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皐月side
梅宮は黙ったまま……。
俺は踵を返して帰ろうとしたら……。
腕を掴まれた。
梅宮「…俺の事が本当に嫌いになったのか?ウザイと思ったのか?」
梅宮の言葉に少し体は止まってしまった。
皐月『…当たり前だろ、お前なんて嫌いだ…、俺なんて忘れろ。』
梅宮は何も言ってこなかった…。
これでいい、これで……。
部屋に戻った俺だが
どうして
涙が溢れるんだろう…。
どうして、心に穴が空いたように痛むんだろう……。
分かんねぇよ。
俺は……梅宮に幸せになって欲しいのに……なんで、辛いんだよ……。
高校で出会っても結局会話も無くなり、まるで、そこに俺が居ないかのように梅宮はした。
知ってた、俺が望んだんだ。こうなる事を……。
なのに、
なのにッ!何で……こうも胸が苦しいんだッ。
今更何を言っても遅い。
もう無理なんだ。戻れない。
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