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人の心が読める君

4 - 第4話

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2025年12月04日

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放課後の廊下。

りうらはクラスメイトの女の子と、スポーツの話で笑いながら話していた。


〈そうそう、この間の試合さ〜〉


「あー、それ見た見た!めっちゃすごかったよね」


軽い雑談だったのに、りうらの顔も自然とほころぶ。

そのとき


「……りうちゃん、楽しそうやな」


低い声が背後から聞こえ、振り返ると初兎が立っていた。

手はポケットに入っているけど、視線がちょっと鋭い。


『あ、初兎ちゃん……』


「……その子と何話してたん?」


女の子がちょっと気まずそうに笑い、りうらも思わず手を合わせる。


『ただの部活の話だよ!』


「……そうなん?」


初兎は少し口を尖らせ、腕を組む。

その表情は、怒っているというより、ほんの少しだけ嫉妬してる感じ。


「俺、りうちゃんの話相手は俺だけやと思っとったのに」


『なにそれ、かわいい……』


初兎はむっとして、顔を赤らめる。

でもすぐに、少し離れたところから手を伸ばして、そっとりうらの手を触れずに腕に添えるような距離で寄る。


「冗談や。ほんまに、ただ気になっただけや」


『……やっぱり、独占欲強いな』


初兎は腕を軽く引いて、照れくさそうに目をそらした。


「……そ、そんなことない!ちょっと嫉妬しただけや!」


りうらは笑いをこらえながら、心の中で思った。


(……やっぱり、かわいいな。怒っても嫉妬しても、全部初兎ちゃんらしい)


そして二人は、そのまま肩が触れない距離で一緒に歩き出す。

りうらは自然と笑顔になり、初兎も少し照れながら、でも嬉しそうに横を歩いていた。


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