TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

前回、悠仁の処刑云々の話の続き


霖)今は悠仁くんは私の御札で少し歳をとるのが遅れてるけど着々と体は置いて行ってるからね、早めにやらないと

傑)い、今まで出来なかったのは?

霖)あ〜……御札の準備とか、りるとるりのお世話だったり…時間があんまりなくなってね…んで?なんならどこぞの誰かさんが私を閉じ込めたから?その分が無駄になったし?

甚爾)ウグッ……

甚爾を少しディスって……

霖)悟〜、悠仁を呼んできてくれない?引きこもり(宿儺)を引っ張り出すよ

悟)んー?別にいいよ〜、呼ぶから待ってね〜

スマホを取りだして悠仁を呼び出し、呼び出しが終わったあとは私にしれっと抱きついて猛烈にスリスリしてくる

霖)うにゃー!くすぐったいの!(#ฅ`Д´ฅ)シャー

悟)見てみて〜猫〜

しれっと私を抱き上げて「猫」なんて呼んでくる

霖)……今日の夜覚悟しとけよ悟

悟)それを言うのは僕かもね?

二人の間でバチバチと火花が散っていると

ガチャと、部屋のドアが開く音がした

霖)お、ゆーじー?

名前を呼ぶと「あーい!」とすっごい元気な返事が聞こえた

霖)こっち来て〜話しあんの〜

悟から離れてとりあえず全員を一旦撤退させる

悠仁)あーい、って…やけにすっからかん…どったの?

いつも通りケロッとしている

霖)いーから、あんたを苦しめてるその呪いを今から出てあげんのよ

そう言うとなんとも言えないような顔をしていた

霖)??どーしたよ、なんかあった?

ひょこっと顔を覗かせると「うーん…」みたいな顔をしていた

悠仁)なぁ、こいつが俺の体からいなくなったら俺は死ななくて住むのか?

と、至極当たり前な質問をされた

霖)そうだね〜死ぬ原因が宿儺だけだから宿儺本体を取り出しちゃえば終わりよ?

と、当たり前の回答をする

霖)まさか、こいつが死ななくてもいい世界線を望んでおらっしゃる?

悠仁)…まぁ、色々助けられたし…

霖)ん〜…出来なくは無いけど…あんまりオススメしないよ?

まぁ、そりゃお勧めはできないわ…なんせ呪術界のお偉いさん方が完全に宿儺を怖がって生きてたとしても完全に命を狙われる…そういう色んな面だと本当におすすめ出来ない

悠仁)おすすめ出来ないって……やっぱりいつかは祓われる…から?

霖)そうだね…上の人達が…今まで味方だと思っていた京都校がこちらに攻めくる…そうなったら私たちは大人しく宿儺を差し出すしかない

霖)…酷だけどこれは現実

少し悲しい顔をすると悠仁は察したかのように「聞いてみただけ!なんも無い!」といつもの笑顔を見せた

霖)……悠仁、わかってると思うけどあなたは宿儺を受肉して呪力を得てるの、その呪力の源がいなくなったらあなたは…高専には…呪術界には足を入れれないわ

その言葉を聞いた悠仁は少し泣きそうな顔をしていた

悠仁)ッ…

霖)……悠仁、どうしたい?自分が死んでもいいから呪力を得て守れる人を守るか…それとも、呪力を無くしてまで生きて…守れる人を守れないまま見殺しにするか

悠仁)…お、おれ……は…ッ

呼吸が乱れて何をどうしたいかも言えない状況になってしまった

霖)悠仁、落ち着いて…私はいじめのつもりでこういってる訳じゃないの、事実を伝えてるの

悠仁は呼吸を荒らげるだけで落ち着きなんてしなかった

霖)…仕方ない

1枚の札を取りだしてそっと悠仁に握らせる

霖)悠仁、私の目を見て

悠仁が顔を上げるとその目は恐怖心と戦っているのか目が揺れていた

霖)落ち着いて、深呼吸して

悠仁は私の指示に従ってゆっくり深呼吸をする

霖)少しお茶入れるからちょっと休憩したらどうしたいかもう少し考えな?

手を離してキッチンへ行ってお茶を入れる

霖)はい、ゆっくり飲んでね

悠仁は出したお茶を少しつづ飲み始める

霖)……(まだ話が早すぎたか…正直この手の話は私もあんまり得意じゃないからなぁ…)






霖)落ち着いた?悠仁

優しい顔でそう聞くと悠仁は小さく頷いた

霖)よし、それで話はどうしたい?

悠仁)…もし宿儺が生きていたとしても俺は呪力は使えない……よな

霖)ん〜……そうだね、リンクをしたら呪力の共有は出来ると思うけど…それでも宿儺が死んだら使えなくなるね

悠仁)…俺、わかんねぇよ……

まるで泣く寸前の子供みたいな声でそう呟いた

霖)…そうだね、いきなりこんな話されちゃわかんないか

悠仁)あいつがいなくなったら俺は……あいつらから……ここから離れるってことだろ…?俺、ここの居心地がすげぇ好きなんだよ……離れたくねぇんだよ

霖)…

悠仁)なぁ、霖……俺は…どうしたらいいんだよ…

まるで怯えるような目を向けられる…いや、怯えてるんだ、誰かの人生を犠牲にするか自分の人生を犠牲にするか……なんだかんだ宿儺は悠仁達を助けてきた、その恩があれば確かに迷うよな

霖)…私じゃ決められないよ笑

霖)たしかに今の指三四本程度なら何時どこで宿儺が暴れようにも悟や傑、最悪乙骨くんが止められる

霖)…でも、あいつは呪いだ……逃げられるチャンスを与えたら私でも正直探すのはめんどいよ

悠仁)……なら、殺した方が

霖)でも、殺すって選択を取るのはまだ早いよ

悠仁)…え……?

顔をバッと上げてこちらを見てくる

霖)一つだけ…ね、まぁこれはあいつが大人しくなるか…はたまたあいつにとって利益があるかで全てが決まる

霖)宿儺、出てきな

悠仁)…え、ぁ……

悠仁が眠ったように目を閉じると顔にアザが出てきた

霖)さて話は聞こえてるね

宿儺)…小娘か、何の用だ

いつもの冷たい目線を送ってくる

霖)あんたが生きるか死ぬかの話し合い

宿儺)ほぉ?この俺を生かすかどうかの話だと?くだらんな

霖)あらそう?あんたが生きていたら…そうね、ほとんど永遠にも近いこと生きられるわよ

宿儺)俺が高々寿命で大人しく生きると思うか

宿儺はため息をついてえっらそーに足を組んだ

霖)チェ生きてる間護衛でも何でもしてもらおうかと思ったのに最悪

宿儺)誰が小娘を護衛するか、反吐が出る

霖)あらまぁ悪かったわね!







霖)まぁ、いいや……今高専には三四本ぐらいあるからそれを食ってもらう、指を食ったら私の力であんたの力を弱体化させるから

宿儺)……は?

なんで私が特級入りして好かれなきゃいけないんすか!

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚