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あんまり見ない桃水さんペアをどうぞ
『社畜彼氏と甘えたうさぎさん』の水くん視点Ver. になっておりますので良かったら既存の白くんVer.もぜひ読んでみてくださいね🥹
・桃水
・青白表現あり
・R18
・nmmn
※※※脳死
※白くんVer. と電話の内容が少しだけ違います。
地雷さん回れ右お願いします🙇♀️
それではどうぞ⤵︎ ︎
水side
『ほとけっちへ
おはよ!
朝ごはんは冷蔵庫の中に入れてあるからチンして食べてね。
戸棚に粉末スープもあるから一緒に食べて!
ばり美味い!!
今日も寝顔可愛かった。帰ってくるまでいい子にしててね!
ないこ』
朝……といってももう昼近い時間帯。
ベッドから出て1階に降りた時、机の上に1枚のメモがセロハンテープで貼り付けられていた。
可愛い犬がちょこんっと座っている見慣れた紙を見る度に憂鬱な気分になる。
殴り書きとまではいかないけど、少し雑めのないちゃんの字を見ると会いたくて会いたくて仕方がなくなってしまう。
だから見たくないのに。
でも最後の今日もかわいかった、っていう文が見たくていやいや見る。
ないちゃんが忙しいのなんていつもの事だけど、最近とくに仕事が外せないらしい。
いつも日付を超えた時間に帰ってきて、話す間もなく疲れたような顔をして眠りにつく。
そして朝早くから起きて、僕のためのご飯とメモを書いて家を出ていく。
寂しく無いわけじゃないけど、忙しいないちゃんの足枷になりたくなくていい子ぶってしまう自分が居た。
だから、いつも夜までないちゃんが帰ってくるのを待って、ないちゃんと話す時は極力ほんとは寂しいってことがバレないようにできるだけ明るく話す。
それをかれこれ2週間近く繰り返している。
本当はないちゃんのあったかい腕で抱きしめて欲しいし、一緒にお風呂とか入っていちゃいちゃしたいけど、今はそれを叶えることができないなんて十分に理解しているつもり。
だから無理に強要なんてしない。
だけど無駄に広い家に毎日一人でいるのはきつくて。
初兎ちゃんにでも電話しよっかなーなんて考えに至る。
昨日はりうちゃんと夜ご飯を食べに行ったけど、さすがに今日も明日もって訳にはいかないしりうちゃんは今頃大学で忙しいだろうから、同じく彼氏が仕事で忙しい同士の初兎ちゃんと電話を繋げた。
初兎ちゃんの彼氏のいふくんも最近どうしても外せない取引があるらしくて帰りが遅いらしい。
ほ「しょうちゃんはさ、いふくんになんか言ってる?」
し『なんかって?』
ほ「寂しーとか、もっとかまってーとか」
し『言えるわけないやん……やってまろちゃんも忙しいんやしなぁ…いむくんもないちゃんには言っとらんのやろ?』
ほ「そうだけどさ…笑」
ないちゃんの困ってる顔なんか見たくないし、その原因が僕だと思うと尚更罪悪感が込み上げてくる。
なら最初から僕が我慢すればいい話なんだから。
それは初兎ちゃんも同じ気持ちらしい。
ほ「どうすればいいのかな……?」
し『んー、でも僕らもほんとに、まろちゃんが忙しすぎて1週間はヤッてないかもなー……』
ほ「は、え、?うそ!?1週間……?」
し『おん、いむくん声でかい笑』
しょうちゃんに注意されたけどそれどころじゃない。
1週間、か……
まあ僕もそんなことやってるほどないちゃん暇じゃないけど、でもしょうちゃん自慰もしないからなおさら溜まってるんだろうな……
し『まろちゃんが忙しいから仕方ないかーって諦めるしかないんよ笑』
ほ「そっか、でもそうだよねー、」
ほ「僕たちも結構長い間ヤッてないから寂しいけど、自分から誘えないし……」
し『でも限界ってあるやん……?』
少し、低い声でそう呟くしょうちゃん。
声色からして泣きそうな雰囲気にちょっとだけ驚いた。
僕が言ってもきっと完全にしょうちゃんの心は晴れないとは思うけど、でも1番重要ないふくんが忙しいのだからどうしようもない。
ほ「いふくんの仕事が落ち着いてきたらしかないんじゃないかなー…?」
ほ「無理に言ったところで、言わなきゃ良かったって後悔しちゃうのしょうちゃんだし……」
し『おん、そうやな…笑』
諦めたように力なく笑うしょうちゃん。
相当思い詰めたりしてるのかなって心配になってくる。
昔から優しい性格だからか、あまり人に自分の意見をはっきり言えない部分があるから余計にため込んでるんだとは思うけど、僕にはなにも力になれない。
し『電話ありがとう、楽しかった笑』
ほ『いえいえ僕もないちゃん居なくて暇だったからしょうちゃんいてよかった笑』
ほ『いふくん、早く帰ってくるといいねー』
し『そっちもな笑』
ほ『ふふ、お互いだ笑 じゃあ切るね』
ぷつっとあっけなく切れる電話口。
真っ暗なスマホの画面に反射した僕の顔は、少し泣きそうな、情けない顔をしていた。
頬をぱちん、と叩いて喝を入れる。
いつまでもうじうじしているつもりは無いから、ここで気合いをいれた。
掃除でもしようと思い掃除機を取りに行く。
ないちゃんがいなくても、僕頑張れるんだからね。
だいぶ綺麗になった部屋を見て一息つく。
いつもはないちゃんと一緒に掃除しているからなんか変な感じだったけど、一人でやるのも悪くない。
はぁっとため息を吐きながらソファに座った時、机の上にぽつんと置いてある香水が目に入った。
おしゃれな瓶に身を包んだそれはないちゃんが愛用しているもの。
いつも出かける前に首筋と腰にシュッとひと吹きかける。
なんで手首じゃないの?って聞いたら、首筋と腰に振った方が匂いに色気がでるらしい。
そんな、僕がいるんだから色気なんかいらない!って怒った記憶がある……
ほんの好奇心でその香水を手に取り、シュッと空中に吹きかけると、ないちゃんの香りがふわっと漂った。
もっと感じていたくて香水液を洋服にかけると包まれているような、抱きしめられているような感覚がして余計に安心感を覚える。
ふわふわしたような頭でぼーっと床を見つめているとだんだん正気に戻ってきた。
現実逃避しているみたいだけど、実際今の生活はなんだか物足りない気がして楽しくないことは確か。
彼女と仕事どっちが大事なの!!って言いたい気持ちを抑えて、心の中でないちゃんのばかだのアホだのぶつくさ呟く。
時刻は20時を回った頃。
いつもならこの時間にただいまーなんて帰ってくるのに、今はそうもいかない。
ご飯も食べる気になれずに、どうせ1人だしもう寝ちゃおうかななんて思った時、玄関の扉を開ける音がした。
誰かなんて考えなくても一瞬で分かる。
足音が廊下から聞こえてきて、こんなのに反応するとか僕犬じゃん、って言うのは置いておいて。
がちゃっとドアノブを回すと同時にひょっこと現れるピンク頭。
最近はこんな早くなかったのに、なんて困惑しているといつの間にかぎゅうっと抱きしめられていた。
ほ「ぁ、ぇっと…おかえ、り?」
な「ふふっ、ただいま笑」
ほ「な、なんで……?」
首をこてん、と傾げるけれど笑ってばかりで答えてくれない。
ずっと日付を超えた時間帯に帰ってきてたのにどうして今日はこんなに早く帰ってこれたのだろうか。
な「まろからね、メールが来てさ、」
な「ほとけが寂しがってるからはよ帰れやってね笑」
ほ「い、ふくんが……でも仕事は?」
な「そう、まろが笑
仕事も結構順調になってきたし、残業も程々に帰ろうって思ってさ」
多分しょうちゃんから聞いた情報をいふくんが伝えてくれたんだろうな。
しょうちゃんだって寂しかったはずなのに、彼なりの優しい気遣いに泣きそうになる。
な「あっちはもういちゃいちゃしてるんだろうし、俺もまろから聞くまでほとけっちのこと考えられてなかった」
な「寂しい思いさせちゃってごめんね」
ほ「ぁう…ぇや、そのっ……」
ほ「確かに寂しかったけど……」
ほ「が、頑張ってるないちゃんも好きだから……ッ/」
嘘とも言えないけれど本音でもあるこの言葉。
お仕事だって全部僕と暮らすためのお金を稼いできてくれてるわけだし、みんなの役に立っているないちゃんはかっこいい。
ほ「けど、構ってほしかった……/」
ポロリとこぼれる心の中。
途端に自分が言ったことに恥ずかしくなってしまいないちゃんの胸板に顔をうずめる。
すると、ふわりと香る先程の香水の匂い。
僕の服からも同じ匂いがして、なんだかふわふわした気分になってくる。
な「かわいい……」
ほ「ぇ?ぅあ、…」
ちゅっと音を立てて首筋に落とされるキス。
そのまま鎖骨、胸板とどんどん場所がさがっていく。
ほ「へぁ……ぅちょっと…、ないちゃん、?」
な「ほとけっち」
ほ「う、うん……?」
するすると服の中に手を入れて胸の突起を弾いた。
その拍子に漏れる甘い声。
な「ごめん、嫌だったらここで言って。嫌なことしたくないから……」
少し自信なさげに眉を下げて頭をぐりぐりされる。
ほ「嫌なわけないじゃん……、ないちゃんのこともっとほしい…から」
な「……ずるい」
はぁ、とため息をついたかと思えばないちゃんの膝の上に乗せられる。
理解が追いつかなくてないちゃんのことをじーっと見つめているとぱちっと目が合った。
な「なんか俺の匂いがする……」
な「香水使った?」
ほ「へっ?……ぁ、」
な「……ふーん、寂しかったんだ」
ほ「ば、ばかっ!」
ニヤニヤしながらこちらを伺うその顔をぺちぺち叩くと満更でもない様子で痛がっている。
な「寂しかった分たっぷり愛してあげるかんね」
ほ「ん、……」
久しぶりにないちゃんを感じられる日。
今夜はすこし長くなりそうな予感がした。
おまけR18⤵︎ ︎
前置き長いですー😣
なんかギャグみたいになっちゃった許しておくれ
桃side
ほ「やだ!電気消すの!!!」
な「えー?何回も裸なんて見てんじゃんか……」
2人ともパンツ1枚の状態で、残りの布に手をかけた時ほとけっちがそう叫んだ。
いくら久しぶりだからといっても裸が恥ずかしいとかあるのか、と疑問に思う。
ほ「だ、だってお腹やだもん……最近ぷにぷにしててやだ」
な「そんなん俺もぷにぷにだし、同じだよ」
ほ「やだよ!!ないちゃん最近なんか痩せたじゃん!僕も痩せてからがいい!」
な「疲労から痩せるなんて不健康だよ、真似しちゃダメ」
さっきまでのいい感じな雰囲気は何処へ。
抵抗するほとけっちと取っ組み合いにでもなりそうだ。
第一太ってるとかそんなの俺からしたら関係ない……とか言ったら無神経だって叩かれそうだけれど、彼女の言ってることはよく分からない。
な「じゃあ電気消すよ」
ほ「そう、それでいいの」
な「ん、」
机の上にあった照明のリモコンをピッと押すと、暖かい色だった電球がガラッと暗めのピンク色に変わる。
ほ「……え?何その色。僕知らないんだけど」
な「だってここ元々俺の家だったし、ほとけっちが越して来たじゃん」
な「これで見えないねー」
ほ「余計やだもん……」
部屋の空間がピンクに染まるだけで一気にえっちな感じになるのすごいなって内心思う。
これでえっちしたらやばそうだな。
しかしそんなことを気にもとめずにギャーギャー文句を言っているほとけっち。
な「暗いからこれであんまりほとけっちの可愛い顔見れなくなっちゃうけど、可愛い声いっぱい聞かせてもらうから」
ほ「かっ、かわっ……//」
な「……ねぇ、これ昨日弄ってたでしょ」
かわいいって言葉に動揺している間に服を脱がせてナカを解かそうとすると既に柔らかかった。
聞いてみるとぼふっと効果音が付きそうなぐらい真っ赤に染まる頬。
図星だな。
ほ「早く帰ってこないないちゃんが悪い……//」
な「じゃあもう解かさなくても大丈夫だよね」
ほ「ん……いれて…/」
かわいいおねだりに少し顔が緩む。
きゅっと手を繋いでゆっくりと腰をしずめていくとぴくぴく反応する背中。
ほ「んぁ……ふっ”/」
な「ふふ、かわい」
まだ半分しか入っていないのに先端が奥にあたる。
そのまま一気に入れてもいいけど、今日は沢山愛してあげる日だからいつもより優しめに。
こちゅ、こちゅと突くと耳元から甘い声が漏れて聞こえてくる。
ほ「ぅ~……♡ないちゃ、」
な「んー?」
ほ「すき、だよ……ッ//」
な「ぇあ、んふ…俺も好きだよ」
顔が見えないからどんな表情をしているかとかは知らないけど、照れていることだけは分かる。
可愛いことをしてくれる彼女にまたひとつ好きが募ったことは内緒。
『かまって』 えんど✌🏻
フォロワー様1600人感謝です🥺
コメント
12件
さ、い、こー!!!!!!
水桃、桃水地雷はどこへ…? と言うくらいもうらぶです…。 そもそもむぬさんのばっかり見てるので、他の方のは駄目説あるんですけど…笑 取り敢えずむぬさんは神れべるですね…。 ふぉろわー様1600人おめでとうございます…!🎉
むぬ様小説書くの上手すぎませんか!? まぁ前からわかっていたことではありますがいざ読んでみるともう一回「むぬ様上手すぎんかい!?」ってなりました!(笑 絵も上手なのに小説も上手とは...さすがむぬ様ですね!✨