桃葉side
フウリン「…はい…ですか…そうですか…そうなんですか…」
フウリンは黙って頷き、満足そうに笑った
フウリン「…大切な人への愛…素晴らしいですね」
フウリン「…それでは…」
その時、急に電気が消えた
…停電…?こんなときに…?
瀬梨「な、なんで…急に電気消えたの…?」
梓「分かりませ………楓さん!!いますか!?」
梓さんは暗闇に包まれた教室で叫ぶ
…返事は無い
薫「…か…楓…?ど、どこに…」
霊「…電気つかないの~?」
クロネ「…えと…ここら辺にスイッチがあったはず…」
誰の足音か分からない音が教室に響き、次の瞬間教室は明るさに包まれた
梓「…さっきまで停電だったのにスイッチを押しただけで戻るなんて…」
薫「…とっとりあえず楓を探しましょう…!!ね…!?」
薫さんは今にも泣きそうな顔でそう言った
その声を合図に私達はそれぞれどこかに行ってしまった楓さんを探し始めた
3F 教室前廊下
桃葉「楓さーん!!どこですかー!!」
…声はただ廊下に響くだけだ
…フウリンもいなくなっていたし…一体どこに…
梓「!…桃葉さん…」
私の右手側にある階段から梓さんが上ってきた
梓「あの…校庭を探していたんですが………とりあえず来てください!!」
彼女は私の返事を待たずどこかに行ってしまった
私も彼女に着いていった
校庭
梓さんは学校の全体が見えるほど遠くに走り、校舎のてっぺんを指差した
…何か黒いものが見える
ふと、こんなことを思ってしまった
…人みたい…と
…いや…違う…そんなわけ…
桃葉「…屋上…ですよね…行きましょう…!!」
梓「は、はい…!!」
屋上
さっき校庭で見えた黒いものがあるであろう場所に行くと…
薫「うわあああぁぁっ!!!楓…楓ぇぇ!!」
その場に座り込み大泣きしている薫さんと…
クロネ「…遅かった…」
暗い顔をしているクロネさんがいた
…嘘…
信じたくない…そんな一心で私は黒いものがある柵の向こう側へ視線を動かす
…そこには…
続く
コメント
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うわ、、めっちゃ苦しい逝き方やんけ、、窒息はえぐいで、
もうやめて!meruのライフはもう0よ!
書き溜め終わってないのに公開するの楽しい(末期)