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こんにちは。裏歌です。今回は「バレンタイン」です!
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2月14日
今日はバレンタイン。キリスト教のバレンチノを称えるまつりが由来である。愛の尊さを説き命令に従わなかったため、西暦270年頃の2月14日に処刑された為バレンチノ司祭の勇気ある行動を讃え、彼を愛の守護聖神「聖バレンタイン」としてまつるようになった。
現在の日本では恋人や友達など繋がりのある人にチョコを渡すそんな感じのイベント。
街に出れば赤いリボンにチョコレート色で「バレンタインセール」といった看板や幕が張られており、チョコが並び人々がチョコを求め争う。
それが自分のためなのか、愛しい誰かの為なのか、それとも職場の義理なのかそんなこと分からない。
テレビをつければカップルがイチャイチャしている映像、推しチョコとかいう新しい文化、今年の一人当たりにかけるチョコの値段が物価高で…などなどどこもかしこもバレンタインで染まっている。
とかいっている俺はというと
恋人不在。恋人が居ないことを言っているのではない。
彼氏であるあいつが逃走して2〜3週間。
早朝枠がなくなったことでさまようモンスターたちをみながらどうせすぐ戻って来るだろうと思ってもうバレンタイン。
仕事終わりにふらっと消えた彼。原因なんてわかるはずがない。姿が見えなくなってから唯一あるのはTwitterの雀魂の報告とたまにある電話だけ。
もしかして俺にあきた?嫌いになったのかな。
気のせいだ。きっと大丈夫だと落ち着かせるために毎晩枠を開く。リスナーのみんなの前に居るときだけはいつもの作られた「俺」で居られるから。もしかしたらまたいつもみたいに転生してるのかもしれないし。鳥の手じゃない普通の手で普通の服装で普通の枠、生活をしているかもしてない。
そんなことを考え嫌になりベッドに飛び込む。
枕に顔を埋める。
少しして少し残った力をつかってスマホの電源をつける。
Reality…。通知のくるはずのないLINE。バレンタイン一色のTwitter。
いつもならバレンタイン何食べたいかラインで聞いて前日までに調べて買ったり、一緒に作ったり。
最後に一人で作ったのはいつだろう。
いつもキッチン立入禁止!っていっても結局言い訳して一緒に作ったのにw
あれ絶対1人じゃ危ないって思ったんだろうな。
絶対今日帰ってくる。そう信じてプレゼントを作ることにする。
重い体を起こしキッチンへ向かう。
よしっ!!
クッキーを作る!!!!
本当はマカロンを作りたかったけど難しすぎて諦めた。
薄力粉100g、砂糖50g、無塩バター50g、卵黄1個分で作る。
作り方は
1.ボウルに無塩バター、砂糖を入れて白っぽくなるまでよくまぜ、卵黄を加えて更に混ぜる。
2.薄力粉を加えてさっくりと混ぜて一つにまとめる。
3.ラップに包み、冷蔵庫で30分程寝かせる。
4.生地をラップで挟み、めん棒で2mmの薄さにのばす。型に薄力粉(分量外:適量)をつけて生地を抜く。
5.天板にクッキングシートを敷いて4をのせて170℃に予熱したオーブンで15分程焼く。
といういたってシンプルなものだ。
まずバターと砂糖を計っていれて…。
バターをとり計量する。案外バター使うんだなと感じながら測りに乗せる。
切れてるバターのほうが絶対楽だったな。
青い入れ物に入った砂糖をすくい測る。
それら2つをボウルにいれる。
卵をコンコンをテーブルで叩き卵白と卵黄にゆっくりと分ける。
あ…黄身われちゃったぁ…。もう1回!!
殻入っちゃった…!!
手がぐちゃぐちゃぁ…
やっと出来たぁ….
つぎは。えっと
薄力粉はえっと…これだな!
薄力粉をくわえ混ぜる。
なかなかまとまらない…?こねればどうにかなるかな?
よしつぎは!
まわりには薄力粉が散らかっている。
ラップにくるんで….よし!休憩!喜んでもらえるかなぁ。
30分後
めん棒!✨️
伸ばしながら2ミリ?どれくらいだ?定規…べつにいっか!
型はぁ。うさぎちゃん!
可愛くて一目惚れしたんだよね。
んっしょ…案外硬い?
おいしくなーれ。
よし!
170℃に予熱したオーブンにクッキーを乗せて焼く。
少し不安そうにオーブンを覗き込む。
15分。これ焼けてんのかな?焦げてないよね?生焼けしてないよね?
15分後取り出してみる。
熱っ…。
できたぁ✨️
少し味見…味見✨️
ぱくっ
一口頬張ると
しょっぱ!?なんで!?
青い入れ物を見るとsaltと書かれている。
間違っちゃった!?
卵はまだあるしもう1回!
よし!がんばるぞ!!
なんやかんやありまして
よし…この失敗作はもったいないしあとで食べよう。
そういって冷蔵庫の奥に失敗した塩クッキーや耳が取れてしまったもの、焦げてしまったものをしまう。こういう商品もあるがあれは甘ければの話。ただしょっぱいだけのこれは絶対美味しくない。
選び抜いた数枚を袋に入れピンクのリボンで縛る。
よし。
テーブルにラッピングしたクッキーとうさぎのぬいぐるみを置く。
うさぎはさみしいと死んじゃうんだぞ。
うさぎのぬいぐるみを人差し指でコツンっとする
ふわぁ。片付けもして疲れちゃった。少しだけ…
すぅすぅ。
小さな寝息が誰も居ない部屋に響く
こんなところで寝てたら風邪ひきますよ本当に…w
クッキーですかね。さくっ
美味しい…
寝ている彼を見るとやけどの跡が見える。料理にがてなのに…w
お茶もってこよ。
冷蔵庫を開ける。
ん?ここにもクッキーですか?形がきれいなのもありますけど。
さくっ
しょっぱ..w
頑張って色々やってくれたんですね。
そう言うと彼のもとに行き
目を覚ましたらまた1人になっちゃいますけど、いつも貴方のこと想ってますから。
それじゃあ行ってきます。
翌日テーブルの上のクッキーと冷蔵庫の失敗作は消えていた。
おつ裏