翌朝
私はリオ君のベッドから起き上がり、大きい欠伸をして目を擦る
菜月)んぅ…ゴシゴシ……
少し目を擦り…窓辺をボーッと眺めていると隣で寝ていたリオ君が私の腰に腕を巻き付けて抱き着いてきた
菜月)ん”〜…ヨシヨシ
リオ君の頭を優しく撫でるとリオ君が目を開けてくわぁーっと大きい欠伸をした
リオセスリ)……お”はょ…
リオ君はスリスリと顔をこすり付けて来て優しく「おはよ」と声を掛けるとヘラっと緩く笑った
菜月)ん”〜……ご飯…
リオセスリ)もう少し…眠い……
菜月)やだぁ…ご飯……
リオセスリ)俺もヤダ……
菜月)うなぁ”…
リオセスリ)はぁ〜…落ち着く……スンスン
菜月)嗅がないで変態…ベシッ
しっぽで頭をベシベシと力強く叩くとリオ君は飛び起きしょもんとしながら服を着始めた
菜月)…筋骨隆々……
体を縮め膝に顔を乗せにへぇと笑うとこちらを見ていたリオ君は顔を真っ赤にさせて顔を逸らした
菜月)o。.( ´O`)〜〜
大きな欠伸をして体をググッと伸ばしノソノソと顔を洗いに洗面台に向かう
顔を洗ったあとはリビングにて私とリオ君のご飯を作る
菜月)〜♪
ちょっと怪しい匂いするけどね!気のせい気のせい!
リオセスリ)おい菜月ちゃん、変な匂いが……
菜月)ん〜?なに?
リオセスリ)……な、何を作っているんだ?
菜月)??美味しい美味しいハンバーグだよ?
リオセスリ)はん…ばー…ぐ……?
…この人……なんて顔してんだ?
明らかに汚物……いや、そこまで酷くないな…でもなんか酷いぞ?
菜月)ハンバーグよ!ここからちゃーんと見てなさいよ?
リオセスリ)いや、明らかにそのから無理だと思うぞ?
菜月)安心なさい!私は神様ぞ?
リオセスリ)神様でも難しいぞ?その見た目で後からなんとかなるは怖いぞ?
菜月)投げつけてやろうか💢
リオセスリ)…何をするつもりなんだ……?
菜月)こうするのー!ウヘヘヘ
リオセスリ)君のそういう所は本当…嫌いだわ……怖い
菜月)えっとね〜…
余りにもここからやばいのでカット
リオセスリ)……???????????
菜月)できたよ!
彼の目の前にあるのは…余りにも美味しそうなハンバーグ
変な匂いも…色も、見た目していない……
つまり…今彼が狼狽えているのは…「これは食っていいものなのか?」だ
菜月)エヘッ!
リオセスリ)…ちょっと待て?
一旦待てが入りました
菜月)ん?
リオセスリ)これは食ってもいいものなのか?教えてくれ?菜月さん
菜月)食べてもいいものだよ?美味しいよ!結構マジのガチ!
リオセスリ)だ、誰か食べたことあるのか?
菜月)空くんたちはちゃーんと知ってるよ!
リオセスリ)(あの子たちは…この見た目になる前の料理(多分)を知っているのか?)
※知りません
菜月)大丈夫!死人は出てないよ!
死人は出てないが…
空)( ´☁︎` )。՞。゚՞ブクブク
魈)お、美味しい…が、なんだ…これ
菜月)え、美味しくない?
万葉)な、何か違う気がする…だ、ござる
菜月)何か違う!?
と、言うことがあった
多分…問題は無い……(では何故異常者が出ているのだろうか……)
リオセスリ)…(口にしたくない……)
菜月)??ほら、あーん!
フォークを使いリオ君の口元まで持って行くと…一瞬戸惑いながらもパクッと食べた
菜月)どう?美味しい?
リオセスリ)……あ、あぁ…(なんか…美味いんだが?)
菜月)ほんと?やったー!
リオセスリ)(いや、マジで美味い…なんか舌ピリピリするけど_)
しばらく口をもぐもぐとさせていたリオ君なのだが…突然口を止め口元を手で覆った
菜月)??私変なもの入れてないよ?どうしたの?
リオセスリ)…怪しいものを入れてないならなんでこんなに美味しいんだ……?
結構真顔で…真剣な顔で物申してくる
菜月)??神様だから?
リオセスリ)それでいいのか…?お前はそれでいいのか?
菜月)まぁ元から料理は得意だし…「焼けば」美味しくなるもの、焼く前に食欲をそそられるなんて「目」だけのもの…匂いなきゃもっと……そそられないでしょ?笑
小首を傾げ「ね?」と妖艶な笑みを浮かべるとリオ君は顔を真っ赤にさせそっぽ向いた
菜月)んふふ笑ほんと可愛いね〜君は笑
リオセスリ)〜〜ッ…この人はァ……💢
菜月)可愛いよ〜とっても、ね笑
リオセスリ)あ、あんた…そんな風に男を煽ってるといつか夜中に襲われますよ……
菜月)私の事を好き勝手出来ると思う?あと焦ってるね?笑
人差し指でリオ君の頬を突っつくとリオ君は唇を拭き…私の手を突然握り緩くキスをされた
菜月)ワンは?
リオセスリ)…ワン……
菜月)うふふ笑ほんと可愛いわね〜笑
リオ君の頬を撫でると凄い不服そうな顔をしながらも私の手にスリスリと顔をこすり付けて来た
菜月)さ、仕事に行こ?やる事今日もあるんでしょ?
リオセスリ)はぁ〜…あんた、男を唆しすぎでしょ……
眉を八の字にさせ頭を抱えものすごく不服そうな顔をした
菜月)ほらほら!頑張ってお仕事しようね〜
菜月)頑張ったらご褒美あげちゃお〜笑
ポンポンと優しく頭を撫でてから部屋から離れ空君達を探し始めた
コメント
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絡みがてぇてぇ案件過ぎて...! まじ天才です!