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私は螟「を、見ていた。其れは長いような短いようなそんな感じの螟「だった。
私は赤い絨毯の上で目が覚めた。周りは本棚で照明は、明るかった。
「…。ここ何処。ていうか眩しすぎる、」
そこは綺麗とは云えなかった。ただただ怖い、という感情以外出てこなかった。
私は扉を開けて取り敢えず探索してみることにした。
扉を開けるとそこには、沢山の絵画と扉、そして灯、偶に何かの骨みたいなものがあった。私は心の中で〈…気持ち悪すぎる。此処の家主は趣味とか頭とかが違うんだ…〉と思った。
少しするとある扉が目に入った〈私が目覚めた部屋の扉と似てるな…〉と思い、そっと開けてみた。すると中から少女の泣き声が聞こえてきた。
少女は赤い絨毯の中心で『ここどこ?…こわいよ…みんな、どこ?』と云いながら泣いていた。あの様子だとこちらから近づくと怯えてしまうだろう…だから私は近づかない。という理由をつけて私は其処から立ち去ろうとした。
何故かそれは〈え?何で其処で泣いてるの?え?怖いよ?此処の家主の趣味とかも怖いけど、君も怖いよ?〉と思っていた。かなり失礼だろう。話は戻り立ち去ろうとした瞬間
私は後ろから誰かに押された
「え?」
ドザッという物音に少女は此方を見て。一言『…だれ?』私は思った当たり前だろう。目の前に知らない人がいるのだから、と。
私は「えっ〜と…大丈夫?名前は?」と云った。次の瞬間。少女が、大泣きした。
何とかして少女を泣き止ませる事が出来た。私は力尽きた…と思いながらも、寝転がりながら「名前とか、歳とか、親の居場所とかわかる?」と云った。
少女は『お名前?わたしはね〜鬥吝シ・っていうの!10歳!お父さんとかお母さんとかは…わからない。孤児にいたの!』鬥吝シ・は私に笑顔で自分の事を話してくれた。喋り方が凄く幼いのは孤児に居たからだろうか。
「お姉ちゃんはお名前なんていうの?」そう質問してきた。
『私は…』其処まで云えた。いや、其処までしか云えなかった。何故か
記憶が、なかったからだ。
確かに今までのことを考えると、ここが何処なのか、出口は在るのか、など考えることしかしておらず。自分の名前、歳、親の事、そして、ここに来る前の、記憶という大切なものをなくしてしまって居た。
『お姉ちゃん?』鬥吝シ・は何故か吃驚していた。其れは私が泣いていたからだ。理由は、何となく予想がつく。こんなことで泣いてしまうのは何故かわからない。私は急いで泣き止み、
「私、記憶が、ないの(笑)だから、適当に呼んでいいよ」と云った。
『…分かった!じゃあお姉ちゃんがお姉ちゃんの事思い出すまで、わたしお姉ちゃんって呼ぶね!』私は笑った。鬥吝シ・も笑った。
此処から私達二人の冒険(?)が始まる。
(多分続く)