テラーノベル
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「気の毒ですがあなたには、魔力がないですね。」
「はぁ?」「そんなのありかよー!!」
「いるんですよ年に数回魔力を持たない子が」
「先生!!こいつの魔力を増やすことは出来ないんですか?!!」
「増やすも何も魔力はかけ算です。」「0に何をかけても0は0のままです。」
「えぇーそんなぁー」
「さて、みんな待ってますよ?次の授業に遅れる前に準備をしましょう。」「号令を」
昼休み…
「神田ー!一緒に飯食おーぜ!!」
「んっ?あ、いいよ」
「屋上行こーぜ」
「ちょっとー!屋上は1年生立ち入り禁止だよー!」
「誰だお前」
「クラウドだよ!クラウド・ノース!!」「同じクラスなのに、顔も覚えられてないなんて、酷くない?」
「おぉ、悪い悪い」
「あっ!思い出した!あの風属性の魔法が得意な人だ!」
「うん!そうそう!そうだよー!」
「へぇーそうなのか、それを魔法が使えない俺の前で言うか?」
「え、なんかごめん」
「ていうかこの学校にもこういう火災報知器みたいなのがあるんだね」
「押したらどんな感じなんだろーな」
「火災報知器?何それ?これは魔獣が出た時用のブザーだよ。」「君たちの元々いた学校にはなかったの?」
「うんなかっ」
「あーーーあったあったよーそのブザー」
「おい離せって」「ていうか弁当どこで食う?」
「うーん、そうだねー」
ウゥゥゥゥゥゥン
(?!)(?!)(!?)
「これってまさか、」
「うんそのまさかだね、」「やばいよ早く逃げないと」
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