テラーノベル
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はーい(ⓞꈊⓞ)ノ今回ももちろん(?)キャラ崩壊してますね!皆様なんであんなに原作通りというか近い感じで書けるのでしょうか…やはり才能なのでしょうか?いや、異能力者か…
本編スタート!
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彼女の明るい声が冷え切った部屋を溶かすように広がっていく。
太宰は、中也から溢れる重々しい空気が和らいでいくのを感じた。
「あぁ、悪ぃな。待たせちまって」
「うぅん、大丈夫!」
「お仕事お疲れ様!」
「おう」
中也の表情が柔らかい。太宰はその場で動けなかった。
「…なんだい、あれは」
太宰は信じられないというばかりに中也と彼女を見つめる。先程まで、その場にいる人間全員を視線だけであの世へ葬れそうな勢いだったというのに、今となっては最早面影すらない。
「…もしかして」
「二人って恋人同士なのかい?」
太宰が二人に質問すると、彼女は一瞬きょとんとした顔を見せたあと、
「はい、そうですよ」
と、まるで当然というように答える。
「………」
太宰は己の耳を疑った。あの中也に恋人がいるというだけでも鳥肌ものだというのに、そのお相手が先程まで自分が好みだと思っていた女性であったことが何よりも恐ろしい。
「なんかいえよ」
太宰があまりにも反応を見せないため、中也が怪訝そうな顔で話しかける。
「……く」
「あ?」
「最悪」
「は?」
「最悪、うわ最悪」
「…せっかくの美人さんだと思ったのに」
小さな声で何やらブツブツ呟いているかと思うと、苦虫を噛み潰したような表情で同じ言葉を繰り返し、大きなため息をついた。
「なんだよ急に」
「いやぁ、真逆中也の恋人だったとはねぇ」
「これは予想外だったよ」
中也は鼻で笑う。
「知るか」
「…でも」
太宰はふっと口角を上げた。
「考えようによっては、悪くないか」
「あ?」
「これはこれで面白い」
「それにしても、中也にも春が来るんだね」
「…うるせぇ」
「ふふ、実に面白いじゃないか」
「さっさと帰れ、この青鯖が」
「?」
彼女は、あまり状況を理解できていないのか二人の会話に首を傾げることしか出来なかった。
太宰は、彼女と中也を交互に見つめる。
そして、ふっと笑った。
ーーこれは、しばらく退屈しないで済みそうだ
その場にいる者たちは、嫌な予感しかしなかった。
コメント
5件
好きです マジで、文章よき。めっちゃすき これからも、頑張って!
第42話、読み終えました! タイトルの「最悪で、最高の発見」、めちゃくちゃしっくりきましたね…。太宰さんが中也さんの恋人を見つけて「最悪」を連発する場面、あの複雑な表情が目に浮かぶようでした。でも最後に「これはこれで面白い」って笑うところ、やっぱり太宰さんらしいなあと。彼女の存在が中也さんの新しい一面を引き出していて、二人の距離感の描き方がすごく好きです。この先どう転がっていくのか、気になって仕方ないです!