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やっほー!
『月明かり、届かない君』3番
🍣🐱ペアでやっていきます!
attention
🍣女体化
曲パロ
死ネタ
歌詞的に🐱さん割とすぐに出てこなくなります
🐱side
今日は、俺が処刑される日
俺は隣国の姫、つまり王女となる人を連れ
一緒に夜逃げをしようとしたからだ。
でも、俺は思うんよ
愛してない人と結婚して、
愛することができない人と結婚して、
そこになんの幸せが生まれるのか
俺はそんな結婚に家同士の価値はあっても当事者二人の間にはなんの価値もないと思う
だから俺は、ないこと逃げたいと思った
だって、ないこが好きで、大好きで、
愛していたから
🍣side
王子「ないこ、やっとあの忌まわしいやつがいなくなるね 」
🍣「…ッ、」
王子「それに、もうすぐ“この子”とも会えるなんて嬉しいよ」
やめてよ、そんな手で触らないで
いふさんを処刑しないでよ、
私がどれだけ耐えてきたか分かってるの?
私は、こんな王子と結婚なんてしたくない
いふさんと、結婚がしたいの
なのに、なんでこの日に処刑するの?
いくらなんでも今日じゃなくていいでしょう、
今日は1月5日
そう、私ことないこがこの世界に誕生した日
王子「さぁ、時間だ。行こうか」
🍣「…」
〜外〜
外に出たら国民が大勢いた
きっと、この人たちはいふさんに死んで欲しい、そう願っているのでしょうね、
だってこの国はおかしいもの
この国は宗教のように、国民に詠唱させ洗脳しているのだから
誰も、この王族たちが間違っているとは思わないもの
絶対にね
王子「さぁ!我が国の反逆者、猫宮家の息子猫宮 いふの処刑の時間だ!! 」
国民「うぉぉおお!!!!」
国民「しね!しね!しね!しね!」
国民「最低な人間!!」
そうして、兵士たちに連れられたいふさんがやってきた
でも、いふさんすごくやつれていたの
前も細かったけれど、今は細いの次元を通り越している
🍣「ぃふさっ、」
王子「ないこ。これからはあんなやつのことなんて忘れ、私と共に過ごしていこう」
王子「大丈夫さ、君にはその子を産んでもらうだけでいいんだから」
🍣「…」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち 悪い
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
私はただ、幸せになりたかっただけなのに
なのになんでこんな囚われて、
無理やりやられて
妊娠させられて
好きな人を目の前で殺されて
いくらなんでも、酷すぎるよ…
王子「あ、そうそう。君には今から産んでもらうからコソ」
🍣「…ぇっ、?」
王子「ふふ、」
ーバコ(お腹の上の方殴る)
🍣「ぅ゛っ…ポロポロ」
ーパチン、チョロチョロ
🍣「! 」
🍣「ぁっ、いだっ、ポロポロ」
王子「ないこ!?大丈夫か?」
国民「ザワザワ」
王子「皆すまない!今、ないこが産気づいたため本日はこれで解散とする」
王子「ないこ、行こうか」
🍣「ッ、ポロポロ 」
おかしい、おかしいよこの国はやっぱり
🍣「ぁっ、ああああ゛!! 」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
王子「…医師さん、麻酔薬持ってきて。全身麻酔させて引っ張り出してください」
医師「でもそれだと母体に負荷が、」
王子「大丈夫、この人は恐らく今日のうちに“死ぬので”」
🍣「!」
今日のうちに死ぬので?
そうさせてるのはあなたでしょう?
医師「…わかりました。治療室へ運びましょう」
〜治療室〜
🍣「ぅ゛、はぁっ、ポロポロ」
医師「…もう楽になりますよ、」
医師「では麻酔を。」
赤子「おんぎゃ、おんぎゃ、」
王子「やっと逢えたね。これで君はもうこの城の中で生きていくからね」
王子「それに、“すぐに新しい母親”ができるから」
あぁ、可哀想な子
きっと、私のようにこの城に閉じ込めて、
外の世界なんて見せないように育てるのね
ーそれが私が本当の意味で意識を手放す前に思った言葉だった
〜自室〜夜
🍣「ん……」
医師「ぁ、、ないこ様目覚めましたか」
🍣「えぇ、」
医師「…申し訳ございません。本来、お産に全身麻酔なんて使うものじゃないんです、」
医師「これで何かあったら、わたくしは辞めて一生をかけて償います!」
🍣「…いいの」
医師「ぇっ、?」
🍣「もう償わないでいいの。どうせ私は今日死ぬのだから。」
🍣「だからさ、最後の償いとして私を、」
「いふさんのところへ連れて行って」
医師「あの、罪人の元へ、、ですか、?」
🍣「いふさんは、罪人じゃない」
🍣「あなたはいふさんが何をしたのか、こと細かく言えるの?」
🍣「いふさんがしてくれた行動の意味をあなたは理解できるの?」
医師「…できま、せん、」
🍣「なら、いふさんを罪人呼びする資格はないわ」
🍣「だから、いふさんのところへ連れて行って、」
🍣「わ、たしを…こんな所から、解放してよっ、ポロポロ」
医師「…わ、かりまし、た、」
〜廊下〜
🍣「…ッ、ハァッ、」
医師「…もうすぐ、着きますよ、」
やっと会える
やっと会える、なのに痛くて痛くて
いつもなら1分で行けるところでも
何km、何十kmあるように感じてしまうの
無理やり手を突っ込まれ、 傷は塞がれてない
だか ら廊下には私の血が流れている
早く、早く会いたいのに
〜放置所〜
医師「…着きました」
🍣「ありがとう。あなたはもうここでいいわ」
🍣「…あぁ、やっと、やっと会えたポロポロ」
放置されたいふさんの死体
心臓を撃ち抜かれ、体は痩せ細っていた
それでも私はその姿が、全てが
美しく見えたの
🍣「こんなに、骨も折られて可哀想に、」
恐らく、私がお腹を殴られた後に折られたのだろう
腕、足、
もう動くことが出来ない、なのにめちゃくちゃに折られていた
私は、あなたの、
いふさんのすべてを失ってしまった
私の小さな望みの、恋心のせいで。
だからせめてもの償いになるように、
私は
この命、いふさんに捧げます
🍣「この、小さな瓶でいふさんのところに行けるのね、ポロポロ」
いふさんへ
私のせいで、最後の最後まで苦しくさせてしまってごめんなさい
あっちの世界では苦しむことなく、
幸せで笑顔に溢れた生活が出来ますように。
新しく生まれた子へ
本当は愛するつもりなんて無かった。
でも、あなたが私と同じように閉じ込められて生活するのだと思うと悲しくなった。
せめてでもあなたは幸せを感じられる生活が出来ますように。
🍣「いふさんのもとへ、」
そう言って私はこの、儚い小瓶を飲んだ
あぁ、やっといふさんの隣で眠ることができる
🍣「いふさん、私はずっといふさんだけを、」
愛してます
ーいふさんの
ーないこの
全てが手に入るなら私/俺はこの命を捧げます
例え、
俺はどんなに高い壁に阻まれたとしても
私はどんな悲劇でも打ち破ります
月明かりよ、この手を、この願いよ届け
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