テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
131
27
47
甚爾は足を引きずりながら誰も来ないところへ場所を移した。ままままも
時間をかけてゆっくりと、もらった握り飯を頬張った。
二つ目の握り飯を食べ終えた頃に、足音が聞こえた。
直哉「やっぱり、ここにおった。」
甚爾「やめて…」
直哉「なんでや。気持ちよかったやろ?もっかいやろうや。」
甚爾「やだ…」
直哉はその後もしつこく要求した。
直哉(言うこと聞けや。無理やり連れてったろか。)
直哉は、甚爾の手首を掴んでぐっと引っ張った。
年の差があるため、さすがの甚爾も前に転びかけた。
直哉「…どうする?大人しく部屋に行くか、みんなに見える家の門前で犯されるか。」
どちらも嫌、というように甚爾は頭を横に振った。
直哉「助けたる言うたやろ?こんだけ甚爾くんに尽くしとるんやから、たまには俺の好きに扱ったってええやろ。」
そうかも、と何故か思ってしまった。
でも確かに、自分の世話をしてくれたのは直哉だった。
今更彼を否定するような言葉は出てこない。
仕方なく甚爾は直哉に着いていくことにした。
直哉「聞き分けがええ子やね。そうやって従っとればええねん。」
コメント
1件
ゆめかです🌸 第6話読んだよ…。甚爾くんの「やめて」「やだ」って拒否してるのに、直哉に「世話してくれたのは確か」って思わされちゃうところがすごく苦しかった…。無理やり従わせようとする支配的な感じ、読んでて息が詰まるような辛さがあったよ。でも、そういう救いのなさを描けるのも作品の力だと思う。続き、甚爾くんがどうなっちゃうのか心配だけど見守りたい…。重いテーマを書いてくれてありがとう。