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この関係に終止符を
注意
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
太中
BL
ちょっとモブ中
腐
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
、
太 「 私の事、 なんで好きなの 」
……
正直に言えばすぐ思いつかなかった。
中 「 全部 、 」
太 「 そう。 」
本当はずっと、 ずっと分かっていた
これは単なる執着だ
ただただ失うことが怖い
中 「 手前こそ 俺のどこが好きなんだよ 」
太 「 私を好きなとこ 」
それはきっと 、 俺じゃなくても変わらない
彼奴は 俺を好きなんじゃなくて 、
自分のことを好きな誰かが好きだけだろ。
結局 、一度も愛し合ったことなんてない
執着で細く繋がれた糸は解こうと思えばきっとすぐ解ける
恋人、 その関係だけ聞けば良いものに見れるのかも知れない
でも、薄汚れていた。
太宰の浮気なんて、 いつもの事でしか無かった
普段の日常の一部で 、 俺の家をホテル代わりなんてよくある話
中 「 またかよ、 」
太 「 ごめん 」
反省してないくせに、
中 「 なぁ、 」
別れよう。 そう俺が言ってしまえばきっと終わらせられる。 全部、
俺が言うだけで終わってしまうのだ。
中 「 なんでもない、 」
太 「 そう。 」
この会話をする度にもう、壊れる。と自分で感じる、
思えばもう壊れていたんだと思う
だから
あぁ。 浮気してしまおうか
なんて考えが頭をよぎった
……
気付いたら猫撫で声で誘い出し、ホテルに連れ込んだ。
そして、俺は その日、浮気をした
共に寝て、自分の家には帰らなかった
自分から強請って沢山の跡をつけさせた。
好きって沢山言った
愛してるって思ってもないことを吐いては声を上げただただ行為の快感を感じた
心の奥底が満たされるような気がした。
それと同時にぷつんと何かが切れた
しばらくは家に帰らず、ほぼ毎日違う人と遊んではを繰り返した
仕事さえ行かずに
スマホは無くした、否捨てたと言うべきか
今ならきっと言える。
もう別れようって
冷えきった関係だった。繋がってる意味なんてない
太宰の家に向かおう、そして言おうなんて考えながら久しぶりに自分の家の玄関をあけた
太 「 中也、随分と遅い帰宅だね 」
家には太宰がいた。
都合がいい、 言おう 言ってしまおう
中 「 だ”ざ、” 」
連日の行為で喉はがらがらだった
今思えば随分と酷い身なりをしていたと思う
太 「 一体、 1ヶ月の間何をして過ごしていたの 」
1ヶ月 、 そんなにも経っていたのか
初めての浮気から、
家に帰らなくなってから
太 「 …… ねぇ、 」
中 「 関係ねぇだろ。 」
絞り出したようなか細い声で答えた
太 「 ごめん……、 」
何を謝っているのか分からなかった
太 「 だからもう 、 」
中 「 別に怒ってねーよ。 」
太 「 寂しかったんだ、中也がいなくて 」
中 「 そうかよ。 」
中 「 そんなことより、 」
太 「 別れ話 、? 」
中 「 嗚呼 、 」
「 もう限界なんだよな俺たち、 」
太 「 そっか、そうだよね。 」
中 「 別れよう、 」
これで終わる
この関係がやっと、やっと終わるんだ
終わってしまうんだ
太 「 …… ぅん、 」
もう吹っ切れたはずなのに絶えず涙は溢れていた
きっと俺たちの関係に
何も無かった。
でもなんかやっぱ 好きだななんて、
太 「 中也、私ね。好きだよ、 多分遅いけど 」
そう言って出ていった太宰は部屋から出ていった
中 「 ずるい、 本当に 」
本当は今すぐにでも追いかけたかった。
強い執着が薄れた代わりに、ほんのりと恋の香りが俺の心を惑わす、
、
今追いかけてしまえば間に合うのかななんて
読み切りにしようか連載にしようか迷ってます。
これはこれで綺麗なのかなとも思いますしみたいは
いいねが 1500↓ 読み切り完結!!!
1500↑ 連載!!
いいね設定が読み切りにしたがってる人すぎる。別にそんなことは無いですよ。救われて欲しいとも思ってますちょっとは🙄🙄
すごくごめんなさい
見てくださった方!ありがとうございました!!