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君と結ばれるために生まれてきたんだ。
君とずっと一緒にいたいから。
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(こさめ視点)
らんくんのあの反応多分黒だなぁー
らんくんって意外と顔に出ないタイプみたい。
声は少し震えてた。まぁ同じ学校だったわけでもないしなんで知ってるんだろうって思ってるだろうね。
あの日のことを知ってるのは、、、、
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(らん視点)
あの日俺は取り返しのつかないことをした。
あの時も梅雨ぐらいの時期だった。
俺は監禁されてた。いや両親に監禁されてたからそう言うのも違うかもしれない。別に実の親ではないんだけど。だから愛情というものを知りたかった。1人だけまだ実の親が亡くなる前に仲良くしてた子がたまに窓から入ってくることもあった。そのおかげで1人じゃなかった。
外の世界を知りたかった。
お日様の下を久々に歩きたかった。
だからその子を閉じ込めた。
俺が監禁されていた場所へ。
でもうまくいかなかった。すぐに義両親が気づいたみたい。いつのまにか全国ニュースになって、俺の居場所は無くなって。俺は何も知らないであろうこの地に来たのに。
なんでこさめは知ってるんだろう。
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平穏に終わるはずだった六月の記憶