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扇を大きく振り、
扇の先端で首を切ろうとする。
「 首はないでしょ。
近くに来たからって慌てすぎ。ファンの子なのかな? 」
くすっと笑う。しかも前傾姿勢だったさっきの状態から、
一切動かず、リクの攻撃を止めた
「 んで、じゃあ、君は夢旅行をしていただきましょーう。 」
そう言ってリクの手を掴み言う。
「 ほら、おやすみ。 」
するとリクがパタンと倒れる。
「 うっひょー久しぶりにやると楽しいね、これ 」
「 …今、いまリク様に…なにした… 」
「 え?夢に飛んで行って貰った。 」
「 リク様に…リク様にそんなことして、
ただで済むと思ってんのか…? 」
「 やーん、怖―い。 」
「 …お前…絶対殺してやる…!!、 」
すると持っていた熊の縫いぐるみを
カッターを取り出し、心臓の位置を突き刺す。
「 焼失 」
そう呟くとケムリの左胸から赤い炎が燃え上がる。
それと同時にルマンの首の傷もさらに首を絞める。