ショッピ
「ふぅ…(さっさと部屋に戻ろ…)」
チーノ
「♪〜…」
ショッピ
「あ(チーノさんだ…なんか…ご機嫌…?)」
ショッピ
「ごきげんですね」
チーノ
「へ?そう…?」
そんなにわかりやすいのかなぁ…僕
まぁ…ネックレスのせいかな…?
ショッピ
「?そのネックレスは…?」
チーノ
「あぁ…これは、買い物の途中で」
チーノ
「気に入ったので買いました!」
ショッピ
「キレイですね…」
チーノ
「だよね〜…」
母さんの形見に似ていた…なんて
言えるわけ…ないよ…ね?
ショッピ
「あ、ワイ用事あったんやった」
ショッピ
「では…!」
チーノ
「はい!」
トットット…
チーノ
「…」
やっぱ…後輩にも…
いじめとか…言えないや…w
…辛い。
チーノ
「…(ネックレスは、部屋に置いていこ…)」
________________
チーノ
「…はぁ」
母さん…
会いたいよ…
________________
12年前…
チーノ(当時5歳)
「ねぇ!ママ!」
母さん
「あら…どうしたの?」
チーノ
「一緒に本読も!」
母さん
「フフッ…いいわよ」
チーノ
「やったぁ!」
________
父さん
「仲が良いな…」
母さん
「そうでしょ…?」
父さん
「…あの子の”力”。まだ安定してるのか…」
母さん
「今の所ね…」
父さん
「…そうか」
父さん
「こんな感じで、平和が続けばいいのだが…」
母さん
「ですね…」
________________
あの平和は
どこに行っちゃったの?
あの力って何?
教えてよ…
ねぇ…
チーノ
「…いつもの場所に行くか」
________________
。
「あ、きたきた〜」
。
「ってか、いつものやつ。つまんないから…」
。
「2つ同時に刺そうと思いまーす!」
。
「お!楽しそう!」
…一体、どこが楽しいんだろうね
僕には、さっぱりだよ
シュッ
チーノ
「ッ…」
ずっと…痛がるふりして…
ザシュッ
ずっと、抵抗せずに…
シュッ!
我慢する。
そんなところを見て、何が楽しいの?
…ほら、また怪我が多い…
今度は最悪だよ…
傷が深いし…
傷も多い…
治るのに数日かかる…
皆にバレたら…
大惨事だろうな…
。
「今日ここまで〜」
。
「帰ろ〜」
。
「だな〜」
チーノ
「…最悪だ」
皆にも、真実を言えてない…
なんなら、黙って…
僕は、気づかせようとも…していない
バカなのは…僕の方かもね…w
なんで…助けを求めないんだろ…
一応さ…ここの軍の最少年?らしいけど…
だって、17歳だし…
母さんたちは…殺されたし…
友達も…仲間も…
全然だったし…
ここしか、居場所がないのかな…
…自分の部屋に戻ろ
※最少年は設定です。
決して、本人様もそうというわけではないです。