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※以下伏字なし
※短編
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カゲツが、男の子に告白された。
相談を受けた星導は、言葉に詰まる。
カゲツは真剣に向き合おうとしている。 それはYES/NO云々ではなく、しっかり相手に返事をする。という意味。
「たぶん勇気出して、ゆってくれたし」
星導はそれを、付き合うものだと勘違いする。素っ気ない態度と返事になってしまって、ただ一言。
「そっか。応援してる」
じゃあ、行ってくるわ。と教室を後にするカゲツ。
その後ろ姿を、黙って見送ることしかできない星導。
……失恋したあ。あー悔しい。俺も、 告白した「そいつ」になりたい。 そいつなんかより俺の方がカゲツのこと好きだし、知ってる。…今からでも、遅くなかったりすんのかな。
「追いかなくていーの?」
突然の声に、反射で顔をあげる。そこには伊波。
「あ、ごめん。 忘れ物取りに来たら、聞こえちゃって。…あかさらさまに 失恋したって顔してるけど。行かなくていーの?」
いやいやいや、してないしてない。
「まーた隠して。別に言えばいいじゃん。おれもすきって」
そんなん言えるわけない。
「なんで?恋愛リアリティショーとかであんじゃん。ちょっとまったー!ってやつ」
いや、懐かし。
「今からでも遅くないんじゃない?言ってきなよ」
さすが、青春を代表する男の言うことは違う。
でも、
「そんな勇気、俺にはない」
バシッと、星導の背中を叩く。そして伊波は言う。
「言ってみなきゃわかんないじゃん。カゲツのことだよ。ちゃんと考えてくれるって。言ってだめだったら、それは、その時」
はいはい〜と伊波に背中を押され、
「ほーら早く!取られちゃうよ!」
半ば強引に送り出される。
もう、向かう先は一つ。
『今どこ?』
『下駄箱おる。なんや?』
『ちょっとまってて』
もう既に緊張で足がもつれそうなのをなんとか耐えて、走る。
「はぁ、はぁ…」
いた。カゲツ。
…もう、返事したかな。困らせなりしないかな。ちゃんと、言えるかな。
考え出したら止まらない頭。
やばい…緊張してきた。
ふぅ…………よし。
「ごめん、おまたせ」
「ええけど…なんや?」
「えっと…。さっき教室で、相談してきてくれたじゃん」
「おん」
「応援してるって…言ったじゃん」
「…おん」
「それ…やっぱなし」
「え?」
「応援できない」
「な、なんで?」
「……好きだから」