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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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──────いえもん視点──────

湖に降り立てば最初に目に入るのは美しい湖だった。風が凪いでおり、波紋が広がっている。太陽な光に反射した光はキラキラと輝いており、宝石を散りばめられているかのようだった。湖の周りは大理石によって囲われていて、まるで噴水のようだった。

しかし、周りに家はなく、湖を中心として開けた広場のようになっていた。…家があったであろう跡が全くなく、それほどまでに酷かったことを伺い知れる。


「──────…──────」


どこからか声が聞こえる。この街の人だろうか?そう思い振り返れば、呟いていたのはビビさんのようで下を向いており、何を考えているのか、呟いているのか聞き取ることが出来ない。

よく聞こうと耳をすませば突然、彼女の乾いた笑い声が聞こえる


「ははは……はっはっはっはッッ!!!」


乾いた笑い声を上げた後、歪な笑い声が聞こえる。ビビさんが笑いとともに顔を上げ、歪んだ笑みを見せる。髪は乱れ、小さな耳が見える。しかし、紫色のモヤのようなものが耳の周りにまとい、一瞬で鋭利な耳が現れる。耳に銀色の光を待とうピアスやイヤーカフがところ狭しと並んでいる。


「さぁッ!!!獣人様ッ!生贄を持ってまいりました…!!だから……ッだから…ッどうか…ッ!!!」


ビビさんは歪んだ笑みをしながら涙をうかべる。目の焦点はあっていなく、どこを見ているのか分からない。


「…かしこまりました。今、解放いたします。…食べたあとで♡」


どこからか声が聞こえると、突然目の前に燃え盛るように真っ赤な髪をなびかせる長髪の女性が現れる。赤茶のキャップを被っており、瞳は紫色の聡明そうな瞳を持っているが、その瞳は濁り切っている。


ビビさんはそのものが現れるや否や恐れおののくような、崇拝するような、そのものにひざまつく。顔色は青白く、体は小刻みに震え、先程までの笑みがひきつり、祈るように手を合わせる。


「…ぜんさん?何やってるんですか?」


めめさんが呆れたかのようなため息を声に混ぜる。しかし、そんなことを言われてもそのものは怖気付くどころか、挑発的な笑みを浮かべる。


「はいガ〜ル?オトナをからかうのはよ・し・な・さ〜い?」


妖艶の笑みを浮かべるそのものはめめさんの顎に人差し指を添え、声から自信が溢れている。

めめさんは顔をしかめる。雰囲気から嫌そうなことが伝わる。

そんな光景を見るれいまりさんは笑いを堪えるのに必死のようで、抑えた口からかすかに笑いが漏れている。…全てを知っているから笑えるのだろうが、俺からすればよく分からないことが展開しているわけで、状況理解に苦しむ。


「はぁ…しばらく会っていない間に忘れましたか?私、あなたの魂覚えているんですよ?舐めないでください?」

「ぜんさんだった場合、相当やばいことやってますよ?大丈夫ですか?」


めめさんと菓子さんがそのものに詰めよれば、かんねんしたかのようにため息混じりに手を広げる。


「…どーして生贄が…運がないな〜」


ぽんっと音が鳴ると、白い煙がもくもくとそのものを中心として広がっていく。そのもののシルエットが変わっていることが煙越しに理解出来る。


「ど〜も〜久しぶりです。ぜんこぱすですよ〜。はぁ…全く、せっかく演技完璧だったんですよ?」


ぜんこぱすと名乗ったものは先程までの容姿とは全く違う容姿へと変わる。

燃え盛る炎のような長髪は水色掛かった白髪で少しくせっ毛のような短髪であった。瞳は紫色の濁ったものではなく、薄く張ったよ水色の氷のようである。赤茶のキャップは消え失せ、髪の色と同じ色のくまの耳が頭部に現れる。

長身の女性のようなシルエットから小柄で小さな青年のようなシルエットになっている。違和感があるとしたら頭部に生えたくま耳だろう。


「そりゃあ魂の形覚えてますから、舐めないでください」

「そういう割にはメテヲには気づいてくれなかったけどねッ!」


めめさんが自慢げにいえばメテヲさんがじとりとめめさんを憎々しげに見つめる。と、いってもそこまで本気で睨んでいる訳ではなく、軽く、と言ったようなものだ。


「いや、魂の形変わっていたので…しょうがないです。」

「あら?そうだったの?」

「ボスひっど〜いッw!」

「言い訳はやめた方がいいですよw」


めめさんのあらを見つけた村民は一斉にたたき出す。…ボスでも容赦ないな、この人達。菓子さんは純粋な驚きだったが、それ以外は悪意がこもっていた。


「あ…ぇ……?」


ビビさんは状況についていけていないようで、いつの間にか涙は流れておらず、困惑している。


「あ〜…とりあえずぜんさん、解放?してあげてください。」


めめさんは耳を塞いでいたがビビさんを視界に入れれば、閉じていた手をどかし、ぜんさんに向き直る。

ぜんさんは少し悩んだ後、あぁ、と思い出したかのように明るい声で言う。




「──────食べちゃいました!」




















ここで切ります!いや〜書き始めるの遅れたので、今日投稿出来ないと思ってましたができて大満足です!!そろそろ物語も終盤に…て言うの何回目ですかね?まあ、とりあえずぜんさんをやっと出せたので大満足です!全員集合…では無いですね、出てはいますけど、仲間に入ってない人外ハンターさんが…。まあ、そろそろ伏線回収や、過去編…は番外編として紹介するかもしれませんね〜。頑張ります!なかなかの長編に驚きを隠せない…とりあえず!完結はさせますので!ご安心あれ〜!

それでは!おつはる〜

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