あてんしょん
blではございません
(そう見ていただいても良いです)
bsdの二次創作
さんこいち
その他諸々のことを含みます
以上のことを踏まえてお楽しみください
「やあ織田作」
少し明るくそれでいて落ち着いた子供の可愛げにどこか欠いているような、そんな気分の悪い声が耳に入る
「珍しいな。」
「太宰。お前は幹部だ」
「一介の構成員とプライベート以外で関わるのは好ましくない」
そうだ。太宰は歴代最年少幹部としてポートマフィア内部でも影響力が相当強い
一介の構成員との関わりが他者に広まることは善いとは言い難い
「構わないさ。」
「今日はもう終業だ」
そう言いにまっと笑う太宰は、先ほどとは打って変わって子供らしく見える
此方のほうがよっぽど善いだろう
「それで、あのだね織田作」
「私は…疲れているのだよ!そう!疲れているの!だからその疲れを癒すためにはアルコールの摂取が最適と思ってだね?しかし酒を飲む場に1人というのも周囲からの注目を引いてしまう。なぜなら酒屋に1人でくる人間というのは大抵心身を病んでいるか待ち合わせかの2択だろう?今の私の状況では前者と思われてしまう。そうすれば自然とだね___」
多少もじもじとしたのちに太宰は長々と悠長に偏見だらけの普段からは思えぬほど支離滅裂とした言葉を連ねた。
「飲みに行かないか。」
ため息を軽くつき、そう笑っていった
「うん…ああ!そうだね織田作!!」
「飲みに行こう!」
はじめこそ呆気に取られたようだったものの、太宰は軽く頷き、もう一度深く頷きながら嬉しそうに言った。
「あれ、今日は早いね安吾」
カランと音を立てて入って店のなかには
いつもなら仕事が立て込んでいて遅い安吾がもうカウンターに座っていた
流れるように俺や太宰も安吾の隣に腰掛けた
「聞いてよ織田作、今日仕事で中也と一緒だったんだけどさーあ」
「太宰は中也と仲がいいんだな」
「今のどこを聞いたらそう聞こえるんですか、」
嗚呼矢っ張りこっちのほうが
ずっといい。
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