃめちゃくちゃ有名なんよね
チケットなんてすぐに完売するから僕ら生徒ですら入手困難っていう
レアチケット!!!
そんなチケットをなんで僕が持ってるか…なんやけどさ
昨日の片付けが終わって帰る頃、ぼんさんに呼び止められてん
「ちょっとー!!おらふくん、今日一緒にいた子!!あれギャルちゃんの弟くんだったんだって?!」
「え、そーっすよ??どうしたんです??」
「いやーーー、俺知らなかったらさ、ほら、しかもホントは今日姉ちゃんと回る約束してたらしいじゃん!!」
「そうなんすよ、なんで代わりに僕が一緒に回ってたんですよ〜」
「いやーーー知ってたら直ぐ謝ったのに…ちなみに明日も来んのかな?おんりーちゃんだっけ?」
「はい、明日も僕と回る約束してますよ〜」
「ならよかったぁ〜!!!ほら、コレ!!」
ぼんさんがポケットから取り出した2枚の細長い紙
僕は手を差し出してそれを受け取ってペラッと裏返すと
「ん?なんすか………って!!コレ!!!演劇部のチケット?!!」
「そ!これさ持って明日お詫びに連れてきてよ!!!絶対楽しませるからさ」
演劇部の入場チケット。
それも関係者席とか書いてあるガチなやつやん!!!
「ぇえええ!!ホンマですか!?今年チケット取れんくてめっちゃ凹んでたんッスよ!!!えーーーー嬉しい!!!絶対、おんりー連れて見に行きますッ!!!」
「おう、じゃぁ、明日なぁ〜〜!!!」
「はーーーい!!」
ま、そんなこんなで…手に入った演劇部のチケット。
僕はおんりーの手を引いて会場へ向かった
「おんりー、ここやね」
「うん」
指定された席に着いて開演を待つ
チラッと隣に座るおんりーを見るとソワソワして周りをキョロキョロ見渡しとった。
「緊張しとるん?」
「え、ぁあ…俺、こういう観劇とか初めてだから」
「そうなん?」
「うん…あんまり興味ないというか、知ってる人とかも居なかったし」
「へぇ〜…ま、確かに僕もぼんさん達の観るまで興味なかったもんなぁ…」
「あ!おらふくん…」
「ん?どないしたん??」
「……そ、その…この劇…は、ホラーとかじゃないよね??」
「あ、どうやろ??…多分大丈夫やと思うけど」
「…あ、やッ…えっと……も、もし…その、怖いシーンとかあったら…手、繋いでも良い?」
……ッーーー
あかんてぇ…あかんよぉぉぉ…待って、待ってくれ
左側に座っとるおんりーが直視できんッ
思わず反対側の………右手で自分の顔を覆い隠して「ん゛んっ」と叫びたい気持ちを必死に抑えたッ
「おらふくん???」
「…ん゛…ぅん…大丈夫。ええよ、手ぇ繋いで。何なら、今から繋いどく??」
左手を差し出すと、おんりーは顔を赤くして
コクリと頷いて僕の手をギュッと握り返してきた
(あかん…ぼんさん、僕…ぼんさんの劇に集中できませんッーーー)
ブーーーーッとなる、ブザーの音
会場の電気が徐々に暗くなり
ステージが明るく照らし出された
「はじまるね、おらふくん」
「ん゛…ぅん」
緞帳がゆっくりと上がる
ステージ中央に立つのは、ぼんさんの姿
すーっ…と、息を吸う音すら聞こえるんじゃないかってくらい
シンッーーーと静まりかえる会場内
はじめの一言をぼんさんが放つと
一気に会場が盛り上がって物語が始まったーーーーー
ーーーーーーー
「ぅぅッーーー」
「ほら、おらふくんハンカチ」
「あ゛りがとぉぉおお…お゛ん゛りぃぃいい」
今年の劇も最高やった…
まさかの悲恋がテーマやったなんて
しかも、最後…ぼんさん死んでしまうしッ…なんならその死ぬ間際のセリフもめちゃくちゃよかっだぁぁぁあ゛ーーーーー
「めっちゃ゛…いい、舞台やった゛ねぇ゛」
「そうだね笑」
僕の涙腺はぶっ壊れたんか?ってくらい涙が溢れて止まらへん
おんりーはそんな僕を見ながら「大丈夫??」って心配してくれ
その優しさにも、泣けてしまうッ
「おらふくんって…感情移入しやすいんだね」
「へぇ゛??」
「いや、それだけ泣いてるからさ」
「お゛んり゛ぃは泣けへんのぉお??…あの、最後のぼんさんのシーンッ!!」
「いや、俺も感動したけど…ぼんさんの演技とか演出とか全部が凄くてそっにの方に集中しちゃってた…」
「そ゛ぅ゛なぁん゛ーーー」
「そうそう」
おんりーは「なんか、まだココに居て良いらしいから落ち着くまで居ようか?」って……
なんや、昨日とは立場が逆転してんなぁ…なんて思いながら
僕は借りたハンカチで涙を拭った。
「よぉ〜〜お二人さん!」
ステージの上から声がして顔を上げたら制服姿のぼんさんが居った
よっ…と声を出してステージからジャンプして降りてくると
片手を上げならが「やぁやぁやぁ〜」と笑いながら近づいてきて
「どうよ?今年の舞台は」
「めっっっっちゃ゛、よかった゛あぁ゛ですぅううう!!!」
「凄く感動しました。皆さんの演技もですけど、演出も凄く凝っていて」
「ははははッ!!!ありがとなぁ〜そこまで言ってもらえたらもう十分よ!!」
ケラケラケラッと笑うぼんさんは
未だに泣いている僕の方に向かって「おらふくん、泣きすぎね」って
いや、泣くやん普通、あんなん見せられたらさッ!!!
「そうそう、おんりーちゃん…昨日はごめんね、弟君って知らなくてさ」
「え、ぁあ…そんな」
「お詫びにと思ってチケットをおらふくんに渡したんだけど笑…楽しんでもらえたみたいで安心したよ」
「はい!本当に楽しませてもらいましたッ!!!俺、舞台とか初めて見たんですけど、初めて見たのが…えっと…ーー」
「あー、ぼんさんでいいよ。」
「ぼんさんの舞台で良かったです!!!」
「くぅぅっーーーー可愛いこと言ってくれんねぇっ〜!!!!」
「ッぉわあ!!!」
ぼんさんは、おんりーの事を強く抱きしめると
頭をグシャグシャグシャァ〜!!!と乱暴に撫でて
「可愛いなぁ〜〜おんりーちゃんは!!」って…
「ちょっ!ぼ、ぼんさん!おんりー困ってるからぁ!!!」
「えー?!…良いじゃねぇの、このくらいッ!!!なぁ、おんりーちゃん!!」
「ッぇ、ぁっ…うわぁっ!!」
もう〜〜〜!!!おんりーは犬や猫とちゃうんやからッ!!
ワシャワシャ撫で回すぼんさんからやっとの思いでおんりーを引き離した
「もぉ!!折角のおんりーの髪がボサボサやないですか!!」
「あはははっ!!わりぃ、わりぃ〜」
「絶対、反省してないやつやー!!!それーー」
おんりーに大丈夫?って手ぐして髪の毛を直すと
ズレた眼鏡をかけ直して「大丈夫」って笑っとった
「お、そうそう…おらふくん、今日の午後例の場所でな」
「っーーーぼんさん、ホンマに…」
「大丈夫、大丈夫。俺に任せろって」
「……ぅう…今から胃が痛いっすよぉ」
「はははっ、大丈夫だから…ほら、そろそろ大道具の撤去でこの辺荒れるから外でてな!」
出口を指差してぼんさんがヘラッと笑う
片手でバイバーイと手を振られ
僕とおんりーはホールから出ていった
ーーーーーー
「おんりー、お腹すかへん?」
「ちょっと空いてきたかも」
「やんねぇ〜…そうや、昨日の模擬店無料券あるし何でもええかな?」
「うん、大丈夫」
「なら…あ、ここちょうどええやん」
中庭に設置された休憩スペース
パラソル付きのテーブルで日陰にもなってるし
ゆっくり時間まで休めそうやん
「適当になんか買ってくるから、おんりーここで待っててよ」
「分かった」
模擬店に行って無料券片手に交換できるだけの品物を交換してきた笑
先輩達の「お前だったのか…勝ち逃げした奴は」って顔がオモロすぎて どこの屋台でも笑いが起きた
「先輩達〜、僕の豪運を舐めないでくださいよぉww」
両手いっぱいに抱えて席に戻ると
おんりーが誰かと話しとった
(はっ?!誰やねんッ…おんりーと話してんの!!!)
ゆっくり歩いていた速度をグンッと上げて急いでおんりーの元に向かった
「おんりー!!!」
「…あ、おらふくん。お帰りなさい」
パラソルの下に入って荷物をテーブルに置く
おんりーの隣に座っとる奴をグッと睨むとそこに居ったのは
「くくくくッwww俺ですがなぁwww」
「め、MEN!?!」
MENのやつ口元を抑えながら笑っとる…
はっ!?!まさかッ!!!!
「MENまた!!!」
「ッいやwwwまぁwwwwwwはははははッwwwwwwwww」
くぅううーーーーーー!!!!
また匂いかぁぁぁあくそぉおおおっ!!!!
僕がその場に崩れるとおんりーが心配そうに「おらふくん?!」って
声をかけてくれた、それを見たMENは笑いながら
「大丈夫、大丈夫wwwおんりー、おらふくんの事は今はそっとしといてあげてwww」って
誰のせいやと思ってんねん…ほんまにっ!!!!
「「「いっただきまーす!!」」」
「うっめぇ〜!!!おんりー、これ美味いぞ」
「え、ほんと??」
「ちょぉ!MEN、僕にも分けてやぁ!!!」
3人仲良くお昼を食べた
テーブルいっぱいに広げた料理にMENは最初驚いてたけど
三年生の出し物の事を話したら「あぁ〜なるほどw」って直ぐに理解してくれた
「そういや、おらふくん」
「ん?どないしたん」
「昼から予定があったんだよね?」
「あ!そうそう…そうなんよ」
「何かステージに立ったりするの??」
「え……ぁあ……うーん、ちょっとちゃうかなぁ…笑」
言えへんよなぁ…
ぼんさんと二人で野外ステージでゲリラライブする予定…なんて
予告したらゲリラの意味違ってくるしな
「そっか……」
「あーー!でも、僕が居らん間はMENがおんりーを案内してくれるから!!」
「え、MENが??」
「そーそー、俺が案内するぜぇ〜〜」
「良いの?MENも予定あるんじゃ…」
「いんや、俺は昨日クラスの出し物で終わってるし部活も帰宅部だかんね特にやる事ねぇし心配すんな」
「そうそう!!やから、おんりーまだ見れてへん所とか、もう一回行きたい場所とかあったらMENに頼んだらええよ!!」
お昼を食べ終わる頃には約束の時間が迫っていた
別れ際、MENに「この時間になったら野外ステージにおんりーと来て!」と耳打ちして小さくOKと返事を返された
さて………めちゃくちゃ胃が痛いけどぼんさんと合流しよう!!
ーーーー
おらふくんと別れてMENと行動した。
MENに「どっか見たい所ある?」って聞かれて
昨日楽しかったRTA部をもう一度見に行きたいとお願いしたら
快く案内してくれた
MENも沢山ゲームをするらしく
よくRTA部のパソコンを借りてゲームをしているらしい
それって部活動なの?って聞いたら「そいつぁ、聞いちゃならねぇなぁw」って笑ってた。
「あ…」
RTA部の出し物は昨日で終わってるみたいで
パソコンルームはもぬけの殻
MENも「あちゃー、誰もいねぇのか」って言ってたから
出し物はやってなくても誰か居る想定でここに向かってきてたのか
なんだか悪い事したな…って思っていたら
「よし、鍵借りてくるわ」って言って俺を残してどこかに行ってしまった。 ポツンッーーと残されたパソコンルームの前で数分待っていたら MENが鍵を片手に帰ってきた
「先生に頼んで鍵借りてきたぜぇ〜」
ガチャリと扉を開けて中に入るとエアコンが効いていてとても心地が良かった
「約束の時間までまだあるし…おんりー、なんかゲームでもするか??」
「え!いいの、やりたいっ!!」
パソコンを起動してゲームを立ち上げる
ゲストとしてログインしてから俺はMENと二人、MENのオススメしたゲームを思う存分に楽しんだ。
「はーーー、おんりー強すぎっww」
「いや…MENも凄いよ」
「何を言いますかね…おんりーの方が得点、上ですがなw」
「はは、確かに」
チラッと時計を見たらあれから1時間位ゲームをしていたみたいで
MENが
「やっべ、約束の時間ちけぇじゃん!!!おんりー!急いで野外ステージ行くぞ!!!」
「え、ぁあ、うん!!」
パソコンの電源を切って、自分の荷物をしっかり持つ
MENは鍵をかけると「野外ステージはこのまま真っ直ぐ行ったところだから!!俺、鍵返してるから先行ってて!!!」
「わ、わかった!!!!」
「なるべく早くね!!んで、なるべくステージ近くに場所取ってなぁ〜!!!」
「は、はーーい!!!」
よくわかんないけど、言われた通り必死に走って
野外ステージと思われる場所に辿り着いた…
ザワザワとしている野外ステージ前…
ステージ近く…って言っても、この人混みの中は難しいような
人の波を利用して、えいっ!と中に入るけど直ぐにピョーンっと追い出される
「……う、これは無理なんじゃ」
高校生相手に中学生の俺が敵うわけもなく
どうしよう…と佇んでいたら後ろの方から聞き覚えのある声で名前を呼ばれた
「あれ??おんりー???」
「……あ、えっと、ドズルさん?」
「わぁー!おんりーじゃん、どうしたのこんな所で」
「え、ぁあ、実は…」
俺の名前を呼んでくれたのは前日にかき氷を作ってくれた
ドズルさんだった
事情を説明するとドズルさんが「なるほどねぇ〜」と一言
そして…
「ちょっとごめんね!」
「え?……っちょっ?!わぁっ!!…ド、ドズルさんッ?!?」
ヒョイッと小脇に抱えられて
地面から足が離れた
な、何が起きてるんだ?!?え?!
焦ってジタバタしていると
「よぉおし!!行くよおんりー!!」
「へぇえ?!?」
人でごった返している波の中
ドズルさんが泳ぐように中に進んでいく
途中何人かにぶつかって「ごめんなさぃい」と謝りながら
早く下ろして!!…と思いながら眼鏡を落とさないように
必死に守り抜いた
「よぉおし!ここならステージも近いよ!」
「あ、ぁ…ありがとう、ございま…す」
本日2度目のボサボサヘア…
手ぐしで適当に整えて眼鏡をきちんとかけ直した
「ドズルさんはどうしてここに??」
「ん?僕??…なんか、ぼんさんに『この時間、ここに絶対来るように!!』って念押しされてねぇ〜…全く何するんだか知らないけど」
「へぇ〜…そうなんですね」
「あれ?所でおらふくんは??」
「あ、おらふくん…なんか予定があるみたいで、それでMENと一緒に」
「ふ〜ん…おらふくん、今年は軽音部の発表なかったと思ったんだけど」
「軽音部???」
「そ、おらふくんの所属している部活だよ。確か…メンバーが一人体調崩して出れなくなったはずなんだけど」
軽音部…
そうなんだ、そう言えばおらふくんの部活について話してなかったなぁ
おらふくん…軽音部なんだ、なんかイメージ通りかも
野外ステージの照明がバンッと付いた
それを合図にみんなが一斉に盛り上がる
大きな歓声にびっくりしたけど
ステージの上ではダンスを披露したり、弾き語りを披露したり、漫才に、コント…生徒達みんなが自分の好きを思いっきり表現していた
「いやぁ、今年も凄いなぁ」
「すごいですね!!面白いです」
ドズルさんがニコニコしながら
「来年はおんりーもここに立ってるかもよ?」って…
そうだと良いなと思いながらステージへ視線を戻した…
司会の猫おじと呼ばれる先生?かな…猫の獣人族が
「さぁ、今年も盛り上がった野外ステージですがーー」
「ええええええーーーーーー!!!!」
ブーー!!と会場から沸き起こるブーイングに猫おじさんは
「はーーーい!!拗ねないのぉーーー!!!コレで野外ステージの発表は」
おしまい…ーーーと、言い切る直前だった
「ちょぉおおおおっと!まったぁああ!!!!」
「!?!?」
「この声っ?!?」
ステージの裾から聞こえる声
その声はマイクを使うとより大きくハッキリと聞こえて
会場にいる全員が声の主に気づいて一気にボルテージが上がった
「まだ、まだ…やりたらねぇよなぁぁあ!!!!盛り上がり足りねぇよなぁぁあ!!!!」
姿は見えないけど…この声は…
「「ッぼんさんの声!!!」」
俺とドズルさんがハモるように名前を呼ぶと
ステージの裾からドンッと飛び出してきたぼんさんと
「おらふくん!?!?」
一緒に出てきたおらふくん!!!
思わずドズルさんのTシャツをクイックイッと引っ張って
「あ、あれ!!おらふくんですよね?!」
「え?!何してんのあの二人ッ?!?」
俺とドズルさんが「なになに?!」と慌てていると
黄色い歓声が後ろの方から湧き上がる
ぼんさんの名前を呼ぶ声、おらふくんの名前を呼ぶ声
(す、すごい…人気だ…この二人)
マイクの電源をオフにしている猫おじさんが
「お前ら何してんだ!!」って慌てて止めに入ろうとした
「これから、俺!おらふくん!そしてぇええ!!ここに居る猫おじ先生と一緒に 一曲歌うぜぇええ」
うぉおおおおおー!!!大きな声が上がる
「はぁぁぁあ!?!?!おい。何言って…ッ!!!」
「俺、知ってるんすよ〜…猫おじ先生が歌上手いの」
「いや、だからってな…お前ッーーーステージの時間が」
何かステージの上でぼんさんと猫おじさんが小さな声で争ってるぽいけど…
その後ろにいたおらふくんがスーーっと息を吸い込んで
マイクを使って大きな声で
「みゅーーーじーーーーっく!!!すたーーーーとーーー!!!!」
その合図とともに、爆音で流れる音楽
どうやら音響と照明を担当している生徒たちにも根回しをしていたのか タイミングばっちりな演出が入って
会場はさっきの倍以上に歓声が上がるっ
その歓声を前に流石の猫おじさんも場を冷ますわけには行かず
「ーーーくそぉおお!!!どーにでもなれだぁぁぁあ!!!」
「そうこなくっちゃッ〜www」
「それじゃぁ!!みんな、いっくよぉおお!!!!!!」
先生と生徒…そんな垣根を越えて3人は楽しく
まさに舞台の上で暴れていた
途中、おらふくんと、目があって手を振ったら
振り替えしてくれた…
その、笑顔はアイドル顔負けのキラキラと輝いた笑顔で
「おんりーっ!!」ってマイクを使わず名前を呼ばれた
そんな行動に俺の胸は甘く痺れてキュッと心臓が握り潰されて
「こ、これがファンサ…ってやつーーーー!」
俺の横でドズルさんは「ぼーんさーん!!」って大声で手を振っていたけど
肝心のぼんさんはドズルさんと目を合わせたあと顔を真っ赤にして、ふいっと顔をそらしてしまった
「あれ?見えてなかったのかな〜?どう思う、おんりー」
「どうなんでしょう??」
楽しそうに歌う3人
盛り上がる生徒達
野外ステージの最後を飾るには最高のライブだった…ーーーー
「みんなーーーー!!!ありがとーーー!!!!!」
「また来年なぁぁぁぁ!!!!
「ッはぁぁあ?!?ーーー来年はきちんとエントリーしろよっ!!!」
ーーーーーーーーー
ーーーー
ーー
放課後、練習が終わったおらふくんから「玄関で待っとるね」ってメッセージが来た
俺はそれに返事をするとパソコンルームの窓を閉めて
扉を施錠するとおらふくんの待つ玄関に向かった
「それでなぁ〜…エアコン壊れとってさぁ」
「あー…だから、窓開けてたんだ」
「そうなんよぉ〜〜…もう、歌うとめーーーっちゃ暑くて、今日はもう早く帰るかぁ〜ってなって解散したんよね」
「そうだったんだね」
2人で肩を並べて歩く帰り道
俺とおらふくん家は学園から近い距離にあって
話しているとあっという間にお互いの家に着いてしまう
「じゃぁ…おんりーまた明日学校でな」
「……ぁ…」
なんとなく…
今日はあの曲を聴いたからか、もう少し一緒に居たいなぁ…って思って
クイッ…と、おらふくんのパーカーの裾を思わず引っ張った
「ん?どないしたん、おんりー」
「………ぁ、えっと……その、もう少し……一緒に居たいなって」
「…ん゛ッー?!?」
駄目…かな?ーーーそう聞くと、おらふくんは首を横に振って
「ぜ、ぜんぜん!!!全然、駄目やないっ!!!むしろ一緒に居させてくださいっ!!!」
「ふふふ…なにそれ笑」
ーーーーーーーーーーー
じゃぁ、また明日ーそう言って帰ろうとした時
おんりーが僕の服を引っ張ってきた
何かあったんかな?って思って聞いてみたら
「一緒に居たい」と…ーーー
思わず変な声が出て固まる僕
そんな僕に追い打ちをかけるように
「駄目かな?」って首をかしげるおんりー…
そんなん、駄目なわけ無いやんッーーー
僕はぶんぶん首を横に振っておんりーの手を握り返した
近くの公園に来てベンチに腰を下ろした
途中寄ったコンビニで買ったアイスを食べながら
軽音部で歌った曲の話になったーー
「懐かしかったなぁ」
「んー?あの曲??」
「うん…おらふくんがゲリラライブしてアイドルみたいにキラキラしてた曲」
「ッぶふっ!!…あ、アイドル!?僕が?!」
「うん、ステージの上でキラキラしてニコニコしててさ…凄く楽しそうで…」
「いや、確かに楽しかったけど…あ、アイドルとはちゃうやろ〜??」
「ううん、おらふくんは覚えてないかもしれないけどさ…俺が呼んだ時に『おんりーッ!』って手を振り替えしてくれてさ、それも、とびきりの笑顔で笑」
「うそっ、僕そんな事した?!」
「してた、してた笑…その笑顔がさすっごくキラキラしてて…『あーこれが、ファンサか』って思ったもん笑」
思い出せんッーーーてのは、嘘…
ホンマは鮮明に覚えてる
なんなら、昨日の事みたいに覚えてるんよ…ーーー
ステージに立っておんりーの場所は直ぐに分かった
ピョコピョコ動くアホ毛に周りより少し小柄な身体
僕を見つめる瞳はキラキラしとって
「うわぁぁあ!!」って心がうるさかった
ステージの前に出たとき「おらふくん!!」って名前呼ばれて手を振られて、 不思議なもんやね…
爆音で流れる音楽に他の生徒の歓声もあるのに
おんりーの声だけ、クリアに聞こえたんよ…
あの瞬間だけその場に僕とおんりーしか居らんのかな?ってくらい
耳に届いたおんりーの声…
そっか……僕の声もちゃんと届いてたんや……
ま、まぁーーーアイドルかどうかは別やけど笑
「今年は軽音部で野外ステージ立つの?」
「ん、その予定!!今年は体調崩さんようにって念押ししてるから大丈夫やと思うけどね笑」
「そっか笑」
「さすがに2年連続でゲリラライブなんてしたら…猫おじ先生に何言われるかッ……ぅう…考えただけでゾッとするわw」
「確かに…でも、今年でぼんさんもドズルさんも最後の学祭だし…」
「「ま、まさかねぇ??………」」
僕とおんりーはお互いに顔を見合って
へへへ…へへへッと笑うしかなかった。
ーーーーー
「よしっ…アイスも食べ終わったし、そろそろ帰ろうか?おんりー」
「うん、そうする」
僕が先に立ち上がっておんりーの目の前に手を差し出した
「はい、おんりー」
「ッ!! 」
少し驚いた顔したおんりーは、直ぐにニコッと笑いながら
その手に自分の手を重ねてくれた
「ふふふッ」
口元に手を持っていって笑うおんりー
なんや今日はよく笑ってるなぁ〜って思って…気になるから聞いてみたんよ
「なんかさ今日のおんりーよう笑うね」
「ん?…うーん…きっと色々思い出すからかな」
「思い出す???」
「そ、…初めておらふくんにあった日のことや…これが恋なのかなって気づいた時とか…色々と」
「え?!な、なに!!めっちゃ気になるッ!!!おんりーいつから僕に恋してたん?!?!」
「んー?……内緒」
「え?!なんで。なんで?!ええやん、教えてよッ!!な、な?お願い〜〜〜!!!!」
両手をパチンッと顔の前で合わせて「お願い!おんりー!」って頼むと
おんりーはジトーっとした目をして
「……なんか最近のおらふくん…お願いの仕方がぼんさんに似てきてる」
「嘘!?マジ?!」
「マジ」
え、どの辺が?!
どの辺が似てるんやろ!?ちょ、ちょっと!おんりー!!
パッと顔を上げて少し先を見たら僕を置いてトコトコ先を行くおんりーの姿
僕は慌ててその背中を追いかけた
「ちょっ!!おんりー…待ってって〜!!」
ーーーーーーーEnd。
■おまけ■
職員室 🐏先生と🐱先生のスキマの会話
「もう直ぐ、学祭ですねぇ〜」
「そうですねぇ〜たいきち先生」
「去年はゲリラライブで歌ってましたね、猫おじ先生」
「ッう…ーー掘り起こさないでくれ…たいきち先生」
「何でしたっけ??『よっしゃぁぁあ!!』でしたっけ??叫び声」
「ぁっ…ぁああッーーー」
「あと『もう、どうにでもなれー!』でしたっけ??」
「ぅ゛ぐッーーー」
「今年は流石に辞めてくださいね…猫おじせんせっ」
「……ッ……ぅ」
「あの後、大変だったんですよぉぉ???野外ステージの撤去作業の業者さん待たせるし時間外の料金発生するし…」
「…ぁ…ぁ゛っーーーー」
「ねぇ??……猫おじせんせッ(ニコッ」
(くっ……言えない…ぼんじゅうるに『先生〜俺、今年最後の学祭じゃん、思いで作りたいんだよねぇ〜〜ね…先生…今年も一緒にどう?』なんて……去年ちょっと楽しかったなぁ〜って思ってるとか…今年も誘われてるとか…口が裂けても…たいきち先生に言えないッーーー)
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生徒会室 🦍と🍆のスキマの会話
「ねぇ〜ねぇ〜…ドズさ〜〜ん、どーーーしても駄目ぇ???」
「駄目なものは駄目です」
「なんででもぉお???」
「なんででもです!」
(チッ…中々、頷かねぇな…つか、そもそも、書類に視線落としてて俺の事見てないのもムカつくッーー…なら、こうするしか)
「ねぇ、ドズさん」
「なんですか、何を言っても僕は出ませんし、やりませんからね〜」
「うん…もう、わかったからさ…その……俺の事見てくんね?」
「ん??…なんです、ぼんさッーーーーーーな゛?!?!?!」
「なぁ…ドズさん…どうしても駄目??こんなに、俺がお願いしてんのに??」
「ちょっ…な、なんで、そんなシャツのボタン外してるんですか?!?」
「いいじゃん…ちょっと暑いんだってーーこの部屋…なぁ?ドズさん」
「…な、な、なんで、そんな…ち、近くまでッ!!」
「なぁ?駄目なの……俺と一緒に…さ…」
「ちょっ…ちょっと、ぼ、ぼんさッ!!!目、目のやり場にッ!!!」
「なぁ??……ドズさん…ーーーーー、一緒に」
「わ、わかりましたからっ!!!出ます!やりますからっ!!!早くボタンをッ!!!」
「ッょっしゃぁ〜!ちゃんと言質とったかんなぁ〜〜!!!ドーズールーさんっ」
「…はぁ…はぁーーーもぉ!!!ぼんさんッ!!!」
(へへへっ〜、コレで、猫おじ先生だろ〜んで、ドズさん…後は〜おらふくんにMEN…それから、おんりーに声かけっかなぁ〜)
「今年も暴れるぜぇえ〜へへへっ」
ーーーーーーーーーーEnd