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実シ兄者曲パロ詰め合わせ

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実シ兄者曲パロ詰め合わせ

1 - あ/の/夏/が/飽/和/す/る/。

♥

70

2024年09月07日

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🧣×🌵気味

キャラ崩壊あり

ご本人様とは関係ありません。

【あ/の/夏/が/乾/和/す/る/。】

🌵『昨日人を殺したんだ』

君はそう言っていた。

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

部屋の前で泣いていた。

🌵『ッ、グス…ッ』

夏が始まったばかりというのに、

君はひどく震えていた。

そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ。

🌵「殺したのは隣の、いつも虐めてくるアイツ。

もう嫌になって、肩を突き飛ばして、

打ち所が悪かったんだ。

もうここには居られないと思うし、

どっか遠いとこで死んでくるよ」

そんな君に俺は言った。

🧣『それじゃ俺も連れてって』

財布を持って、ナイフを持って、

携帯ゲームもカバンに詰めて、

いらないものは全部壊していこう。

あの写真も、あの日記も、

今となっちゃもういらないさ。

人殺しとダメ人間の君と俺の旅だ。

そして僕らは逃げ出した。

🧣『おら!』

🌵『ちょ、やめろって!w』

この狭い狭いこの世界から。

家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と

二人で。

遠い遠い誰もいない場所でニ人で死のうよ。

もうこの世界に価値などないよ

人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか。

《君は何も悪くないよ。》

🧣『君は何も悪くないよ。ボソッ』

結局俺ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。

そんな嫌な共通点で俺らは簡単に信じあってきた。

君の手を握った時、微かな震えも既に無くなっていて

🧣『…』

🌵 『ん?急に手繋いだりしてどうしたんだ?』

🧣『おしえなーいw』🌵『はァ?!』

誰にも縛られないで二人線路の上を歩いた。

金を盗んで、二人で逃げて、

🧣『こっちこっち!』

🌵『逃げろっw』

どこにも行ける気がしたんだ。

今更怖いものは俺らにはなかったんだ。

額の汗も、

🧣『あっちー』

落ちた君のメガネも

🌵『やっべ!』

「今となっちゃどうでもいいさ。

あぶれ者の小さな逃避行の旅だ」

🧣『いつか夢見た優しくて、誰にも好かれる 主人公なら、

汚くなった俺たちも見捨てずにちゃんと救って

くれるのかな?』

🌵『そんな夢なら捨てたよ、だって現実を見ろよ。 シアワセの四文字なんてなかった、 今までの人生で思い知ったじゃないか。

自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる 』

あてもなく防律う蝉の群れに、

🧣『うるせぇ… 』

🌵『お前よりは増し、だろ?』🧣『はあ?』

水も無くなり揺れ出す視界に、

迫り狂う鬼たちの怒号に、

バカみたいにはしゃぎあい

🌵『っくははっ!』

🧣『がはは!』

ふと君はナイフを取った。

🌵『お前が今まで傍にいたからここまで来れたん だ。

だからもういいよ。もういいよ』

🌵『死ぬのは俺一人でいいよ』

そして君は首を切った

🧣『ぁえッ』

まるで何かの映画のワンシーンだ。

白昼夢を見ている気がした。

気づけば俺は捕まって。

[キミ!動かないで!]

🧣『っはなせ!!!』

君がどこにも見つからなくって。

🧣『🌵っ…』

君だけがどこにもいなくなって。

そして時は過ぎていった。

ただ暑い暑い日が過ぎてった。

家族もクラスの奴らもいるのに

なぜか君だけはどこにもいない。

あの夏の日を思い出す。

僕は今も今でも歌ってる。

君をずっと探しているんだ。

君に言いたいことがあるんだ。

九月の終わりにくしゃみして

🧣『べぇっくしゅん!』

🌵『汚ぇよ!w』

六月の匂いを繰り返す。

🌵『なんかいい匂いしね?』

🧣『なに?食いもん?』🌵『ちげぇよ!』

君の笑顔は

🌵『おーい!🧣! 』

君の無邪気さは

🌵『くははっ!w』

頭の中を飽和している。

誰も何も悪くないよ。

君は何も悪くはないから もういいよ。

投げ出してしまおう。

そう言って欲しかったのだろう?



🧣『なあ?』




ここまで読んでくださりありがとうございます。

初めて書いた曲パロのですので誤字などが多いかもしれません。誤字があった場合はコメントでご指摘ください。

気が向いたら更新なので気が向いたら更新してるかな?と覗きに来て下さい。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

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