日本の家に用があって呼ばれたソビエトは今何故か追いかけっこをしている。
(追いかける側だが)
理由は明治、大正がいつもの様にソビエトの事を「赤露西亞!!!」と元気よく呼びソビエトがいつも通り「赤ロシアゆーなソビエトだ」っと突っ込むんでいた。
そこまではいつも通り。
が、いきなり明治が大正を呼びこそこそ何か耳打ちすると大正はニッコリした笑みをしだした。
(ソビエトは「子供が何か悪い事を考えている時の顔」と)
ソビエトが「全く………いつになったら名前を覚えるんだ……」とぼやいた瞬間に自分のかぶっている帽子をパクられた。
「なっ!?」
「あはははっ!!赤露西亞驚いてるぞ!!明治!!」
「あぁ!!赤露西亞!!傑作だぞ!!」
「「あはははははっ!!!」」
此処でカチンときたソビエトは
「クソガキ共っ…………」
と切れ、今に至る。
「その帽子返しやがれ!!!」
「「ぎゃはははははははっ!!」」
「なぁ大正!!赤露西亞赤鬼みたいだっ!!」
「あははははっ!!本当だ!!赤鬼だ!!!」
「誰が赤鬼だ!!!」
「「ぎゃはははははは!!!」」
さっきからずっとこの繰り返しで日帝は「転けないでねー」と言うだけ。
平成はというと「元気だねぇ…………」と令和が遊んでいたおもちゃを片付けていく。
十分後。
「はぁっ………はぁっ………やっと捕まえたぞクソガキ共…………」
「あははっ!!あははっ!!」
「捕まった〜!!」
と両脇に2人を抱えたソビエトが廊下から居間に入ってきた。
「あらあら」
「お茶淹れてるから三人共飲みなねー」
と手際良く静岡が茶を淹れていく。
茶を三人で飲んでいると日本が
「さっきまで馬鹿騒ぎしてた三人共〜こっちおいでー」
と呼ぶ。
三人が「???」状態で部屋に入った15分後三人が少しむっ…..っとした顔で出て来た。
どうやらこの15分間に日本から注意と説教を食らったらしい。
「どんな内容だったの?」と菓子を食べていた日帝が聞くと
こんな内容らしい。
『元気なのは良い事なんだけど2人は元気が良すぎるかな。ソビエト君の方は体が大きいんだから小さい子達にぶつかりそうでヒヤヒヤしたよ。元気で良いんだけどね。追いかけっこなら外とか小さい子達がいないとこでやって欲しいかな』という内容だった。
「俺被害者なんだが?帽子取られてなかったら走ってなかったんだが?」
「「赤露西亞が悪い」」
「あ?」
「ウワーンこの大きいお兄ちゃん怖いよぉー」
「助けてぇてーこくぅー」
「えぇ…………何すれば良いんです…………?」
「「ライダーキック」」
「流石に無理がありますよ!?」
「「ウェーン」」
「あらあら」
「ライダーキックは草」
「ライダーキック…………とは…………?」
と会話に置いていかれるソビエトだった。
コメント
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ガキな大正たちが可愛い