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そらま゚⋆˙⟡#DESIRE
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核爆弾
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『暗殺部隊隊長の逆襲! 驚異の超シトラス化作戦』 「――というわけでユキ、俺に街で一番強いシトラスの香水を教えて!」アジトのリビングで、オレンジ髪の女装姿のr(アール)が、ドライブワイパーr1を机に放り出してユキの肩を激しく揺さぶっていた。「ちょっとアール、揺さぶらないでよ。っていうか香水?」緑髪の女装(オカン風)男子・ユキが紅茶をこぼしそうになりながら眉をひそめる。昨日、広場でライがネクラな宇宙人(変装したマスク)に「シトラスのいい匂いがする」という理由だけで突発的に抱きついた事件。アールはそのことが悔しくて悔しくて仕方がなかったのだ。「だって、ライがシトラスの匂いが好きなら、俺があいつ(マスク)の何倍もいい匂いになればいいだけでしょ! ライの正面ホールド(ハグ)は俺のものなんだから!」おちゃらけ顔を完全に引っ込め、並々ならぬ執念を燃やすアール。「私だって、ライにそんな安っぽい果物の匂いで浮気(?)されるなんて耐えられないわ……」隣では紫髪のリンが、ドライブワイパーカスタムを磨きながら、瞳の奥にドス黒い独占欲の炎をメラメラと灯している。「はぁ……。あいつ(マスク)の香水はただの偶然なんだけどね……」ユキはすべての真相(マスクが本物の差出人であること)を知っている唯一の人間としてそっとため息をついたが、戦闘狂二人の暴走はもう誰にも止められなかった。それから数時間後。アールはハイカラシティのギアショップやドラッグストアを片っ端から巡り、ありとあらゆるシトラス系の香水を買い漁った。それだけでは飽き足らず、八百屋で本物のレモンを大量に一括購入し、アジトの洗面所でその果汁を全身に浴びるように振りかけた。「よし……! これで俺は完全なる『歩く高級シトラス』だ!」◇夕方、ガタマッチの猛特訓(妻への罪滅ぼし)を終えたライが、いつものゴシックロリータドレス姿のままアジトへ帰ってきた。「ふぅ、今日も良い戦争(バトル)だったな。……む?」リビングのドアを開けた瞬間、ライの野生の嗅覚が凄まじい「異変」を察知した。部屋の中に、ありえないほどの濃厚な、かつてないほどにフレッシュで甘酸っぱいシトラスの香気が爆発的に充満しているのだ。その中心にいたのは、いつも以上にキラキラとした笑顔を浮かべたアールだった。「おかえり、ライ! バトルお疲れ様!」アールがトコトコと近づいていく。一歩歩くたびに、部屋中にレモン農園さながらの強烈なシトラスウェーブが巻き起こる。「こ、これは……ッ!!」ライの目が一瞬でまばゆい輝きを放ち、大好物の匂いに理性が完全に吹き飛んだ。「素晴らしい……! 昨日浴びたシトラスなど比ではない、まさに至高にして究極の柑橘の楽園がここにあるぞォ!!」ライはロリータ服のフリルをダイナミックに翻し、アールに向かって猛突進した。ぎゅううううううううっ!!!「はふぅ……っ! 最高だ、アール! お前、いつの間にこんな素晴らしい戦闘環境(匂い)を手に入れたのだ!」ライはアールの細い体をこれでもかと強く抱きしめ、そのオレンジ色の髪に何度も顔をうずめてクンクンと匂いを嗅ぎまくった。「えへへぇ……あはは……っ」大好きなライから、望み通りの超全力フロント抱擁を受け、アールは一瞬で戦闘狂の顔を失くしてしまった。ライの手が自分の頭を「よしよし」と何度も撫で回してくれる心地よさも加わり、嬉しさと尊さのあまり、完全に目を細めてとろけそうな笑顔で溶けていく。「あーあ、アールばっかりずるい。ライ、私だってライに抱きしめられるために、図書館でシトラスの歴史を調べてきたのよ……?」リンが背後からガタガタと震えながら、二人をまとめて抱きしめようと割り込んでくる。リビングがシトラスの香りと3人の濃厚なスキンシップでカオスと化す中、部屋の隅で換気扇を「強」に回したユキが、呆れ果てた顔で頭を抱えていた。「ちょっとアール……あんたやりすぎ。部屋の中がレモン汁の匂いで酸っぱすぎて、目がチカチカするんだけど……。あとライも、昨日あんなに『浮気かも』って真剣に悩んでたのは一体どこにいったのよ!!」過保護な書記長のツッコミは、幸せの絶頂でとろけているアールと、大好きな匂いに包まれてフンスと鼻を鳴らす天然総統の耳には、やっぱり1ミリも届かないのだった。(終)
コメント
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うわぁ……読み終わって最初のひと声が「シトラスすぎる!!」でした(笑)。アール、マジで全身レモン汁浴びたんだ……その執念と行動力、恐れ入ります。そして案の定ライに全力で抱きつかれてとろけるアール、かわいすぎる。“戦闘狂の顔を失くす”って表現、ツボでした。リンも図書館で調べてくるとか、対抗心が尊い。ユキの換気扇ツッコミ、今回も冴えてたなあ。真相を知ってる唯一人のやるせなさよ。楽しかったです!