この作品はいかがでしたか?
201
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「で?その生活を聞いたってのは?具体的に?何?」
俺が話を切り出せばヅラが答えた
「あぁ、それについてだがまずは銀時の過去から説明した」
「過去を知らないとなると途中でなんのこっちゃになるだろう?」
「まずは先生が捕まる前までの話を先生にしてもらった」
「そして捕まったあとの話を俺等からさせてもらった」
「その後、俺達が離れ離れになってしまっただろう?」
「そこの空白は前貴様に聞いたこととお登勢さんからの話を混ぜた」
「とりあえず俺達が伝えた過去はここまでだ」
とやっとヅラの長い説明が終わった。無駄に長くてめんどいんだ。
安堵していいのもつかの間。次は生活の説明について話しだした。
ただ、長いのはめんどいのでみんなで無視することに。
それから10分後
やっとヅラの説明が終わった(デジャブ)
まぁ、これを聞いて気になったのは…反応だ
松陽はどんなふうに感じたか、思ったか…幻滅されていないか
嫌われてはいないか、捨てられはしないか………気になる
「松陽はどう思ったの…?」気づけば漏れてた本音に少し焦る。が
そんな焦りは松陽が当たり前かのように返事することですぐに消えた
「確かに、心配になることもありますが」
「貴方らしく育ち、貴方のやり方で何もかもを、大切なものを」
「私の大切な、護りたいものを護ってきてくれたのは伝わりました」
「だから、感謝も覚えました。でも…あまり背負わないでください」
松陽から告げられた言葉たちに安堵していれば思いもよらぬ
回答が返ってきて思わず「へ?」と間の抜けた声が飛び出た。
「それってどうi」「そのままですよ」俺の言葉を遮って言う。
「過去は貴方一人のものじゃないでしょう?」
「小太郎たちもいるし、私だっている」
「貴方一人が背負い、絶望し、座り込んだり、立ち止まったりする
必要はないでしょう?」告げられていくその一言一言に目が
徐々に見開かれていく。気づけばまた泣いていた、 ツー…と
見開かれた目から一粒、また一粒と流れていく。やがてそれは
とどまることを知らないかのように流れ始める。必死に止めようと
涙を乱雑に拭おうとすれば手が誰かに止められた。高杉だ。
なに、と言おうとしたがあまりにも真剣な瞳に圧倒された。
しばらくの間沈黙が続いたあと高杉が口を開いた。
「乱暴にするな、目を痛めるぞ」と言ってきた。
その言葉を理解するのに少し時間がかかった。その間俺は
さぞかし間抜けな顔をしていただろう。なんせ「へ?」なんて
言ったんだから。理解したら不意に顔が熱を持ち始めたのを理解し
顔をパッと下げた。そうすれば優しい手つきで目元の涙を拭われる
もんだからもうキャパオーバー。顔がヒートを起こした。
「ぁ、ぅ…」なんて言っていれば高杉が優しい声で「銀時ィ」
なんて言うもんだからもうパンク。限界すぎて倒れそうなったら
誰かにあたった。誰だと思い顔を上げればそこには鼻血を垂らした
松陽。…一瞬で身の危険を感じた。バッと離れて小太郎に必死に
くっつく。松陽が残念そうな顔をしているが無視だ。ちらっと視線を
上にやれば優しい顔で少し赤面しながら微笑んでいる小太郎がいる。
逃げるかどうか悩んだがまぁいいだr ちゅ
ん?ちゅ?ちゅってなn ちゅ 「…はぁ!?」 思わず声に出た。
しかしすぐ塞がれる。「んん!ん、ふぁ、ぁ、…ん、んぅ 」
抗議の声をあげようとしたが、キスによって塞がれ、俺の気持ち悪い
掠れた男のものとは思えぬ高い声が漏れる。あぁ、くそ!もう
どうにでもなれ!と半ば投げやりになれば馬鹿5人の姿が見える。
は?と思ったがキスされていれば声が出せず喘ぐことしかできない。
う〜と唸りを上げていればやがて唇は離れていった。
「くそ、何すんだよ」といえば「可愛かったのでつい」と返ってくる
こいつ…眼科行ったほうがいいぞ…小太郎の目は節穴だと思います。
まぁそんなこんなで真選組と晋助たちの争いも無事解決(ほぼ俺)
解決の仕方は意外と簡単だった。同じ話題を話させた。
何がとは言わないが可愛いよなという話。(俺が)
夜になって縁側に座っていれば肩を扣かれた
ん?と首をかしげて見上げれば晋助達と真選組がいた。
「なんだよ」と聞けば簡単だが「話がしたい」と返ってきた。
何の話かと身構えたが、普通の話だった。(普通ではない)
なんで普通じゃないか?俺が可愛いっていう話だったからだよ。
ちなみに松陽は晋助たちとはいつからなのか聞いてきた。
まあ、無視一択だが。そうやって無視していれば松陽はキスを
してくる。それは誰よりも俺が知っている。ただ小さい時は
おでこやほっぺだった。なぜ過去形なのか。それは今まさに
口にされているから。抗議の声をあげる暇もなく口を塞がれる。
まぁ、松陽ならいいだろう。だって、俺の初の恋人だったし…
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