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どーも主です!きましたよGW!!
4日間だけでも嬉しい…
本当に投稿率悪くてすみませんね…。
朝練が7時からあり、放課後の練習が終わって帰ってくると19時半、そこから宿題やってご飯食べてお風呂入って…。
日曜も勉強しなきゃだからもう書く暇ないんですよ(涙)
今はちょっと休憩中w
だるいから1話完結!←とかいってこの間の続かせちゃってんじゃねぇかよ
なるべく早く書き終わらせられるよう頑張ります笑
じゃ、本編です!!
ここは、人口の約3分の1が魔法を使える国。
その中でも「光魔法」という魔法はごくわずかな人しか使えない。
おんりー「皆さん、おはようございます。」
ドズル「あ、おんりーおはよう。」
おらふくん「やっほー!」
ぼんじゅうる「やぁやぁ…(・∀・)」
おんりー「…!?ぼんさん!?何でいるんですかっ!?」
ぼんじゅうる「なんでってひどいなぁ…。今日は早起きできただけだよ!!」
めん「いつも遅刻してるから言われるんだろ…。」
おんりー「www今日も頑張りましょうね。」
俺は、とある優良魔法学校に通っている“ごく普通”の高校生。
先生「はい、じゃあ今日の授業終わり!各自復習しておくように!」
ぼんじゅうる「ちぇっ。」
おんりー「仕方ないじゃないですか…。」
ドズル「これも勉強だよ。立派な魔法使いになりたくてここにきてるんじゃないの?」
ぼんじゅうる「そーだけどさ…。」
米将軍「じゃあ一緒に頑張りましょーよ!」
ぼんじゅうる「こめしょー…!俺、頑張るよ~!」
おんりー「うん、変わらないな。」
ドズル「うん。」
めん「そうっすね。」
おらふくん「うん。」
ルザク「そうだね。」
雨栗「そうですね。」
こめしょー「全会一致www」
全員「www」
俺はこんな時間が大好きだ。ずっと一緒にいたい…。
…なんて、思っちゃいけないのに。
先生「もうすぐ、能力テスト会があります。」
この学校には5か月に一回、能力テスト会というのがある。生徒同士でぶつかり合うのだ。
ぼんじゅうる「やだやだ~!!」
ドズル「赤ちゃんだ。」
おんりー「幼児ですね。」
おらふくん「www」
めん「誰だよげらふくん呼んだのはw」
この学校は、能力別にクラスが分かれていて、俺たちのクラスは上から3番目、Bクラスだ。この能力テスト会でクラスが分けられる。
ドズル「僕たちこっちだから!みんなじゃーねー!」
おんおらめん「はーい!」
おんりー「…。」
おらふくん「大丈夫だと思う。」
めん「そうっすね」
おんりー「ふたりとも、今日も頑張ったね。えらいえらい。」
おらふくん「えへへ(n*´ω`*n)」
めん「いつもありがと、“おんりー様”」
おんりー「だーかーらー!おんりーでいいってば!」
おらふくん「そーだよめん!」
めん「何を偉そうに!!」
おんりー「まぁまぁ落ち着いて…。帰ったら能力テスト会について話すからね!」
おら、めん「はーい!」
おんりー「ただいまー。」
おら、めん「ただいまー!」
おらふくん「よし、さっそく会議だー!」
めん「今回は…。」
おんりー「うーん…。やっぱりみんなの能力も上がってるからなぁ…。」
おらふくん「ほんとに闇魔法を出さなきゃいいだけなんだけど…。」
おん、おら、めん「それが難しいんだよなぁ…。」
おんりー「あ、ハモっちゃった…。」
めん「それだけ考えてることが同じってことでしょ。」
おんりー「いいことだと思うよ。…俺達の未来のために!」
めん「そうっすね。」
おらふくん「みんなの能力が上がってるならこっちだって強化すればいいじゃん!」
おんりー「そうだね。こっちも体力とか強化して通常魔法だけで応戦できるようにしよっか。」
めん「うん。」
(時の流れが速いなんていったら終わりだからね?うん。)
おんりー「よし、これで話は終わりだね。じゃあみんな、おやすみ。」
おら、めん「おやすみなさい!」
おんりー「めん。朝だよー?」
めん「ん…。あ、おはよう、おんりー様。」
おんりー「おはよう。何度も言わせないでよ!おんりーでいいって…。」
めん「俺はこっちのほうがしっくりくるのー!」
おんりー「はいはい…、わかりました…。おらふ起こしてくるね。」
めん「うん!」
おんりー「おらふ?朝だよー?」
おらふくん「あと60分…。」
おんりー「だいぶ長いね、うん。」
おらふくん「ぎゅーってしてくれたら起きる」
おんりー「…//しなきゃ、ダメ?」
おらふくん「うん」
おんりー「仕方ないなぁ…。」
ギューッ
おんりー「…これで、いい?」
おらふくん「ありがと!」
おんりー「(小声)かわいい…。」
おらふくん「なんか言った?」
おんりー「え、あ、ううん。大丈夫だよ…。朝ごはん食べよっか。」
おらふくん「はーい!」
つい声に出てしまった…。
おんりー「じゃあ二人とも、先行ってるから時間差で来てね。」
おら、めん「はーい!」
おんりー「ドズさん!おはようございます!」
ドズル「おはよー!うん、まだ誰も来てないw」
おんりー「w了解です。」
ドズル「そうだ、能力テスト会明後日だって先生言ってたよ。」
おんりー「あっ、そうなんですね。ありがとうございます。」
ドズル「今回も一緒に頑張ろうね。」
おんりー「…はい!」
おらふくん「おっはようございまーす!」
ドズル「あ、おらふくんwおはよ。」
おんりー「おはよう。」
めん「ちっす…。」
ドズル「めんおはよ!元気ない?」
めん「あぁ、いや…。」
おんりー「なんかあるなら言っていいんだからね?」
めん「おんりーチャン…!ありがとぉ…。」
こっち(学校)ならこのテンションなのに…。
ぼん「どうもー!」
ドズル「おはよ、ぼんさん。」
ぼん「おはよー!」
先生「じゃあ出席確認するぞー」
(めんどい!カット☆)
先生「能力テスト会は明後日だ。気を付けて帰るように!」
(誰か時の流れが速いって言った?駄目だよ、そんなメタいこと言っちゃ。)
ドズル「じゃあおんおらめんまた明日!」
おんりー「はい、また明日!」
おらふくん「おんりー?これから特訓場に行くん?」
おんりー「そうだね。がんばろー!」
おら、めん「はーい!」
特訓場に行く途中
ちびっこのママ「そうた、知ってる?昔、この世界にはね、怖ーい魔王様がいたんだよ?」
おんりー「…っ!」
そうたくん「魔王?」
ちびっこのママ「魔王様はね、魔物っていう、強い化け物を使って人間を襲ってくるの。」
そうたくん「怖ーい…。」
ちびっこのママ「大丈夫よ。とっくの昔に勇者さんが倒してくれたの。」
そうたくん「勇者…✨僕勇者になる!」
ちびっこのママ「お、心強いわね。頑張ってね!」
そうたくん「うん!」
気にしてはならない。もうそれは、昔の話なのだから。そして、人間を襲ってたなんてウソなのに。僕はっ、僕はっ…!
…みんなを守りたかった、だけなのにっ…。
おらふくん「おんりー…。大丈夫…?」
おんりー「あ、大丈夫だよ?昔の話、だし…。心配してくれてありがとう。(*^^*)」
めん(大丈夫なわけないじゃん。)
おらふくん(僕たちの前では笑顔作らなくていいのに。弱音吐いていいのに。)
めん(無理しちゃダメじゃん!)
おらふくん(3人で支えあっていこうって決めたじゃん!)
おら、めん(抱え込まなくていいって、何度も何度もっ、言ったじゃん!!)
おんりー「う”、う”うぅ…。」
めん「おんりー様っ!」
おんりー「ご、めん…。だいじょ、うぶ…。ちょ、っと、気持ち、悪い、だけだ、から…。気に、しない、で」
おらふくん「そんなことできるわけないっ!無理しないでよっ!泣きない時は泣いていいっ!笑顔作んなくていいっ!弱音吐いたっていいっ!頼ってくれていいっ!つらいならつらいって言ってくれていいっ!僕たちがっ、支えていくからっ!だからっ!…一人で、抱え込まないでよっ…。」
おんりー「っ…、うぅ…。ごめん、ねっ…。」
めん「大丈夫っすよ。あの時、3人で支えあっていくって決めたじゃないすか。」
おらふくん「そうだよ!困ったときは頼ってよね!」
おんりー「そうだねっ、ありがとう…。」
あの時、か。
おんりー「いいよ、勇者。殺したいんだったら殺せば?」
勇者「…。」
おらふくん「おんりー様っ!僕たちこれからどうすればいいのっ?怖いよっ…。」
めん「そうだよ…。いなくならないでっ!」
おんりー「大丈夫。俺のもとにいたんだからもうとっくに大人だよ。2人でもやっていける。あとは、任せたよ。(^^)」
おら、めん「おんりー様っ!!」
俺は、勇者に殺された。あれは、寒い冬の夜だった。
…魔王。それは、だれからも恐れられる存在。でも、だからと言って、悪いことをしていたわけではない。ただ単に、人間たちと仲良くなろうとしただけ。そこに、魔族の怪物たちがついてきただけなのだ。今の人類は勘違いしている。そして、いつかその誤解を解けたらなって思う。まぁ、無理だろうけど。
そして、最期に願ったこと。それは…
おんりー(神様、おらふとめんが、いつまでも幸せに暮らせますように。)
それは、2人の幸せだった。
結局その200年後、俺は生き返った。魔族はほとんど不死身だ。まぁでも、魔王は特に普通とかけ離れていた。15歳ぐらいから成長が止まり、見た目は変わらない。だから俺は見た目は15歳、年齢で行くと2000歳くらいだ。
さらにその100年後、俺は魔王の能力の一つである探知能力を使っておらふとめんのもとに舞い降りた。
おんりー「おらふ、めん。久しぶり!」
おらふくん「お、んりー様、なの…?」
めん「おんりー様っ!?会いたかったよぉ…。」
おんりー「もう…、泣かない泣かない!俺はここにいるんだから…。あ、それと、おんりーでいいよ。」
やっと会えた。ただ、うれしかった。
これはドズさんたちにも言えない、俺たち3人だけの秘密。
おんりー「ごめん、心配かけちゃったね。よしっ、気を取り直して…。特訓だ~!」
おら、めん「おー!」
能力テスト会当日
先生「これから、能力テスト会を始めます。」
まずは一番下のDクラスから。俺たちが戦うのはBクラスだ。
ぼん「お、下のほうのクラスでも白熱してるねぇ…。」
ドズル「ぼんさん、油断しちゃダメだよ?みんな強くなってきてるんだから。」
その通りだ。だんだんと強くなってきているのが肌でわかる。
先生「次は、Bクラスの試合でーす!」
おんりー「よし、みんな!行くよ!」
ドズル「みんなでがんばろうね!」
初戦はめんとこめしょー、2回戦が俺とドズさん、3回戦がおらふとぼんさん、4回戦が雨栗さんとるざぴだ。
初戦が始まった。
めん「こめしょー!行くよっ!」
こめしょー「お互いがんばろっ!」
めん「爆発魔法:拡散・強」
こめしょー「水魔法:集中」
めん「まだまだっ!爆発魔法:集中・極」
こめしょー「うっ…。」
先生「勝負ありっ!Bクラス初戦、勝者、おおはらMEN!」
これでこそ本気のぶつかり合いだ。
2回戦が始まる。
ドズル「おんりー!準備はオッケー?」
おんりー「もちろんです。行きますよ。雷魔法:強」
ドズル「手加減しなくていいのに!火魔法:集中」
おんりー「そっちこそですよ!じゃあ、遠慮なく。雷魔法:切り札・エレクトロニクス・ライデイン!」
ドコッ、バンッ!
ドズル「ガハッ…。おんりーさすがだね…。」
ドズさんを壁に打ち付ける。
おんりー「それほどでもないですって。血、出てるじゃないですか…。ほら、救護室行きますよ。」
ドズル「はーい…。」
先生「2回戦、勝者おんりー!」
3回戦、おらふとこめしょーだ。
(ごめん、だるくなってきたw)
勝者 結果はこんな感じだよ☆
1回戦 おおはらMEN
2回戦 おんりー
3回戦 おらふくん
4回戦 水月ルザク
予想通りだ。よかった。バレなさそうだ。
先生「えー、能力テスト会お疲れさまでした。皆さんのクラスが変わることはありません。またいつも通り、勉学に励んでください。」
全員「はい!」
ドズル「いやー、あそこで切り札使うなんてな…。」
おんりー「ドズさんに力の強さだと負けますもんw」
めん「いい経験だったよ。ありがと。」
米将軍「こちらこそ!これからもがんばろ!」
ぼん「おらふくん強くなったねぇ…( ;∀;)」
おらふくん「いや、お父さんw」
雨栗「今回こそはるざぴに勝てると思ったんですけどね…。」
ルザク「強くなってるよ!自信もって!」
雨栗「ありがとぉ…。」
先生「みんな、校長先生からお話があるそうだ。」
ドズル「あ、わかりました。」
ぼん「なによ。任務とか?」
おんりー「なんでしょうね?行ってみましょう。」
コンコンッ
ドズル「失礼します。」
校長「入ってくれ。」
ドズル「お話があると…。」
校長「あぁ。最近この町の近くの森によく魔物が出るようになったのは知ってるかい?」
おん、おら、めん「…っ」
ドズル「はい、存じ上げております。」
校長「そこで君たちには魔物の討伐と魔王の身元特定を手伝ってもらいたいんだ。」
めん「魔、王…。」
ぼん「魔王ってあの?」
ルザク「光魔法と闇魔法以外の魔法による攻撃は一切遮断されるとか…。」
雨栗「光魔法が使えるるざぴがいるからですか?」
校長「あぁ、そうだ。」
ドズル「…みんな、どうする?」
ぼん「俺はやってみたい。せっかくの機会だし。」
雨栗「私もやってみたいです。」
ルザク「僕も。」
米将軍「なんか面白そう!やってみたいです!」
おんりー「…。」
ドズル「おんりー?」
おらふくん「少し考えさせてもらってもいいですか…?」
校長「わかった。決まったら伝えてくれ。」
めん「ありがとうございます。」
ドズル「なんで迷ってたの?」
おんりー「あ、えっと…。」
おらふくん「…僕たち幼馴染なんですけど…。昔、僕たちの親友が魔物に殺されてしまったんです。それがトラウマで…。」
めん「…あの時に、もう二度と魔物と関わらないって決めたんです。」
ドズル「そう、だったんだ…。ごめん。決まったら言ってくれる?」
おんりー「…ありがとうございます。」
おらふくん「ごめん、咄嗟に出てきた言い訳がこれしかなくて…。」
おんりー「ううん。ありがとう。助かったよ。」
めん「そうはいってもどうする?」
おんりー「そのうち俺たちの存在はバレると思ったほうがいい。だから今は、怪しまれないように一緒に動いたほうがいいと思う。」
めん「…分かった。じゃあ、明日校長先生に言いに行こう。」
コンコンッ
おんりー「失礼します。」
校長「決まったかな?」
おんりー「はい。俺たちも参加します。」
校長「そうか、ありがとう。では、昼休みにここに来るようほかのメンバーにも言ってくれるか?」
おんりー「わかりました。」
おんりー「ドズさん。俺たちもメンバーに入ることにしました。」
ドズル「…分かった。できることがあったら全力で支えていくから。一緒に頑張ろうね。」
おんりー「ありがとうございます。今日の昼休み、校長室に来るようにと言われました。」
ドズル「ありがとう。みんな連れて行こう。」
おんりー「はい。」
すべては、怪しまれないため。
校長「来てくれてありがとう。早速だが今日、森にいる魔物を倒してきてほしいんだ。」
ドズル「わかりました。みんな、大丈夫?」
おん、おら、めん「大丈夫です。」
ぼん「オッケーです!」
雨栗「私たちも大丈夫です。」
校長「ありがとう。地図と倒してきてほしい魔物はここに書いてあるから。
よろしく頼んだぞ。」
ドズル「はい。」
正直不安だ。バレてしまったら、ドズさんたちとの関係も崩れてしまう。
たぶん殺されるし。本当の終わりだ。
ドズル「じゃ、いこっか!迷子にならないようについてきてね~?」
ぼん「さすがにわかるよw」
おんりー「あれじゃないですか?」
めん「そうっぽいっすね。」
ドズル「ちゃちゃっと倒しちゃいますか!」
(ごめん、めんどい☆)
ドズル「意外と弱かったねw」
おんりー「どんどん次行きましょ。」
おらふくん「えっと、次ってあれだったりする…?」
米将軍「噓でしょ…?」
ルザク「あれは絶対強い奴じゃん…。」
めん「まぁ、やるしかないでしょ。力合わせたらいけるって!」
雨栗「そうですね。より気を引き締めて頑張りましょう!」
ドラゴン「やぁ、俺様を倒しに来たのは君たちで1253人目だね。」
おらふくん「しゃべれるのね…。」
ぼん「そんなに強いの…?w」
ドズル「…くるっ!」
ドラゴン「あぁ、ダメだねこりゃ…。遅すぎる。」
ドラゴン「容赦なくいくよ~?火魔法:切り札・ファイアーブレス改」
米将軍「ガハッ…」
ぼん「こめしょーっ!」
ドズル「ごめん!人の心配してる場合じゃない!」
ドラゴン「まずは一人!まだまだ~!風魔法:切り札・ウィンディーネ」
雨栗「うっ…。」
ドラゴン「はい二人~!水魔法:ウォーターウォール極」
ドズル「くっ…。」
ドラゴン「お、まだ残ってるのがいるじゃん。…君、光魔法使えるでしょ?」
俺は闇魔法と光魔法の気配を消しているからバレる心配はない。
ルザク「…っ!じゃあもう僕は無理かもな…。ごめん、みんな。」
おんりー「るざぴっ!?危ないっ!」
世界がゆっくり動いている。大切な光魔法の使い手のるざぴを助けなきゃ。でもっ、今助けるには闇魔法を使うしかっ…。ええい、もうどうにでもなれっ!
おんりー「闇魔法・影」
おらふくん「え、ちょ、おんりー…?」
ドズル「え…。魔王って、おんりー、だったの…?」
ドラゴン「おまっ、生きてたんかよ…。」
おんりー「ちょっとグロいけど…。」
おんりー「光魔法:治癒」
ルザク「お、んりー…?」
おんりー「大丈夫?」
ルザク「う、ん。ありがとう…。」
めん「やっぱ優しいよな、“おんりー様”は。」
おらふくん「そうだね。」
おんりー「俺、もういいや。隠すのやめるよ。魔王は俺!今まで隠しててごめん。俺は、やることがあるから、さ。2人とも、もういいよ。今日から自由!今までよく頑張ってくれたね。これからは好きなことしなよ。」
おらふくん「待ってよ!二回もこんな思い味わいたくないっ!」
めん「そうだよ!俺たちもついていく!」
おんりー「だーめ。危険すぎる。これは俺だけの問題だから。」
おらふくん「う、うわぁぁーん…!」
めん「やだ、よっ!待ってよっ!」
おんりー「泣き虫wじゃあね。今まで、俺についてきてくれて、ありがとう。」
おんりー「…雷魔法:召喚」
俺は2人の泣き声をあとに、俺は空へ飛び立つ。
正直、苦しかった。
おらふくんside
なんでこんな思いを二回もしなきゃならないんだろう。
これからも、ずっと一緒に居たかったのにっ…!
ドズル「おんりー…。」
ぼん「魔王の両腕って…。」
おらふくん「…ちょっと昔話しましょうか。」
僕は普通の村に住んでいた。
村の子供「ねぇねぇ!雪だるまくん出してよ!」
おらふくん「いいよ!雪魔法:召喚」
村の子供「わぁ!かわいい!」
村の子供の親「は、はぁ…!?あんた、ちょっと何してるの!?」
村の子供「この子に雪だるまくん出してもらってたの!」
村の子供の親「魔法使いですって!?この子が怪我したらどうすんのよ!?」
村の子供「えー、やさしかったのに…。」
おらふくん「…ごめん、ね…。」
魔族の血が入っていて、ちょっと魔法が使えたからって怖がられて、嫌われて。
僕の居場所はなくなってしまった。
ある時。
村の住人「魔物が出たぞー!!」
村に魔物が現れた。もしかしたら僕も戦えるかもと思ったけど、誰かを怪我させちゃったら…。そう考えているうちに15歳ぐらいの男の人が倒してくれていた。
おんりー「大丈夫?怪我無い?」
おらふくん「大丈夫です…。あなたは…?」
おんりー「魔王。」
おらふくん「えっ…?魔王ってあの…?」
おんりー「怖い人じゃないから安心して。」
おらふくん「そう、なの?」
おんりー「みんな勘違いしてるんだよね…。そうだ!」
おんりー「よかったら俺についてくる?帰る場所もないだろうし…。」
おらふくん「いいの…?」
おんりー「もちろん。」
おらふくん「ありがとう!これからよろしくねっ!」
おんりー「うん。」
おんりー「俺はおんりー。君は?」
おらふくん「…おらふ。」
おんりー「かわいい名前だね。これからよろしく、おらふ。」
おらふくん「ありがとうっ!」
その人はとても優しかった。勘違いしている人間たちがおかしい。魔王は、いい人なのに。
おんりー「君、魔法使えるでしょ?」
おらふくん「あ、うん…。」
おんりー「えっと、大丈夫?」
おらふくん「実は…。」
僕は今までのすべてをおんりー様に話した。
おんりー「…、俺も、そうだった。」
おらふくん「え?」
おんりー「俺も、勘違いされて、悪者扱いされた。でもね、おらふ。」
おらふくん「…?」
おんりー「おらふは、そんな人たちに負けるほど弱くない。今の自分を信じてあげて。きっと、いや、絶対大丈夫だから。」
おらふくん「うっ、うわぁぁぁんっ!」
おんりー「ヾ(・ω・*)なでなで」
おんりー様は優しく撫でてくれた。
おんりー「そうだ!試しに魔法使ってみない?」
おらふくん「…誰かに怖がられない?」
おんりー「大丈夫!俺しかいないからね。」
おらふくん「わかった。やってみる!」
おんりー「じゃあ、ここに向かって何でもいいから魔法出してみて。」
おらふくん「うん。氷魔法:集中」
おんりー「おらふやるじゃん!うまいうまい!」
何度も何度も、褒めてくれた。こんなの初めてだ。
おんりー「じゃあ特別に!俺の魔法も見せてあげる。」
おらふくん「え、いいの!?」
おんりー「うん。ちょっと強い魔法で危ないから下がっててね。」
おらふくん「わかった!」
おんりー「闇魔法:影分身」
おらふくん「わぁ!すごーい!!」
おんりー「そうかな…?たぶんおらふもできると思うけど…。」
おらふくん「そーなの?じゃあやってみたい!」
おんりー「よし!うーんとまずは…。」
おんりー「で、最後に自分が立派な魔法使いになってる場面をイメージして…。」
おらふくん「えいっ!」
僕は、目をつぶって力を込めた。
おんりー「ほら、見てみて!」
おらふくん「え、これ僕がやったの!?」
おんりー「そうだよ!頑張ったじゃん!!」
おらふくん「えへへ…//」
おんりー「あ、ならこれもできるかも…!」
おらふくん「え!?なになに!?」
こんな感じでたくさんの闇魔法を覚えた。
今の僕は、彼によってできたものなのだ。
めんside
俺の家は裕福とは言えず、魔物が出ると男たちは斧やら弓やらを持って戦った。
幼少期めん「おとうさーん!僕も斧持ってみたーい!」
めん父「そうだな、お前のも作ってやろう。」
幼少期めん「やったぁー!」
俺は斧を持てるということに喜んだ。
ある日、
村の住人「魔物が出たぞぉぉぉぉぉぉ」
めん父「いけるか?」
めん「おうよ!」
俺が11歳ぐらいの時かな?やっと戦うお許しが出た。
でも、その魔物は一味違かった。
めん父「うっ…。」
めん「父さんっ!?」
村の全員がやられてしまった。ただ俺は、その場で立ち尽くした。
すると…
おんりー「怪我、無い?」
男の人2人が目の前に立っていた。
おらふくん「おんりー様、僕どうすればいい?」
おんりー「とりあえず治癒魔法撒いといてくれる?」
おらふくん「りょーかい!」
おんりー「名乗り遅れたね。俺はおんりー。俗にいう魔王。」
めん「魔王っ…!?」
俺は思わず斧を構えてしまった。
おんりー「まぁまぁ、落ち着いて。…って、落ち着ける場合じゃないか。ごめんね。悪い人じゃないから大丈夫だよ。」
めん「そうなの…?」
おんりー「うん。あんなのただの噂だから。」
めん「そうなんだ…!誤解しちゃってごめんなさい。」
おんりー「大丈夫。あ、家壊れちゃったでしょ。俺たちについてくる?」
めん「いいの…?」
おんりー「うん。」
めん「じゃあ、これからよろしくお願いしますっ!」
おんりー「うん、よろしく。君の名前は?」
めん「俺はめん。」
おんりー「わかった。よろしく、めん。」
めん「うんっ!」
おらふくん「町全体に撒いといたで~?」
おんりー「ありがとう。」
おらふくん「はじめまして!僕はおらふ。おらふくんって呼んでな~?」
めん「俺はめん。これからよろしくね。」
そこからどんどん仲良くなって今の俺がある。
おらふくん「これが僕たちの過去です。一部の人たちは僕たちが操られてるとかいうけど。」
一同「…。」
めん「おんりー様の隣にいるのはおんりー様の人柄故なんです。」
おらふくん「そして彼は、何よりも自分が嫌いだった。」
めん「魔物はおんりーが操ってんじゃなくて自ら群がってきただけなんすよねw」
米将軍「群がる…。」
雨栗「おんりーは何をしに?」
めん「…全世界の魔物を倒しに行ったんだと思います。」
ぼん「え!?そんなの無茶だよっ!」
めん「もう、俺達にはどうすることもっ…。」
しばらくの沈黙が流れる。
おらふくん「…おんりーは、勇者に討たれたでしょ?」
ドズル「うん…。」
おらふくん「あのときおんりー、自分から望んで殺してって言ったんです。」
ルザク「自、分から…?」
おらふくん「そう。自分なんかがこの世にいないほうがいいって。」
めん「あの時の勇者困ってたよねw」
おらふくん「うんw」
ルザク「…おんりーチャン…。」
めん「なぁ、おらふくん。」
おらふくん「うん。」
めん「俺たちはおんりーを捜しに行きます。」
おらふくん「…独りにさせたくないので。」
ドズル「学校は…?」
おらふくん「休学します。」
めん「全力を尽くしたいっすから。」
おらふくん「みんなはどうするの?魔王が分かったって校長に報告するの?」
雨栗「…私達は…」
ルザク「言いたく、ない…。」
米将軍「…俺、も」
めん「え?なんで?魔王を、恨んでたんじゃなかったの…?」
ルザク「僕たちが…。」
ぼん「間違ってた…。」
米将軍「本当は、本当はっ…。」
ルザク「悪者なんてどこにもいなかったんだ…。」
おらめん「!」
ドズル「たしかに、おんりーが悪いとは言えないな。」
ぼん「おんりーチャンも、被害者の内…か」
おらめん「…」
雨栗「多分、校長に言っちゃったら政府の人間がこぞっておんりーを探すだろうから…。」
米将軍「言ってしまったら、おんりーチャンが…。」
一同「…。」
ルザク「ねぇ、おらふくん、めんチャン。」
おらふくん「何?」
ルザク「僕、おんりーチャン捜すの、手伝っていい…?」
めん「…は?」
雨栗「私も、手伝いたい…。」
米将軍「俺も…。」
おらふくん「え?でも…。」
ぼん「俺もおんりーチャン捜したい。…また一緒に、喋りたい!」
ドズル「僕も、またおんりーと一緒に笑いたい。」
めん「…どうする?おらふくん」
おらふくん「…」
おらふくん「みんなの意志を変える権利、僕らにはないよね。」
めん「…そうだなw」
ドズル「じゃあ…」
めん「みんなで、おんりーを見つけ出しましょう!」
ルザクside
今日でおんりーチャンを捜し始めてから1か月。いそうなところを見て回ったけど、目星もつかないから正直焦ってる。
僕が捜すって言ったのに。
雨栗「るざぴ?」
ルザク「今行く!」
今日は校長に定期報告の日。何とかして隠さなければならない。
コンコンッ
ルザク「失礼します。」
校長「進捗はどうだ?」
雨栗「だんだんと魔王の候補が絞られてきました。」
校長「そうか。引き続き頑張ってくれよ。」
米将軍「はい。」
ルザク「では、失礼します。」
校長「あぁ。」
雨栗「よし、これでひと段落だね。」
米将軍「バレなくてよかったぁ…。」
ルザク「ほら、早く捜しに行くよ!」
…そこの洞窟に魔物がいる。そりゃあ一人で全部倒すのは無理があるよね。せめてちょっとでも力になれば…。
ルザク「戦闘態勢っ!」
栗米「了解。」
雨栗「創造魔法:剣」
米将軍「水魔法:切り札・ウォータードロップショット」
効いて、ない…!?体力使うけど光魔法しか…!迷っちゃだめだっ!
ルザク「光魔法:光々破壊」
魔物「お主…。光魔法の使い手か。まぁよい、先に叩き潰そう。」
雨栗「…!?るざぴ危ないっ!!」
ルザク「え…?」
米将軍「そんな…。」
バカだ。油断してしまった。もう、そう長くはないだろう。最後に、おんりーチャンに謝りたかったなぁ…。
米将軍「よくも仲間をっ…。」
雨栗「創造魔法:盾」
雨栗「こめしょーっ!ここ入って!」
米将軍「ナイス!水魔法:集中・極」
魔物「ふんっ、効かないな。火魔法:拡散・極」
雨栗「うっ…。」
米将軍「ごめん、おんりーチャン…。」
おんりー「闇魔法:消喪音」(←消喪音を何と読むかはお任せしますw)
さんちゃんく(おんりーチャンっ!?)
おんりー「光魔法:再生」
おんりー「大丈夫?」
雨栗「来てくれたんですね。さすがです。」
ルザク「…ははっ。二回も助けてもらっちゃったなwやっぱりおんりーチャンは最強で最恐だね。」
米将軍「面白いこと言うじゃん!」
おんりー「…倒すの手伝ってくれてありがとう。じゃあ、俺はこれで。」
おんりーチャンは、どことなく寂しそうに、そういった。
ルザク「待って…!」
おんりー「…?」
ルザク「大変なのはわかるし、一区切りついたらでいいんだけどっ…。学校、帰ってきて欲しいな…。」
米将軍「俺たちだけじゃなくて、ドズル社メンバーも心配して待ってますよ?」
雨栗「私も、帰ってきてほしい。」
おんりー「…あははっ、みんな寂しがり屋だねwわかった。一回戻ろっか。」
さんちゃんく「よかった…。」
おんりーside
魔物を狩り続けて1か月くらい。自分から始めたことだし、疲れたなんて弱音は吐けない。でも、この人たちの前では甘えてもいいのかな…?
おらふくん「っ!おんりーっ!!…お帰りなさい!」
めん「おんりー様ぁ…。」
ドズル「お疲れさま。」
ぼん「大丈夫か?」
おんりー「もうみんな、泣かないでよ…。」
ルザク「改めて、僕たちを助けてくれて、本当にありがとう。」
おんりー「いいって。倒すの手伝ってもらったわけだし感謝するのはこっちだよ。」
おんりー「そうだ、おらふ、めん。みんなに過去の話、したの?」
めん「まぁ、一応。」
おんりー「そう。せっかくなら詳しく話してあげましょうか。俺が勇者に殺してって言ったってことは聞きました?」
ドズル「うん…。」
おんりー「俺が全く攻撃しない様子に違和感を持った勇者は探りを入れてきた。」
おんりー「質問に嘘一つ交えることなく答えたら勇者は手を震わせていたねw」
おんりー「でも、俺が生きていていいことがないのは知ってたから殺してと言ったんです。」
おらふくん「でもっ…!」
めん「おんりー様っ、俺達はっ」
おんりー「知ってる。」
おんりー「討たれる前、二人のことだけが心配だった。」
おんりー「でも、二人とも強いし優しいし大丈夫かなって」
おんりー「俺は二人を心の底から信頼してましたから。」
思わず俺の顔から笑みが零れる。
おらふくん「っ!」
めん「っ!」
おんりー「まぁ、討たれたとしても二百年後ぐらいに復活したんだけど…」
雨栗「?二百年?三百年じゃなくて?」
おんりー「そう。実は今から二百年前くらいには復活していました。」
おんりー「それから九十年ほど一人で魔力をひた隠して生きてきたんです。」
おんりー「でもおらふくんとめんに会いたくなって…」
おんりー「魔力使ってテレポートしました。」
おんりー「そしたら魔王が復活したってバレちゃってw」
おんりー「そこからは皆さん知っての通りかと…。」
米将軍「…。」
おんりー「光魔法で心臓を撃たれて跡形も残らなかったのに復活するって本当、気持ち悪いですよね。」
ルザク「そんな…」
ルザク「自分を卑下しないで…」
おんりー「…え?」
おんりー「でもこれは正当評価で世間一般の…」
雨栗「世間一般とかそうじゃなくてさ…」
雨栗「なんていうか…こう…!」
おんりー「…?」
米将軍「おんりーチャンが優しいっていうのは紛れもない事実で…!」
米将軍「なんだろう…上手く言えない…」
ドズル「僕も…上手く言えない…けど…」
ドズル「僕たちはおんりーに一人になって欲しい訳じゃなくて…」
ぼん「うーんと…えーと…」
ぼん「俺達も傍にいたい?っていうか…」
雨栗「それですぼんさん!」
ぼん「え?」
米将軍「そうだ…。俺達もおんりーチャンの傍に居たいんだ!」
ドズル「だから自分を卑下して欲しくないというか…!」
ルザク「そうだ…そうだよ…」
ルザク「おんりーチャンの良い所は僕たちも知ってるんだよ」
ルザク「だから…その…」
ルザク「友達…に…ならない?」
おんりー「……あは、あははっw」
ルザク「え?」
おんりー「なんかwごちゃごちゃになっちゃってるよ?w」
おんりー「傍にいたいって言ったら、友達になろう?って…w」
おんりー「順番逆でしょw」
おんりー「まぁ…でも…」
おんりー「友達なら…」
おんりー「なってもいいかな?//」
こんなこと言い慣れてなくて思わず口籠る。
おらふくん「…!w可愛い~!」
おらふくん「おんりー可愛い~!w」
おんりー「はぁ?んな訳ないでしょ」
めん「wそうだな、ちょっと可愛いかも」
おんりー「めんまで何言ってんの?」
ルザク「…ww否定できないよw」
雨栗「wあれは…ね?w」
米将軍「なw?」
ドズル「初めて見た…!おんりーの照れ顔…!」
ぼん「激レアだ…記憶に刻み込んでおこw」
おんりー「ちょっと…!やめてください!」
おらふくん「www」
なんかげらふくん出ちゃってるけど…。
ここまで楽しいという感情を感じたのは初めてだった。
それからるざぴが光魔法の練習をして、様々な場所に散りばめられた俺の魔力を浄化してもらった。
…まだ、あの場所の魔力は残ってるけど。
そしてドズさんたちは政府関係の人間に説明して魔王を追わないことを約束してくれた。
おそらく政府の人間もドズさんやぼんさんの頭の良さを買ってのことだろう。
俺にとって、俺達にとってきっとみんなと一緒に居れるのはほんの少し、刹那の瞬間なのだろう。
だけど…、刹那だからこそ大切にしたい。きっとみんな、先に逝ってしまうのだろうから。
でも、それでも…
大切にしたいと思ったから、俺は…みんなと一緒に居れる今を楽しむことにするよ。
それが、生きるって事なんだと思う。
俺のことを救ってくれて、ありがとう。
みんなのおかげでこの気持ちを知れたんだ。
俺、これから頑張ってみるよ。
そして…
いつか、いつか…全て、自分の全てを受け入れられますように。
最強で最恐の魔王様には想像がつかない過去がありました!? ~Fin~
いやー、まさか15000文字になるとは…。笑
予想外ですね。なんか楽しくなってきちゃって!何度も何度も読み返して、ここはこっちの表現のほうがいいかなー?とか、口調変わる瞬間作ってみようかなー?とか…。
一番頑張ったのが、どうやって最後に持っていくかを考えたところなんですよねw
ほら、私。この前言ったような気もするんですけど、本当に思い付きで書いてるから、最初のほうはテーマ固まってても、最後どうするかとか決めないんですよね。
だからまとまらなくなっちゃったりするんですけどwww
みんなには感動してほしいからさ?←は?
ま、とりあえずこれでお話は終わりです!最後まで読んでくれてありがとう!!
またお会いしましょ~!
せーの?
おつ主~!!