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夜になると寒い………
四季は今日も寒さを埋めるためにマッチングアプリの画面をひらく
同性愛者専用アプリ
ナツです
今夜会える方♡
しばらく忙しくて全然発散出来てなかったし
いい相手が見つかるといいな〜
最近気づいた
俺は基本的に男にしか興奮しない
まさか自分がそうだったとはな…
最初はなかなか受け入れられなかったが
今はもう俺と同じ同性愛者の人と会う度に
俺だけじゃないと安心する
身体を重ねている時は何も考えずに済むし
安心する、寒くない…
俺には好きな人がいる
初めて出来た好きな人…
でも叶うはずなどない、分かりきっている
だから、少しでも大好きな真澄隊長に似た人を選んでいる、小柄で、黒髪…
今日もマッチングした人に抱かれに行く
目を瞑り真澄隊長だと頭に思い描いて…
俺は最低だな…
でも、こんなやり方しか分からない
出来ない
真澄隊長に好きだと言って軽蔑されたくない
異性ならまだしも、流石に自分よりデカイ男に告白はされたくないだろう
人を好きになると臆病になる
俺は真澄隊長にだけは嫌われたくない
軽蔑されたくない、何があっても隠し通して
あの人との今の関係を守る!
そう誓っている!
そう…思っていた
マッチングアプリで身体を重ねた男が俺の寝ているすきに俺の写真を撮っていた
何を企んでいたかは分からないが
ゆするネタにしようとか、ばら撒くとか脅すつもりだったのか知らねーが、その男は俺の写真をSNSに投稿した
もちろん顔もキスマもあられもない俺の全てが写っている
こんな汚い事をするやつも居るんだと
俺は何も考えてなかった
自業自得だな…
朝、むだ先に呼び出されて事の重大さを知る
むだ先が最終確認に
これはお前か?と尋ねる
四季は震えながら
頷く
むだのは頭を抱え
今まで見た事のないくらい険しい顔をした
自分の置かれている立場が分かっているのか?
そう問われる
自分の軽率な行動でみんなに迷惑を掛けている
何も言えない
まさか、写真を撮られるなんて、、
など言い訳にもならない
しかも、自分の霰もない姿を
むだ先にも見られた
これから色々な人にも知られ見られるだろう
身体が震え吐き気すらしてきた
その時、真澄隊長と馨さんが血相を変えて走ってきた
俺は震え俯くことしか出来ずにいた
むだ先、真澄隊長、馨さんが話している
耳を塞ぎたい…逃げたい…消えたい
震えながら俯いていると
真澄隊長が事実かと問う
俺は俯きながら頷いた
しばらく沈黙が続き
真澄隊長は深いため息をつき舌打ちした
「チッ
何やってんだ一ノ瀬」
その言葉に身体が硬直する
真澄隊長だけには軽蔑されたくなかった
見られた、知られた、俺の汚い部分を
もう、絶望しか感じれない
生きた心地すらしなかった
しかもマッチングアプリの
相手に求める希望に
小柄、黒髪、ドSな攻♡
真澄隊長の特徴全て書いてあり、俺は今すぐ消えたくなった、こんなに自分を恥ずかしいと思ったのは初めてだ
「一ノ瀬ぇ
お前の趣味に口だしするつもりはねぇが
今の状況を考えて行動しろ居場所が特定されたらどうする?
」
みんなに最もな事を言われ
ただただ、謝ることしか出来なかった
「………すいません
もう、しません」
俯きながらそう答える
「チッ
おい、むだのぉ、こいつ借りるぞ」
真澄はそういい部屋へと連れて行った
鍵を閉め四季を座らせると
真澄はいまだに震え俯く四季の顎を掴み目線を合わさせた
…ッ
四季は目をそらそうとした
真澄がそれを許すはずもなくより一層力を込めて上を向かせる
「一ノ瀬ぇ、俺を見ろ!」
四季は泣きながら真澄と目を合わせる
「チッ
何泣いてんだよったくよ!だからガキは嫌いなんだよ!」
「で?んでこんな事したんだよ」
なんで?…
「あんだろ…欲とか肌とか…」
「さ、寂しくて、夜になると寒くて
一人で居たくなくて…」
そーかよと真澄はいい
四季を優しく抱きしめた
四季は目を見開いた
な、んで?
「俺で我慢しとけ
もうあんなことすんじゃねー、分かったか?」
四季は泣きながら
頷いた
そして四季は真澄に抱かれた
四季は今までに味わった事のない快楽と好きな相手に初めて抱かれた幸せを感じた…全然違う身体だけでなく心も満たされる感覚に意識を手放した…
目が覚めると真澄は居なかった
あーやっぱり夢だったのかと思い身体を起こすと腰に鈍い痛みが走る…夢じゃない
よく見ると真澄の部屋だ…
机に置き手紙があった
悪い、先に行く
また、寂しくなったらいつでも俺のとこにこい
そう書かれたメモと朝食が置いてある
四季は嬉しくてしばらく泣いていた
四季は厳重注意を受け
いつもどうり生活していた
しばらく真澄とも顔を合わせずらかったが
真澄がいつもどうり接してくれた為
四季もまた、今迄どうり隊長室に頻繁に行くようになった
ノックをし
まっすみ隊長〜!!
「うるせー!一ノ瀬!」
へへっ
四季は嬉しそうに笑う
笑顔で真っ直ぐにぶつかる四季を見ているうちに
真澄は四季を好きになって行った
伝えるつもりもない、恋愛なんて自分には不要だ
したことも無ければ、どうするかも分からない
ただ、こいつの笑顔さえみれたらそれで良かった
あの写真を見るまでは…
情事の後の四季の写真を見た瞬間
何かが壊れた、自分の中にこんな感情があったとは…
すぐに相手を特定し手を下した
自分がこんな事をするとは
四季に触れていいのは俺だけだ……
もう絶対に他の野郎に触れさせて溜まるか
四季は俺のものだ…