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翌年の4月。
ありさの実家に行ってみる事にした。
逢沢は、ありさの死を受け入れる事が出来ず、仏壇に手を合わせる事もしていなかったのだ。
ありさの実家に着くと、ありさの母親が出迎えてくれた。
あけみ「逢沢とおる君だよね?待ってたわよ」
逢沢「もっと早くに来たかったんですが…」
涙を堪えながら応えた。
部屋の中に入れてもらい
あけみ「これがありさの仏壇よ」
ありさのの笑顔の写真が置いてあった
あけみ「ありさの笑顔が好きで、とおる君と一緒にいる、ありさが1番良かったから、この写真にしたのよ」
昨年の夏の花火大会の時の写真だった。
逢沢は、ありさの仏壇に手を合わせた
逢沢「ありさ…ごめんね…」
あけみ「ありさも、とおる君の気持ち分かってると思うから大丈夫よ。あとこれなんだけど」
あけみは、スマホと写真を手渡した。
あけみ「あの子、スマホに日記を書いてたみたいなの」
写真を手に取り見てみるとそれは、ふたりが初めて朝日を見に行った時の写真だった。
逢沢「日記見てもいいですか?」
つづく