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『繫縛の楔』〜私はこの檻から逃げられない〜


第11鎖 『堕落したお姫様』


『はにゃまる……っ。行かないで……ここにいて……?』

『あぁ。主様が満足するまでいてやるよ。』

『主様、私にも構ってください。』

『ゆーは……ん…ぅ。』

『2人だけずるいです〜!主様俺にも…っ。』

別邸の3人から寵愛を受ける。ドロドロに甘い愛情を。


『心配しなくても私はずっとここにいるよ?』

『えぇ。そうでなきゃ困ります。主様がほかの男に瞳に映るだけで吐き気がします。』

『もうどこにも行かせませんよ?』

テディは私をぎゅっと抱き締める。

『主様は俺のことが好きなんだからどこにも行くわけないだろ?』

『ふふっ。私はみんなのこと好きだよ。』

私はチュッと3人にキスを落とす。

『『『主様……♡♡』』』


幸せだなぁ。みんなに愛してもらえて。

ずっとこの檻の中に居れば怖いことも何もない。永遠にこの檻の中で――みんなと居られる。


食堂――。


『主様もすっかり堕ちてしまわれてもう心配はありませんね。』

『はい!もう逃げるなんて思考回路にはいきませんよ。』

『あぁ。それにしても、主様のあの溺愛ぶり…可愛かったな。』

『あぁ。喜んでお仕置きしてあげられるしな。』

『もっともっとって縋る顔がすっごく可愛いよね……。』

『もっと虐めてやりたくなるよな。』

『あーあ、でも主様はみんなのものなんすよね〜。』

『おやおや?抜け駆けする気かい?』

『主様は私のモノですよ。』

『はぁ?僕のだし〜。』

『他の執事はともかく、るカスだけには渡したくない。』

『たとえミヤジ先生やフルーレだろうと渡すのは嫌ですね…。』

『今は別邸1階の3人が主様といるのか…ねぇ、シロ。交代して貰いに行こ?』

『あぁ、そうだな……。』

コツコツ……。


『ねぇ。もし主様が1人に絞ったらどうする?』

『そんなの決まってんだろ。許さねぇよ。』

『ふふっ。仮にそうなったとしても主様が選ぶのは私ですよ。ボスキ君。私が一番最初に主様に会ったんですから。』

『それを言ったら俺だって最初に悪魔の力を解放して貰ったんですから!』

『俺は最初に悪魔化から救ってもらったぞ。』

『埒が明かないね。ふふ、ベリアン。こういう時は力で捩じ伏せた方がいいよね?』

『ルカスさん…ふふ。冗談ですよ。ほら、私達が喧嘩したら主様が悲しみますよ。』


一方その頃――


コンコン。ガチャッ。


『主様。会いに来たよ。 』

『ベレン?それにシロも…。』

『ふん……。』

グイッ!

『っ!』

別邸の3人から私を引き剥がし抱き締めた。

『お前は我のものなのに他の男に嬲られているなんて…。』

『だって私はみんなのものだから…。』

『もう一度身体に教える必要があるな。』

『おやおや、もう交代ですか…。』

『じゃ、退散するか。』

『主様!また来ますね!』

別邸の3人は部屋から出ていく。


『さて……主様。』

ギシッ

ベレンとシロがベットに座る。

『どうやって気持ちよくして欲しい?』

『2人の好きにしていいよ…♡♡』

私は2人の手を握る。

『それでこそ我の玩具だ。』

『ん…。』

チュッと顕になった太腿にキスが落ちる。

『主様。』

クイッ

顎を持ち上げられキスをされる。

『好きだよ…♪』

『私も……。』


薬による甘い刺激と、身体に刻まれる愛の痕に…心は満たされてゆく。

お姫様は堕ちていく――深い。深い闇の中へ。


次回


終鎖 『これからも檻の中で』

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